2023年1月2日月曜日

エレミヤ47章

 「人を呪わば穴二つ」という言葉があります。他人を呪って殺そうとすれば、自分もその報いで殺されることになるので、墓が二つ必要になる。という意味です。自分で原因を作って自分を破滅させることを『墓穴を掘る』というようになりました。ペリシテ人は長年イスラエルを攻撃し滅ぼそうとしてきました。そして神様は最終的な裁きをなさいます。神様は復讐の剣としてバビロンを使います。ペリシテはバビロンによって滅ぼされます。圧倒的な攻撃を受けて破滅していくことを、洪水に押し流されるように預言しています。


(2-4)

主はこう言われる。「見よ。北から水が上って来てあふれる流れとなり、地とそこに満ちているもの、町とその住民を押し流す。人々はわめき、地の住民はみな泣き叫ぶ。荒馬のひづめの音のため、戦車の響き、車輪のとどろきに、父親たちは気力を失い、子どもたちを顧みない。

すべてのペリシテ人を破滅させる日、ツロとシドンを助ける生き残りの者すべてを断ち切る日が来たからだ。まことに主は、ペリシテ人を、カフトルの島の残りの者を破滅させる。


バビロンは主の剣として用いられました。神様がバビロンに命じてペリシテを破滅させます。


6-7)

「ああ、主の剣よ。いつまで休まないのか。さやに収まり、静かに休め。」どうして、休めるだろうか。主が剣に命じられたのだ。アシュケロンとその海岸、そこに剣を向けられたのだ。


神様は最終的な報いと裁きをなさいます。神様は「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする。」と言われます。(ヘブル10.30、ローマ12.19など)この世でどんなに強く正しく美しく見えても、神様の前に嫌われ裁かれるなら意味がありません。イスラエルは神様にとってひとみのよう、愛する娘、妻のように大切なものでした。イスラエルを攻撃し続けたペリシテ人は滅ぼされました。「まして、神の御子を踏みつけ、自分を聖なるものとした契約の血を汚れたものとみなし、恵みの御霊を侮る者は、どんなに重い処罰に値するか、考えてみなさい。」と聖書は僕らに警告しています。(ヘブル10.29)イスラエルは神様にとって大切な子でした。同じように、イエス様によって愛され召された信仰の兄弟姉妹も大事な宝です兄弟姉妹への攻撃は自分を破滅させることになります。


(マタイ5:22

兄弟に向かって腹を立てる者は、だれでもさばきを受けなければなりません。兄弟に向かって『能なし。』と言うような者は、最高議会に引き渡されます。また、『ばか者。』と言うような者は燃えるゲヘナに投げ込まれます。


いくら「自分が正しい、相手が悪い」と思っていても相手を攻撃していては墓穴を掘るだけです。「あなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたなら、飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。」と聖書は言います。(ローマ12.20-21)神様だけが正しく裁かれる方です最後の裁きはあります。この方を恐れ、神を愛し、従い、隣人を赦し、愛する選択をし続けましょう。

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