聖書は神様こそが命であり力だと繰り返します。神様の名前を聖書は「主」と訳しました。この意味は「私は存在する」「わたしはいる」という意味です。この神様こそ全ての源です。イスラエル人はそれを知りながらも神様から離れます。その結果、彼らはあらゆる収穫や安全を奪われ、力を失っていきます。神様こそが力です。
イスラエル人たちは敵であるミデヤン人に全ての収穫を奪われるようになりました。その生活は悲惨です。神様から離れることは生活に必要な収穫とか、安全とか、命に関わる全てのことから離れることです。ミデヤン人たちはイスラエルから家畜のエサさえも奪って行きました。
1 イスラエル人はまた、主の目の前に悪を行なった。そこで、主は七年の間、彼らをミデヤン人の手に渡した。
2 こうして、ミデヤン人の勢力はイスラエルを押えたので、イスラエル人はミデヤン人を避けて、山々にある洞窟や、ほら穴や、要害を自分たちのものにした。
3 イスラエル人が種を蒔くと、いつでもミデヤン人や、アマレク人や、東の人々が上って来て、イスラエル人を襲った。
4 そしてイスラエル人に対して陣を敷き、その地の産物を荒らして、ガサに至るまで、イスラエルに羊や牛やろばのためのえささえも残さなかった。
5 彼らが自分たちの家畜と天幕を持って上って来たからである。彼らはいなごの大群のようにしてやって来た。彼らとそのらくだは数えきれないほどであった。しかも、彼らは国を荒らすためにはいって来たのであった。
6 それで、イスラエルはミデヤン人のために非常に弱くなっていった。
イスラエル人はどん底に来てようやく主に叫び求めます。「貧しい者は幸い」「義に飢え乾く者は幸い」とイエス様もおっしゃいました。失った時に本気で神様を求めるからです。神様は答えてくださり、神様ご自身が全ての源であることをもう一度教えてくださいます。今まで与えられた救いも安全も必要な日々の糧も全部が神様が与えてくださったものだったことをもう一度最初から教えてくださいます。
6 すると、イスラエル人は主に叫び求めた。
7 イスラエル人がミデヤン人のために主に叫び求めたとき、
8 主はイスラエル人にひとりの預言者を遣わした。預言者は彼らに言った。「イスラエルの神、主はこう仰せられる。わたしはあなたがたをエジプトから上らせ、あなたがたを奴隷の家から連れ出した。
9 わたしはあなたがたをエジプト人の手と、すべてあなたがたを圧迫する者の手から助け出し、あなたがたの前から彼らを追い出して、その国をあなたがたに与えた。
10 それでわたしはあなたがたに言った。『わたしはあなたがたの神、主である。あなたがたが住んでいる国のエモリ人の神々を恐れてはならない。』ところが、あなたがたはわたしの声に聞き従わなかった。」
繰り返しますが、神様が命そのものであり、力の源です。この神様と一緒にいることが僕ら人間の本来のあり方です。神様の一緒にいる人は無敵です。神様が無敵だからです。敵が恐くてビビっているギデオンを指導者として選び「勇士よ」と呼びかけてくださいました。彼が勇士である理由はただ一つ、神様が一緒にいてくださるからです。
11 さて主の使いが来て、アビエゼル人ヨアシュに属するオフラにある樫の木の下にすわった。このとき、ヨアシュの子ギデオンはミデヤン人からのがれて、酒ぶねの中で小麦を打っていた。(風呂おけくらいの小さな穴の中で敵を恐れて小麦をふるいにかけていました)
12 主の使いが彼に現われて言った。「勇士よ。主があなたといっしょにおられる。」
ギデオンは臆病なだけでなく、今の悲惨な状況は神様が私たちを捨てたからだ、と神様のせいにします。
13 ギデオンはその御使いに言った。「ああ、主よ。もし主が私たちといっしょにおられるなら、なぜこれらのことがみな、私たちに起こったのでしょうか。私たちの先祖たちが、『主は私たちをエジプトから上らせたではないか。』と言って、私たちに話したあの驚くべきみわざはみな、どこにありますか。今、主は私たちを捨てて、ミデヤン人の手に渡されました。」
神様は弱虫なギデオンを選び、指導者として任命しました。彼がどんなに弱くても神様が一緒ならば問題ありません。彼は自分の弱さ小ささをアピールして「ムリです!」と言いますが、神様は彼を選びました。神様が一緒にいるなら彼は強くされ用いられるからです。
14 すると、主は彼に向かって仰せられた。「あなたのその力で行き、イスラエルをミデヤン人の手から救え。わたしがあなたを遣わすのではないか。」
15 ギデオンは言った。「ああ、主よ。私にどのようにしてイスラエルを救うことができましょう。ご存じのように、私の分団はマナセのうちで最も弱く、私は父の家で一番若いのです。」
16 主はギデオンに仰せられた。「わたしはあなたといっしょにいる。だからあなたはひとりを打ち殺すようにミデヤン人を打ち殺そう。」
僕らにとっても神様こそが僕らの命であり力です。神様から離れることは祝福や安全や命から離れていくことです。主が一緒にいてくださるならどんな敵も恐れる必要がありません。
今日も神様と一緒に、近くにいることを求めましょう。弱さは関係ありません。敵の強さも関係ありません。神様は無敵です。全てを支配なさる神様が一緒にいてくださいます。イエス様は一緒にいる、と宣言してくださっています。
(新約聖書 マタイ 28:20)
見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。
今日も神様と近くあることを求めましょう。それこそが僕らの安全であり力であり保証です。ハレルヤ!
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