2023年2月27日月曜日

マルコの福音書5.35-43

 マルコの福音書5.35-43

イエス様には「時間がない」とか「間に合わない」ということがありません。
ある時、小さな女の子が死にかけていました。その父親は必死でイエス様のところに駆けつけ、助けを求めます。ところがこの緊急事態に別の病人がイエス様に癒しをもとめ、イエス様はその人の対応に時間とりました。そうしている間に女の子は死んでしまいました。
35 イエスが、まだ話しておられるときに、会堂管理者(女の子の父親)の家から人がやって来て言った。「あなたのお嬢さんはなくなりました。なぜ、このうえ先生を煩わすことがありましょう。」
36 イエスは、その話のことばをそばで聞いて、会堂管理者に言われた。「恐れないで、ただ信じていなさい。」
女の子は死にました。が、イエス様にとって死は手遅れではありません。イエス様には間に合わなかった、ということがありません。女の子が死んでもイエス様は「恐れないで、ただ信じていなさい」と言われます。イエス様は死人を復活させ、完全に癒すことができるからです。
38 彼らはその会堂管理者の家に着いた。イエスは、人々が、取り乱し、大声で泣いたり、わめいたりしているのをご覧になり、
39 中にはいって、彼らにこう言われた。「なぜ取り乱して、泣くのですか。子どもは死んだのではない。眠っているのです。」
40 人々はイエスをあざ笑った。しかし、イエスはみんなを外に出し、ただその子どもの父と母、それにご自分の供の者たちだけを伴って、子どものいる所へはいって行かれた。
41 そして、その子どもの手を取って、「タリタ、クミ。」と言われた。(訳して言えば、「少女よ。あなたに言う。起きなさい。」という意味である。)
42 すると、少女はすぐさま起き上がり、歩き始めた。
僕らは死には勝てないと思って「死なないように」とがんばります。ですが、イエス様は死よりも強く、死は終わりではありません。「起きなさい」と言われると少女は起き上がります。ことばだけで世界を作ったイエス様はことばだけで死人を復活させることができます。
イエス様を信頼することは、死よりも強い方を信頼することです。
時間がない、と思っているのは僕ら人間だけです。
死んだらどうしよう、と恐れているのも僕ら人間だけです。
イエス様には平安といのちが満ちています。イエス様には足りないものが何もありません。そして、僕らがこのイエス様を信じてつながることは、平安と尽きない命につながることです。
(新約聖書 1コリント 15:55-57)
「死よ。おまえの勝利はどこにあるのか。死よ。おまえのとげはどこにあるのか。」(…中略…)神は、私たちの主イエス・キリストによって、私たちに勝利を与えてくださいました。
イエス様は無敵です。イエス様を信頼するなら、何も恐れることはありません。

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