2023年3月1日水曜日

創世記46.28-17.12

 創世記46.28-17.12

ヨセフはどんなに地位が高くなっても神様のご計画に従うことを優先しました。今、カナンの土地から自分の家族70人がエジプトに移住してきます。食料危機のための引っ越しでもありますが、それだけの理由ではなく、神様のご計画が実現するための引っ越しです。神様は父ヤコブに言われました。
46.3 「わたしは神、あなたの父の神である。エジプトに下ることを恐れるな。わたしはそこで、あなたを大いなる国民にするから。
4 わたし自身があなたといっしょにエジプトに下り、また、わたし自身が必ずあなたを再び導き上る。
神様は「そこで(エジプトで)、あなたを大いなる国民にする」と言われました。神様のご計画はイスラエル人たちが増えて大人数になることです。その後で「わたし自身が必ずあなたがたを再び導き上る」と言われました。
神様のご計画はエジプトと同化して偶像礼拝をすることではありません。雑婚して何人が分からなくなることでもありません。イスラエル人たちが神様に祝福された民族としての純粋さを保ちつつ増えていく必要がありました。
ヨセフはエジプト人のトップになっていましたが、その神様のご計画を見失ってはいません。移住した家族をエジプト人の居住区とは分けて住めるようにと準備します。
31 ヨセフは兄弟たちや父の家族の者たちに言った。「私はパロのところに知らせに行き、申しましょう。『カナンの地にいた私の兄弟と父の家族の者たちが私のところに来ました。
32 この人たちは羊を飼う者です。家畜を飼っていた者です。彼らは、自分たちの羊と牛と彼らのものすべてを連れて来ました。』
33 パロがあなたがたを呼び寄せて、『あなたがたの職業は何か。』と聞くようなときには、
34 あなたがたは答えなさい。『あなたのしもべどもは若い時から今まで、私たちも、また私たちの先祖も家畜を飼う者でございます。』と。そうすれば、あなたがたはゴシェンの地に住むことができるでしょう。羊を飼う者はすべて、エジプト人に忌みきらわれているからです。」
ヨセフは神様に従うことと上司である王様パロを尊重することを両立させます。エジプト人は羊飼いを嫌います。それでエジプト人の居住区とは違うゴシェンの地に住めるように準備をします。王様パロに質問されたら自分たちが羊飼いであることをハッキリと言うようにと教えます。それによって、エジプト人と混ざり合うことなく、かつ、最適な場所に住めるからです。
ヨセフは王様パロに報告し、王様パロの命令を尊重します。そして、王様が間違うことなく神様のご計画を実行できるように祈って準備します。
2 彼は兄弟の中から五人を連れて、パロに引き合わせた。
3 パロはヨセフの兄弟たちに尋ねた。「あなたがたの職業は何か。」彼らはパロに答えた。「あなたのしもべどもは羊を飼う者で、私たちも、また私たちの先祖もそうでございます。」
4 彼らはまたパロに言った。「この地に寄留しようとして私たちはまいりました。カナンの地はききんが激しくて、しもべどもの羊のための牧草がございませんので。それでどうか、あなたのしもべどもをゴシェンの地に住ませてください。」
5 その後、パロはヨセフに言った。「あなたの父と兄弟たちとがあなたのところに来た。
6 エジプトの地はあなたの前にある。最も良い地にあなたの父と兄弟たちとを住ませなさい。彼らはゴシェンの地に住むようにしなさい。
いくらヨセフが偉くなっても、この国は王様パロの命令で動きます。だから、王様パロが神様のご計画に沿った命令を出すようにとヨセフは祈りつづけていました。そして、王様はその通りの命令を出してくれて、イスラエル人はエジプト人と混血することなく増えていくことができました。
5 その後、パロはヨセフに言った。「あなたの父と兄弟たちとがあなたのところに来た。
6 エジプトの地はあなたの前にある。最も良い地にあなたの父と兄弟たちとを住ませなさい。彼らはゴシェンの地に住むようにしなさい。もし彼らの中に力のある者がいるのを知っていたら、その者を私の家畜の係長としなさい。」
聖書は与えられている上司や目上の人を尊重するように繰り返して教えています。
(新約聖書 1ペテロ 2:13)
人の立てたすべての制度に、主のゆえに従いなさい。それが主権者である王であっても、
また、悪を行なう者を罰し、善を行なう者をほめるように王から遣わされた総督であっても、そうしなさい。
人間は間違えます。どんな人も罪を犯します。だからこそ、僕らは国のリーダーや指導者が神様のご計画に沿った判断ができるように願い、祈り続ける必要があります。
(新約聖書 1テモテ 2:1)
そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。
国のトップも間違えます。私たちは批判はしますが祈らないという悪いクセがあります。聖書は国のトップのために「願い、祈り、とりなし、感謝」するように教えています。
ヨセフはどんな時も自分の上司を尊敬し祈り、従いました。冤罪で牢屋に入れられた時でさえも、看守のために祈り従いました。
批判するのは簡単です。ですが指導者が神様のご計画に従って決断できるように祈ることはもっと大事です。そしてそれはクリスチャンにしかできないことです。足を引っ張るのは簡単です。ですが彼らの罪の赦しを願い、彼らが神様のご計画に沿っていけるように祈れれるのはクリスチャンだけです。
ヨセフはどんな時も上司のために祈り従い、上司の信頼を得て行きました。エジプトの王パロもヨセフに絶大な信頼を寄せています。
僕らが祈り愛すべきは上司であり、指導者であり、先生たち、リーダーたちです。人は不完全で罪人です。それでも神様が選んでそこにおいてくださったリーダーだからです。
今日も祈りましょう。神様のご計画が天で行われるように、この地上でも行われますように。人の計画ではなく、神様のご計画がこの地で実現しますように。

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