2024年7月22日月曜日

1サムエル30章

 1サムエル30章


世界が消えても、なくならないのは神様のことばだけです。本当に世界は消えます。イエス様は「天地は消え去ります。しかし、わたしのことばは決して消え去ることがありません。」とおっしゃいました。(マタイの福音書 24章35節)天地の前に、身の周りで失うことはよくあることです。お金がなくなったり、時間がなくなったり、力を失ったり、大事な人を失ったり、健康を失ったりです。絶対になくならないのは神様の言葉です。失った時こそ、神様の言葉を求める時です。


ダビデと兵士たちが帰ってみると、なんと町は敵に襲われた後でした。家も家財も全て焼却炉の真っ黒いゴミのようになっていました。そして家族は全員連れ去られて消えていました。

気力を失い、ただ泣くしかありませんでした。そして、泣く力も失いまいした。



(1から5節)

1,ダビデとその部下が三日目にツィクラグに帰ったとき、アマレク人はすでに、ネゲブとツィクラグを襲っていた。彼らはツィクラグを攻撃して、これを火で焼き払い、

2,そこにいた女たちを、子どもも大人もみな捕らえ、一人も殺さず、自分たちのところへと連れ去っていた。

3,ダビデとその部下が町に着いたとき、なんと、町は火で焼かれていて、彼らの妻も息子も娘も連れ去られていた。

4,ダビデも、彼と一緒にいた兵たちも、声をあげて泣き、ついには泣く力もなくなった。

5,ダビデの二人の妻、イズレエル人アヒノアムも、ナバルの妻であったカルメル人アビガイルも連れ去られていた。



悲しみと不安は怒りに変わります。兵士たちの怒りの矛先はリーダーであるダビデに向けられ、人々は殺そうと言い出しました。ダビデは部下からの信頼も失いました。残されているは、ただ神様の言葉だけです。



(6節から8節)

6,ダビデは大変な苦境に立たされた。兵がみな、自分たちの息子、娘たちのことで心を悩ませ、ダビデを石で打ち殺そうと言い出したからだった。しかし、ダビデは自分の神、主によって奮い立った。

7,ダビデは、アヒメレクの子、祭司エブヤタルに言った。「エポデを持って来なさい。」エブヤタルはエポデをダビデのところに持って来た。

8,ダビデは主に伺った。「あの略奪隊を追うべきでしょうか。追いつけるでしょうか。」すると、お答えになった。「追え。必ず追いつくことができる。必ず救い出すことができる。」



世界が消え去った時でも神様の言葉は決してなくなることがありません。ダビデは全てを失い、最後に今、殺されかかっています。それでもダビデは神様の言葉を求めました。どんな絶望の中でも神様の言葉がなくなることはありません。ダビデは神様の言葉を聞き、それを信じて行動を始めました。



(8節から10節)

8,ダビデは主に伺った。「あの略奪隊を追うべきでしょうか。追いつけるでしょうか。」すると、お答えになった。「追え。必ず追いつくことができる。必ず救い出すことができる。」

9,ダビデは六百人の部下とともに出て行き、ベソル川まで来た。残ることになった者は、そこにとどまった。

10,ダビデと四百人の者は追撃を続け、疲れきってベソル川を渡れなかった二百人の者が、そこにとどまった。



神様は無から有を作った方です。暗闇から光を作った方です。死から命を生み出すことができる方です。神様の言葉は単なる音声や文字ではなく、出来事となります。必ず実現することがです。

神様の言葉の通りにダビデは行動しました。

既に力はありません。それでも信頼すべきは自分の力ではなく、神様の言葉でした。200人は疲労のため川を渡ることができず、残る400人だけで追撃を続けました。その結果、神様のみことば通りになります。敵がお祭り騒ぎをしている場所に神様が導いてくださり、神様が「必ず救い出すことができる」(8)とおっしゃった通りになりました。



(10節から19節)

11,兵たちは野で一人のエジプト人を見つけ、ダビデのところに連れて来た。彼らは彼にパンをやって、食べさせ、水も飲ませた。

12,さらに、ひとかたまりの干しいちじくと、二房の干しぶどうをやると、そのエジプト人はそれを食べて元気を回復した。彼は三日三晩、パンも食べず、水も飲んでいなかったのである。

13,ダビデは彼に言った。「おまえはだれのものか。どこから来たのか。」すると答えた。「私はエジプトの若者で、アマレク人の奴隷です。私が三日前に病気になったので、主人は私を置き去りにしたのです。

14,私たちは、クレタ人のネゲブと、ユダに属する地と、カレブのネゲブを襲い、ツィクラグを火で焼き払いました。」

15,ダビデは彼に言った。「その略奪隊のところに案内できるか。」彼は言った。「私を殺さず、主人の手に私を渡さないと、神にかけて私に誓ってください。そうすれば、あの略奪隊のところに案内いたします。」

16,彼はダビデを案内して行った。すると、なんと、アマレク人たちはその地いっぱいに散って食べたり飲んだりし、お祭り騒ぎをしていた。彼らがペリシテ人の地やユダの地から奪った分捕り物が、とても多かったからである。

17,ダビデは、その夕暮れから次の夕方まで彼らを討った。らくだに乗って逃げた四百人の若者たちのほかは、一人も逃れることができなかった。

18,ダビデは、アマレクが奪い取ったものをすべて取り戻した。ダビデは、二人の妻も救い出した。

19,子どもも大人も、息子たちも娘たちも、分捕られた物も、彼らが奪われたものは、何一つ失われなかった。ダビデは、これらすべてを取り返した。



僕らが何かを失う時こそ、神様の言葉を求める時です。人とうまくいかなくなる時、財産を失い、健康を失い、死に直面する時こそ、必ず実現する神様の御言葉を求める時です。神様の御言葉は決してなくなることがありません。必ず実現する言葉です。今日も状況を見て一喜一憂するのでなく、神様の言葉を求め、従いましょう。必ずみことばのようになります。大丈夫です。ハレルヤ!



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