1列王22.29-46
ヨシャファテという王様は霊的な素晴らしい人、正しい人、と書かれています。(43)…だけど、強い人にグイグイ来られると妥協しちゃう面もあったようです。
例えば、隣の悪王アハブは神様を憎む最悪な人です。「アハブは、彼以前の、イスラエルのすべての王たちにもまして、ますますイスラエルの神、主の怒りを引き起こすようなことを行った。」とあります。(16.33)
そんな最悪な人から「私とともにラモテ・ギルアデに戦いに行ってくれませんか。」と誘われます。(4)この時、預言者ミカヤはハッキリと「この戦いは失敗し、アハブ王は死ぬ」と預言しています。(13-21)それなのに、ヨシャファテの答えは「私とあなたは一つ、私の民とあなたの民は一つ、私の馬とあなたの馬は一つです。」です。(4)彼は「すみません、やっぱり私やめときます」と言えなかったようです。
彼はアハブと仲良くするために(政治的な安定のためにも)姻戚関係を結んでいました。また、アハブ王から莫大なプレゼントももらっていたようです。(2歴代18.1-2)結局、アハブの誘いは断れず戦いに出ます。
敵は「兵とも将軍とも戦うな。ただイスラエルの王だけを狙って戦え。」(31)と言っています。そこで、アハブはおかしな要求をします。
(30)
「私は変装して戦いに行きます。しかし、あなたは自分の王服を着ていてください。」
自分は王様だとバレないようにします。そして、ヨシャファテ王には「あなたは自分の王服を着ていてください。」です。この時も彼は「なんで自分は目立つ王服?なんであなたは変装?」と言えなかったようです。ヨシャファテは強く言われると従ってしまうようです。結局、ヨシャファテは敵に狙われますが、神様は憐れみ深く助け出してくださいました。
(32-33)
戦車隊長たちはヨシャファテを見つけたとき、「きっと、あれがイスラエルの王に違いない」と思ったので、彼の方に向きを変え、戦おうとした。ヨシャファテは助けを叫び求めた。
戦車隊長たちは、彼がイスラエルの王ではないことを知り、彼を追うことをやめて引き返した。
王服を着て目立っていたけど、ヨシャファテは救われ、(32)目立たないように隠れていたアハブは射抜かれ死んでいきます。神様の預言の通りです。
(34-35)
そのとき、ある一人の兵士が何気なく弓を引くと、イスラエルの王の胸当てと草摺の間を射抜いた。王は自分の戦車の御者に言った。「手綱を返して、私を陣営から出させてくれ。傷を負ってしまったから。」
その日、戦いは激しくなった。王はアラムに向かって、戦車の中で立っていたが、夕方になって死んだ。傷から出た血が戦車のくぼみに流れた。
ヨシャファテは守られて無事に帰還しましたが、アハブと同盟を結んだことを預言者から叱られます。
(2歴代19章2節)
ハナニの子、先見者エフーが、ヨシャファテ王の前に進み出て言った。「悪者を助け、主を憎む者を愛するというのですか。このことのゆえに、あなたの上に、主の前から怒りが下ります。
聖書は今も僕らに「信じてない者とくびきを共にしてはならない」と警告しています。(2コリント6.14)「愛があればうまくいくはず」と思っても「友だちが悪ければ、良い習慣がそこなわれます」と聖書は言います。(1コリント15.33)ネットでどんなヤバイものが出回ってるか、一緒になって知らなくていいことです。「善にはさとく、悪にはうとく」あるようにと神様はおっしゃいます。(ローマ16.19)誰かと一緒になるために時間やお金を費やすよりも、神様を知り、神様を愛し、愛されることに労力を使いましょう。神様を悲しませ、神様との関係を壊すものと親しくしても何もいいことがありません。僕らは弱いものです。すぐに染まってしまいます。今日、僕らが神様の愛の関係のために生きることができますように。
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