2023年1月9日月曜日

ルカ13.10-21

 イエス様はことばだけで世界を作り、ことばだけで今も全てを支配する権威を持っておられます。イエス様が病気の人に「あなたは病から解放されました」と言われるとその通りになります。


(10-13)

イエスは安息日に、ある会堂で教えておられた。

すると、そこに十八年も病の霊につかれ、腰が曲がって、全く伸ばすことができない女の人がいた。

イエスは彼女を見ると、呼び寄せて、「女の方、あなたは病から解放されました」と言われた。

そして手を置かれると、彼女はただちに腰が伸びて、神をあがめた。


これがイエス様のことばの力ですイエス様のことばは真実であり、出来事そのものになることばですこの女の人はサタンによって病気にさせられていました。(16)イエス様のことばにはサタンは従います。主のみことばには誰も逆らうことができません。だからイエス様が「あなたは病から解放されました」(12)と言われると直ちに彼女は癒されました。イエス様のみことばは天の御国を地上でも見せて下さることばです。今、僕らには病気があり死がありますが、やがて病気も死もない、完全な神の国が来ることが約束されています。だから僕らはすでに救われています。でも、その完璧な世界が来るまで、まだ僕らは忍耐して待つ必要があります。「すでに」と「未だ」の真ん中にいるのが現在です神の国を地上でも見せてくださるかのように、イエス様は「女の方、あなたは病から解放されました」と言われ、彼女はすぐに癒されました。今でも、イエス様は時々神の国の素晴らしさを僕らにも見せてくださいます。神の国はやがて世界中を覆い、すべての領域が主のご支配の下に入れられます。


(18-21)

そこで、イエスはこう言われた。「神の国は何に似ているでしょうか。何にたとえたらよいでしょうか。

それはからし種に似ています。ある人がそれを取って自分の庭に蒔くと、生長して木になり、空の鳥が枝に巣を作りました。」

再びイエスは言われた。「神の国を何にたとえたらよいでしょうか。

それはパン種に似ています。女の人がそれを取って三サトンの粉に混ぜると、全体がふくらみました。」


この女性の癒しは2000年前にイスラエルの片隅で起こった一人の小さな出来事です。でも、それが世界中で当たり前になる日が来ます。小さなからし種が大木になるように、ほんの少しのパン種が全部に影響を与えるように、神の国は世界中を覆う日が来ます。


この当時、週に一度の安息日はイスラエル人たちにとって休みなく働かされていた奴隷の苦しみから解放されたことを思い出して感謝する日でした。(申命 5:12-15イエス様は今も人間を苦しめる病気からの解放の日として、安息日を選んで病気のこの女性を癒してくださいました。安息日は神の国の自由と解放を現す日です。だのに、安息日に癒してもらうのはダメ、癒しは労働だから安息日以外にしなさい、という専門家がいました。


(14-17)

すると、会堂司はイエスが安息日に癒やしを行ったことに憤って、群衆に言った。「働くべき日は六日ある。だから、その間に来て治してもらいなさい。安息日にはいけない。」


イエス様は激しく反論します。安息日こそ解放の日、癒しの日です。神の国の自由と解放を現すのが安息日です


(15-17)

しかし、主は彼に答えられた。「偽善者たち。あなたがたはそれぞれ、安息日に、自分の牛やろばを飼葉桶からほどき、連れて行って水を飲ませるではありませんか。この人はアブラハムの娘ですそれを十八年もの間サタンが縛っていたのです。安息日に、この束縛を解いてやるべきではありませんか。」イエスがこう話されると、反対していた者たちはみな恥じ入り、群衆はみな、イエスがなさったすべての輝かしいみわざを喜んだ。


安息日は将来の完璧な自由と喜びの前祝いのようです僕らの人生には未だに苦しみがあり、病があります。罪がまとわり付くのが人生です神様よりも悪の方が大きく見える場面はたくさんあるし、世界はますます悪の支配に落ちて行くかに見えるかもしれません。でも、神の完全な、完璧な世界は確実に来ます。小さかったからし種は生長して木になり、空の鳥が枝に巣を作る、とイエス様はおっしゃいます。「空の鳥」とは悪魔や悪霊を現す場合もあります。パン種は罪を現すことばでもあります。そのように悪魔と罪の影響が最後まで続くのも事実です。でも、イエス様の勝利は決定しています。


イエス様が病気の人に「あなたは病から解放されました」と言われるとその通りになります。そして、それは一人の女性のみならず、世界中で実現するみことばです神の国は必ず実現します。勝利が決定しています!ハレルヤ!

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