2022年12月27日火曜日

使徒16.22-40

 まく行っている時よりも、苦しみの中にいるときの方が祈りが深くなり、イエス様を近く感じることがあります。僕らが良いことをして苦しみに会うなら、それはまさにイエス様の姿ですイエス様は全く罪のない方なのに苦しみを受け、仕返しせず、ただ神様に全てをお任せしました。そのイエス様の御霊が僕らにも与えられています。


(1ペテロ 2:19-23)

人がもし、不当な苦しみを受けながらも、神の前における良心のゆえに、悲しみをこらえるなら、それは喜ばれることです。(…中略…)善を行なっていて苦しみを受け、それを耐え忍ぶとしたら、それは、神に喜ばれることです。あなたがたが召されたのは、実にそのためです。キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、その足跡に従うようにと、あなたがたに模範を残されました。キリストは罪を犯したことがなく、その口に何の偽りも見いだされませんでした。ののしられても、ののしり返さず、苦しめられても、おどすことをせず、正しくさばかれる方にお任せになりました。


神様は悪い出来事から良いことをなさいます。だから聖書はイエス様のために苦しむことがあったら喜びなさい、とさえ言います。(マタイ5.10-12)召された人々のためには、神がすべてのことを益としてくださいます。(ローマ8.28)


パウロとシラスはピリピの町で占いの霊を追い出しました。(16.18)それで儲けている主人から恨みを買い、訴えられ、公正な裁判も受けないまま公衆の面前で鞭打たれ、血だらけになって監禁されました。この苦しみさえも神様は良いことのご計画としてくださいます。


(22-24)

長官たちは、彼らの衣をはぎ取ってむちで打つように命じた。そして何度もむちで打たせてから二人を牢に入れ、看守に厳重に見張るように命じた。この命令を受けた看守は、二人を奥の牢に入れ、足には木の足かせをはめた。


この拷問の中で、二人はイエス様の十字架を思い感謝し賛美し祈りました。イエス様を伝えることはイエス様と一緒に苦しむことでもあります。二人は拘束され痛みながらも祈り、賛美しました。これは彼らの根性とか熱心さではなく、彼らに満ちている御霊の働きです御霊は苦しみを通してイエス様を近く感じさせてくださいます。


(25)

真夜中ごろ、パウロとシラスは祈りつつ、神を賛美する歌を歌っていた。ほかの囚人たちはそれに聞き入っていた。


祈りと賛美の歌は主に用いられ、神様は周りの囚人たちの心にも届くメッセージとなったようです彼らは祈りと賛美に聞き入っていました。イエス様は「自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。」とおっしゃいます。(マタイ5.44)パウロたちの祈りは自分を苦しめる者たちを赦し愛する祈りであり、罪に縛られてる囚人たち、看守たちの赦しと祝福を願う祈りでした。少なくとも自分たちが脱出できるように、という祈りではなかったようです。この祈りと賛美は神様に聞き届けられ、神様は大地震を起こして扉を全部開けてくださいます。


(26-28)

すると突然、大きな地震が起こり、牢獄の土台が揺れ動き、たちまち扉が全部開いて、すべての囚人の鎖が外れてしまった。目を覚ました看守は、牢の扉が開いているのを見て、囚人たちが逃げてしまったものと思い、剣を抜いて自殺しようとした。パウロは大声で「自害してはいけない。私たちはみなここにいる」と叫んだ。


当時、囚人を逃した看守は処刑されるのが一般的でした。ところが、扉が全部空いたにも関わらずパウロたちも他の囚人たちも逃げません。彼らの祈りは「脱出できますように」ではなく、すべての出来事を通して神様の栄光が現され、赦しと救いが起こされることでした。そもそもこの町に来たのは人が救われるためです(16.9)守にとっては囚人が逃げなかったことは驚きであり、神様が確かにここにおられることを感じて恐れる体験でした。


(29-33)

看守は明かりを求めてから、牢の中に駆け込み、震えながらパウロとシラスの前にひれ伏した。

そして二人を外に連れ出して、「先生方。救われるためには、何をしなければなりませんか」と言った。

二人は言った。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」

そして、彼と彼の家にいる者全員に、主のことばを語った。看守はその夜、時を移さず二人を引き取り、打ち傷を洗った。そして、彼とその家の者全員が、すぐにバプテスマを受けた。


神様のご計画のために召された人々のためには、神がすべてのことを益としてくださいます。(ローマ8.28)神様は悪い出来事から良いことをなさいます。主のために迫害され、苦しむことさえも祝福のための通過点です僕らはどんな時にも祈り賛美する御霊が与えられています。今日もすべてのことを感謝し主を賛美しましょう。主は生きて働いておられます。ハレルヤ!


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