クリスマスはイエス様がこの地上に来てくださったことを感謝する日ですが、イエス様は約2000年前に思いつきで突然来られたのではありません。それは旧約聖書の時代から何度も預言されて来たことです。旧約聖書によるとイエス様がこの世に来る前に、預言者エリヤと同じ霊に満たされた人、預言者ヨハネが現れることが書かれています。(マラキ4.5-6)旧約聖書の預言の通りにヨハネは生まれます。今日の箇所はヨハネが生まれることが父親になるゼカリヤに告げられる箇所です。
(7-12)
しかし、彼らには子がいなかった。エリサベツが不妊だったからである。また、二人ともすでに年をとっていた。さてザカリヤは、自分の組が当番で、神の前で祭司の務めをしていたとき、祭司職の慣習によってくじを引いたところ、主の神殿に入って香をたくことになった。
彼が香をたく間、外では大勢の民がみな祈っていた。すると、主の使いが彼に現れて、香の祭壇の右に立った。これを見たザカリヤは取り乱し、恐怖に襲われた。
父親になるザカリヤはも神殿の中で祭司として香をたく奉仕をしていた時に、神様の使いから奥さんの妊娠を伝えられます。子どもが与えられるようにずっと祈って来たし、その祈りは聞かれました。しかも、その子は聖霊に満たされて、イエス様のために人々を立ち返らせる人になります。全て旧約聖書の預言の実現でもありました。
(13-17)
御使いは彼に言った。「恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いが聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。その子はあなたにとって、あふれるばかりの喜びとなり、多くの人もその誕生を喜びます。
その子は主の御前に大いなる者となるからです。彼はぶどう酒や強い酒を決して飲まず、まだ母の胎にいるときから聖霊に満たされ、イスラエルの子らの多くを、彼らの神である主に立ち返らせます。彼はエリヤの霊と力で、主に先立って歩みます。父たちの心を子どもたちに向けさせ、不従順な者たちを義人の思いに立ち返らせて、主のために、整えられた民を用意します。」
祈って来たことなのに、いざ本当になるとザカリヤは信じられませんでした。そして信じなかったことで一時的に口が聞けなくされます。それでも、神様の使いが言った通りに奥さんエリサベツは妊娠します。神様にとっては、年寄りだから、とか、ああだから、こうだから、という人間的な事情は障害にはなりません。神様には不可能は一つもありません。これは無理、あれは無理、と決めつけるのは人間の側です。
(18)
ザカリヤは御使いに言った。「私はそのようなことを、何によって知ることができるでしょうか。この私は年寄りですし、妻ももう年をとっています。」(…中略…)
見なさい。これらのことが起こる日まで、あなたは口がきけなくなり、話せなくなります。その時が来れば実現する私のことばを、あなたが信じなかったからです。」(…中略…)やがて彼は出て来たが、彼らに話をすることができなかった。それで、彼が神殿で幻を見たことが分かった。ザカリヤは彼らに合図をするだけで、口がきけないままであった。やがて務めの期間が終わり、彼は自分の家に帰った。しばらくして、妻エリサベツは身ごもった。
イエス様がお生まれになる少し前に、預言者ヨハネが生まれます。全てが神様が計画された預言の実現です。
父親ザカリヤは話せなくなり、不自由な生活をする中でもう一度神様の偉大さを、不可能はないことを、そして自分が神様を小さく考えすぎていたことなどを考えさせられたと思います。神様がおっしゃったことは必ず実現します。やがて、ヨハネが生まれたときにゼカリヤは再び話せるようになります。その時にはああだから無理、などとは言わず、ただ神様の偉大さを賛美しました。
(64)
すると、ただちにザカリヤの口が開かれ、舌が解かれ、ものが言えるようになって神をほめたたえた。
神様の預言は必ず実現します。イエス様がこの世にお生まれになったのは全てが預言の実現です。その直前にヨハネが生まれたのも預言の実現です。神様のことばは必ず実現します。そして、僕らの考えよりもずっと大きく、人間の事情を超えて実現します。
神様のことばが確かであることを僕らがますます知っていきますように。
(4)
それによって、すでにお受けになった教えが確かであることを、あなたによく分かっていただきたいと思います。
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