１コリント2章

 神様のことが分かることも、分からせようとすることも、人間の力では出来ません。あの牧師さんの話はいいとかダメとか言いますが、神様を伝えることも、理解することは、その人の話の上手さとか頭の良さは関係なく、理解させてくださるのは御霊と神様の力の現れです。人間の力ではありません。使徒パウロは多くの人々にイエス様のことを伝えたし、信じる人も多かったのですが、それは彼の力ではありません。神様の力の現れです。

1 さて兄弟たち。私があなたがたのところへ行ったとき、私は、すぐれたことば、すぐれた知恵を用いて、神のあかしを宣べ伝えることはしませんでした。（…中略…）

3 あなたがたといっしょにいたときの私は、弱く、恐れおののいていました。

4 そして、私のことばと私の宣教とは、説得力のある知恵のことばによって行なわれたものではなく、御霊と御力の現われでした。

パウロは「実際に会ったばあいの彼は弱々しく、その話しぶりは、なっていない。」と言われるような人だったようです。（2コリント10.10）だのに、多くの人が彼の話を聞いて信じました。神様を信じることも、信じさせることも人間の知恵ではムリです。ただ、神様の力です。

5 それは、あなたがたの持つ信仰が、人間の知恵にささえられず、神の力にささえられるためでした。

これは人間から出たものではなく、神様から出たものです。神様のことは神様の御霊によって教えられます。神様のことは誰も見たことも聞いたことも考えたこともないことだと聖書はいいます。

9 まさしく、聖書に書いてあるとおりです。「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして、人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。」

10 神はこれを、御霊によって私たちに啓示されたのです。御霊はすべてのことを探り、神の深みにまで及ばれるからです。

11 （…中略…）神のみこころのことは、神の御霊のほかにはだれも知りません。

神様の御霊によらなければ神様のことは分かりません。僕らが求めるべきは人の話の上手さとか知恵でなく、牧師さんの学歴でもなく、御霊です。神様のことは御霊が教えてくださる時だけ分かります。御霊を受けた人は、キリストの心が与えられています。キリストご自身が、神様のことを御霊によって教えてくださいます。

13 御霊のことばをもって御霊のことを解くのです。

14 生まれながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。それらは彼には愚かなことだからです。また、それを悟ることができません。なぜなら、御霊のことは御霊によってわきまえるものだからです。

15 御霊を受けている人は、すべてのことをわきまえますが、自分はだれによってもわきまえられません。

16 いったい、「だれが主のみこころを知り、主を導くことができたか。」ところが、私たちには、キリストの心があるのです。

今日も御霊を求めましょう。神様は愚かな人を選び、愚かな人が御霊によって用いられます。人のスキルとか知恵でなく、求めるべきは神様の御霊です。今日も明日も御霊が僕らの心に語りかけてくださいますように。人の熱心さや知恵や力に惑わされませんように。