2023年2月15日水曜日

1コリント7.25-40

 人生の終わりが近くなると、目に見える大切な宝物とはお別れしなければなりません。大事な家や車とも別れ、大事だった活動もできなくなり、愛する家族や友人とも別れなければなりません。僕らが結婚や就職、買い物などで迷うなら「どちらが神様を愛することか」「どちらが永遠に価値のあることか」と考えると正しい判断ができます。


パウロの時代は、ローマ政府による教会への迫害が始まっていました。財産、家族、仕事など、生活全般に危害が及びはじめた時代です。それで、パウロは今からは結婚とか大きな買い物とか、この世のことに深入りしない方がいい、と勧めます。もちろん結婚や買い物がダメではないけど、この世のものはこの消えていきます。



26 現在の危急のときには、男はそのままの状態にとどまるのがよいと思います。

27 あなたが妻に結ばれているなら、解かれたいと考えてはいけません。妻に結ばれていないのなら、妻を得たいと思ってはいけません。

28 しかし、たといあなたが結婚したからといって、罪を犯すのではありません。たとい処女が結婚したからといって、罪を犯すのではありません。ただ、それらの人々は、その身に苦難を招くでしょう。私はあなたがたを、そのようなめに会わせたくないのです

29 兄弟たちよ。私は次のことを言いたいのです時は縮まっています。今からは、妻のある者は、妻のない者のようにしていなさい。

30 泣く者は泣かない者のように、喜ぶ者は喜ばない者のように、買う者は所有しない者のようにしていなさい。

31 世の富を用いる者は用いすぎないようにしなさい。この世の有様は過ぎ去るからです

32 あなたがたが思い煩わないことを私は望んでいます。



この世のものは消え去ります。結婚も死と共に終わります。逆に、終わらない永遠に価値のあることは「愛」です。神様を愛し、隣人を愛することは永遠に残る価値のあることです


(1コリント 13:8)

愛は決して絶えることがありません。


(1コリント 13:13-14.1)

いつまでも残るものは信仰と希望と愛ですその中で一番すぐれているのは愛です。愛を追い求めなさい。



結婚がダメ、ということではなく、神様への愛と、結婚相手への愛が別モノになってしまうのならやめた方がいい、独身の方がいい、ということです



32 あなたがたが思い煩わないことを私は望んでいます。独身の男は、どうしたら主に喜ばれるかと、主のことに心を配ります。

33 しかし、結婚した男は、どうしたら妻に喜ばれるかと世のことに心を配り、

34 心が分かれるのです。独身の女や処女は、身もたましいも聖くなるため、主のことに心を配りますが、結婚した女は、どうしたら夫に喜ばれるかと、世のことに心を配ります。

35 ですが、私がこう言っているのは、あなたがた自身の益のためであって、あなたがたを束縛しようとしているのではありません。むしろあなたがたが秩序ある生活を送って、ひたすら主に奉仕できるためなのです



逆に、神様への愛も結婚相手への愛も一つであることもできます。結婚によってキリストの愛を具体的に現すことができるし、結婚によってキリストに従うことを具体的にするができます。愛することは相手に従い、愛することは犠牲を払うことですその愛はキリストがお手本であり、キリストを愛することそのものです


(エペソ 5:21-25)

キリストを恐れ尊んで、互いに従いなさい。妻たちよ。あなたがたは、主に従うように、自分の夫に従いなさい。(…中略…)

夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。


聖書が僕らに聞いているのは「結婚しますか、独身でいますか?」ではなく「どちらどちらが主を愛し、主に仕えることができますか?」です。主を愛することは、永遠になくなることのない価値のあることです


35 ですが、私がこう言っているのは、あなたがた自身の益のためであって、あなたがたを束縛しようとしているのではありません。むしろあなたがたが秩序ある生活を送って、ひたすら主に奉仕できるためなのです


いくら結婚しても、それがこの世のことなら消えていきます。決してなくならないのは神様と人を愛することです両者は一つです。そして永遠に価値のあることです

今日も永遠に価値のあることを優先して選びましょう。


(ヨハネ 6:27)

なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい。

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