なぜ、神様を信じ敬う人が苦しみ、悪を行う人がのさばるのか?と思う場面がたくさん聖書に出てくるし、僕らも経験します。
この世は神様に反抗し、みことばに従う人たちは憎まれ殺されることもあります。バビロンに支配されたユダの総督になったゲダルヤはみことばに従う人でした。そして彼は暗殺されます。
(2-3)
ネタンヤの子イシュマエルと、彼とともにいた十人の部下は立ち上がって、シャファンの子アヒカムの子ゲダルヤを剣で打ち殺した。イシュマエルは、バビロンの王がこの地の総督にした者を殺した。
ミツパでゲダルヤと一緒にいたすべてのユダの人たちと、そこに居合わせたカルデア人の戦士たちを、イシュマエルは打ち殺した。
ゲダルヤを殺したイシュマエルはゲダルヤに対する憎しみや妬みに加えて、バビロンの支配を屈辱だと考えていたようです。そこにいたカルデア人(バビロン)の戦士たちもイシュマエルは打ち殺しました。(3)加えて、バビロンを敵視するアンモンの王様からの支援も受けていたようです。(40.14)彼はそこにいた全てを捕虜にしてアンモン人のところに行こうとします。
(10)
イシュマエルは、ミツパにいた民の残りの者たち、すなわち王の娘たち、および親衛隊の長ネブザルアダンがアヒカムの子ゲダルヤに委ねた、ミツパに残っていたすべての民を捕らわれの身とした。ネタンヤの子イシュマエルは彼らを捕囚にして、アンモン人のところに渡ろうとして出発した。
イシュマエルは全く神様について考えない人です。いつも自分の損得、欲望が全てです。そんな彼が神様を愛し恐れ従う礼拝者を殺します。
(5-7)
シェケム、シロ、サマリアから八十人の者がやって来た。彼らはみな、ひげを剃り、衣を引き裂き、身に傷をつけ、穀物のささげ物や乳香を手にして、主の宮に持って行こうとしていた。(…中略…)彼らが町の中に入ったとき、ネタンヤの子イシュマエルと、彼とともにいた部下たちは、彼らを殺して穴の中に投げ入れた。
イシュマエルの基準はこの世の損得と欲望です。全員殺そうとしますが、その中の10人だけは食料と引き換えに殺しませんでした。
(8)
彼らのうちの十人がイシュマエルに、「私たちを殺さないでください。私たちには、小麦、大麦、油、蜜など、畑に隠されたものがありますから」と言ったので、彼は、彼らをその仲間とともに殺すのをやめた。
なぜ信仰者が殺され、悪者が生き延びるのか?と思います。聖書によれば、信仰者はこの世の幸せが目標ではなく、永遠に続く神様の祝福が目標です。
(2コリント4:18)
私たちは、見えるものにではなく、見えないものにこそ目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものはいつまでも続くからです。
(ヘブル 11:38-40)
——この世は彼らにふさわしい所ではありませんでした。——荒野と山とほら穴と地の穴とをさまよいました。(…中略…)神は私たちのために、さらにすぐれたものをあらかじめ用意しておられた…
僕らの国籍は天にあります。(ピリピ3:20)だから、たとえ殺されることがあっても「からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。」とイエス様は言われます。(マタイ10:28)この世でうまく行っても、思い通りになっても、神様に滅ぼされるなら意味がありません。
信仰ゆえに苦しむことは今もあります。信仰のゆえに今も3億人のクリスチャンが迫害下で苦しんでいます。でも、その苦しみや殉教は「イエス・キリストの現われのときに称賛と光栄と栄誉に至るもの」です。(1ペテロ1:7)殺されることはなくても、信仰ゆえの苦しみは僕らも経験します。しかし、イエス様は言われます。
(マタイ5:12)
喜びなさい。喜びおどりなさい。天においてあなたがたの報いは大きいのだから。あなたがたより前に来た預言者たちも、そのように迫害されました。
ゲダルヤは殺され、礼拝者70人は殺されます。そして神様のみことばを語るエレミヤは人々からの反対と迫害を受け続けます。しかし、彼らは称賛と光栄と栄誉を受けます。僕らも忍耐しましょう。神様のために苦しむことがあったら喜びましょう。神様はそれを喜び報いてくださいます。大丈夫です!
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