2023年3月1日水曜日

創世記41.29-57

 創世記41.29-57

「準備をしておくように」という教えは聖書に何度もあります。
でも、僕らは将来のことがわからないし、何を準備をしたらいいかわかりません。そんな僕らに神様は将来のことを教え、準備をするようにと言われます。
創世記の時代は神様は将来起こることを夢で語られました。そしてヨセフはその夢の意味を説明できました。教えてくださるのは神様ご自身です。
16  ヨセフはパロ(エジプトの王様)に答えて言った。「私ではありません。神がパロの繁栄を知らせてくださるのです。」
神様は王様に夢を見させ、そしてその夢の意味は現実となっていきます。それは7年の大豊作と、その後の大飢饉の預言です。ヨセフは言います。
29 今すぐ、エジプト全土に七年間の大豊作が訪れます。
30 それから、そのあと、七年間のききんが起こり、エジプトの地の豊作はみな忘れられます。ききんが地を荒れ果てさせ、
31 この地の豊作は後に来るききんのため、跡もわからなくなります。そのききんは、非常にきびしいからです。
ヨセフは夢の意味を教えるだけでなく、神様からの大飢饉に備えて今から準備するようにと進言します。
33 それゆえ、今、パロは、さとくて知恵のある人を見つけ、その者をエジプトの国の上に置かれますように。
34 パロは、国中に監督官を任命するよう行動を起こされ、豊作の七年間に、エジプトの地に、備えをなさいますように。
35 彼らにこれからの豊作の年のすべての食糧を集めさせ、パロの権威のもとに、町々に穀物をたくわえ、保管させるためです。
36 その食糧は、エジプトの国に起こる七年のききんのための、国のたくわえとなさいますように。この地がききんで滅びないためです。」
神様からのメッセージは実現します。そのメッセージの通り、7年は大豊作となり、その後の7年は大飢饉となります。ヨセフは神様によって将来を知っているので準備をします。
47 さて、豊作の七年間に地は豊かに生産した。
48 そこで、ヨセフはエジプトの地に産した七年間の食糧をことごとく集め、その食糧を町々にたくわえた。すなわち、町の周囲にある畑の食糧をおのおのその町の中にたくわえた。(…中略…)
53 エジプトの地にあった豊作の七年が終わると、
54 ヨセフの言ったとおり、七年のききんが来始めた。そのききんはすべての国に臨んだが、エジプト全土には食物があった。
55 やがて、エジプト全土が飢えると、その民はパロに食物を求めて叫んだ。そこでパロは全エジプトに言った。「ヨセフのもとに行き、彼の言うとおりにせよ。」
56 ききんが全世界に及んだ。ききんがエジプトの国でひどくなったとき、ヨセフはすべての穀物倉をあけて、エジプトに売った。
エジプト人たちは神様からのメッセージをヨセフによって受け取り、それに従ったために助かります。
同じように、神様は聖書を通して僕らに将来の滅びを伝えています。また、そのための準備をするように、と伝えています。準備とは、イエス様のことばを信じ従うことです。
(新約聖書 マルコ 13:31)
この天地は滅びます。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。
いくら今が良く見えてもそれは消えていきます。エジプトの豊作が全く忘れ去られてしまうように、地上の富や名声は何の役にもたたない日が来ます。その時に救われるのはイエス様を信じてそのことばに従う人です。この世の富に望みはありません。この世の富は消えてきます。でも、イエス様を信じ従う人には永遠のいのちと祝福が約束されています。
(新約聖書 マタイ 16:26-27)
人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。人の子は父の栄光を帯びて、御使いたちとともに、やがて来ようとしているのです。その時には、おのおのその行ないに応じて報いをします。
自分のために蓄えるのではなく、与えられている時間や力を将来の日に備えて神様と隣人のために与えることこそが永遠に価値のあることです。僕らの地上の歩みはイエス様がもう一度地上に来られる日の準備期間です。
イエス様は王としてもう一度この地上に来られます。その時に、この世の富や栄光は価値がなくなります。今は準備する期間です。与えられている時間も力もお金も神様と人を愛するために使いましょう。それこそがなくなることのない、永遠の祝福のための準備です。
(新約聖書 ルカ 12:32-33)
小さな群れよ。恐れることはありません。あなたがたの父である神は、喜んであなたがたに御国をお与えになるからです。
持ち物を売って、施しをしなさい。自分のために、古くならない財布を作り、朽ちることのない宝を天に積み上げなさい。

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