キリスト教会にはいろんな派閥があります。
…ですが、正直に僕らの心の中をのぞくと、「 ウチのやり方が正しい」「ウチらの考えが正統派、他はちょっと」 と思いたいのです。それが人間です。使徒ヨハネは露骨に「 ウチらが正統派」思って、 他のグループがイエス様の名を使うのをやめさせました。
38 ヨハネがイエスに言った。「先生。 先生の名を唱えて悪霊を追い出している者を見ましたが、 私たちの仲間ではないので、やめさせました。」
39 しかし、イエスは言われた。「やめさせることはありません。 わたしの名を唱えて、力あるわざを行ないながら、すぐあとで、 わたしを悪く言える者はないのです。
40 わたしたちに反対しない者は、わたしたちの味方です。
ヨハネは悪霊を追い出している人をやめさせた理由は「 私たちの仲間ではないから」です。ヨハネたちの関心は「 誰が一番偉いか」ということでした。(34節) ヨハネは自分以外のグループを認めません。認めないばかりか、 悪霊を追い出す祈りさえ禁止させました。
イエス様は「仕える者になりなさい」と教えたばかりです。( マルコ9.35) だのに、ヨハネは特権意識を持ち続けます。イエス様は真逆です。 イエス様の名で祈り、反対しない人は「わたしたちの味方です」 とはっきりおっしゃいました。 クリスチャンはどんなグループであってもイエス様の大事な仲間で す。 イエス様が愛しているクリスチャンたちを愛する人は神様からの報 いがあります。 逆にイエス様が愛するクリスチャンたちを傷つけたり、 神様から引き離そうとするなら永遠のさばきがあります。 イエス様はヨハネに厳しくおっしゃいました。
41 あなたがたがキリストの弟子だからというので、 あなたがたに水一杯でも飲ませてくれる人は、 決して報いを失うことはありません。これは確かなことです。
42 また、 わたしを信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまずきを与える ような者は、むしろ大きい石臼を首にゆわえつけられて、 海に投げ込まれたほうがましです。
僕は以前、 ある女の子にアイドルのポスターだらけの部屋を見せてもらったこ とがあります。僕は内心「どこがいいのか意味わからん」 と思いましたが、そのアイドルを悪く言うことは、 その女の子を敵に回すことです。 逆にもし僕がそのアイドルの味方をするなら、 その関係も守られます。
同じように、キリストの弟子(クリスチャン) を大事にすることは、神様との関係が守られ祝福されることです。 逆にクリスチャンを攻撃したり妨害したりする人は神様から激しく 裁かれます。イエス様は「 わたしを信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまずきを与える ような者は、むしろ大きい石臼を首にゆわえつけられて、 海に投げ込まれたほうがましです。」とおっしゃいました。( 42節)
この話の流れでいくと、ヨハネは「海に投げ込まれたほうがまし」 です。 それほどに神様との関係を壊そうとするプライドをイエス様は嫌わ れます。もし、そのような罪が自分の中にあるなら、 どんな大事なものでも捨てなさい、とイエス様は続けます。「 つまづき」とは、神様の関係を壊すもの、 神様との関係を遠ざけるものです。
43 もし、あなたの手があなたのつまずきとなるなら、 それを切り捨てなさい。不具の身でいのちにはいるほうが、 両手そろっていてゲヘナの消えぬ火の中に落ち込むよりは、 あなたにとってよいことです。
45 もし、あなたの足があなたのつまずきとなるなら、 それを切り捨てなさい。片足でいのちにはいるほうが、 両足そろっていてゲヘナに投げ入れられるよりは、 あなたにとってよいことです。
47 もし、あなたの目があなたのつまずきを引き起こすのなら、 それをえぐり出しなさい。片目で神の国にはいるほうが、 両目そろっていてゲヘナに投げ入れられるよりは、 あなたにとってよいことです。
48 そこでは、彼らを食ううじは、尽きることがなく、 火は消えることがありません。
神様との関係を壊そうとするものが僕らの中にあるでしょうか。 また、 他の人と神様との関係を壊そうとする気持ちがあるでしょうか。 他のクリスチャンをバカにしたり悪く言う心があるでしょうか。
今日、僕らの中にあるプライドや罪をみとめましょう。 僕らの中には必ずゴミがあります。そして、 他の人を祝福しましょう。教会の他の仲間を、 他の教会の方々を大事にしましょう。
クリスチャンとはイエス様が命を懸けて愛しておられる方々です。
神さまは言われます。
(創世記12.3)
あなたを祝福する者をわたしは祝福し、 あなたをのろう者をわたしはのろう。
プライドはゴミです。神様から離すどんなものもゴミです。 神様より大事なこの世のものなら捨てましょう。 どんなに良く見えても、 神様に呪われ嫌われるなら意味がありません。捨てましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿