創世記26.1-5
当たり前ですが、苦しい状況から脱出するためにはいろんな方法を考えます。この当時、食料難の時にはエジプトに移住する人が多かったようです。エジプトのナイル川周辺はいつも作物が豊かでした。ところが、神様の方法は、僕らが考えるのとは違います。 イサクの時代に食糧危機があったときに、神様はエジプトに行ってはならない、と言われます。
(1-3)
1,さて、アブラハムの時代にあった先の飢饉とは別に、この国にまた飢饉が起こった。それでイサクは、ゲラルのペリシテ人の王アビメレクのもとへ行った。
2,主はイサクに現れて言われた。「エジプトへは下ってはならない。わたしがあなたに告げる地に住みなさい。
3,あなたはこの地に寄留しなさい。わたしはあなたとともにいて、あなたを祝福する。あなたとあなたの子孫に、わたしがこれらの国々をすべて与える。こうしてわたしは、あなたの父アブラハムに誓った誓いを果たす。
神様の方法は、人間が考える方法とは違って、「わたしがあなたに告げる地に住みなさい。」(2)です。神様はどんな苦しい状況の中であっても「わたしはあなたとともにいて、あなたを祝福する。」と言われます。(3)その約束を信じ、従うことが正解です。
神様がイサクもイサクの子孫も祝福してくださる約束は、お父さんアブラハムにも言われていたことの繰り返しです。創世記12章、15章、17章、22章、申命記30章でも繰り返されています。人間が考える方法と神様の方法が違います。僕らに求められているのは信じて従うことです。アブラハムは神様に聞き従うことで祝福されました。「これは、アブラハムがわたしの声に聞き従い、わたしの命令と掟とおしえを守って、わたしへの務めを果たしたからである。」(5)
僕らも神様に祝福されたいです。そして、神様はアブラハムやイサクに約束されたと同じように、イエス様を信じ従う僕らにも祝福を与えてくださいます。聖書は「信仰による人々こそアブラハムの子孫だと知りなさい。(…中略…)信仰による人々が、信仰の人アブラハムとともに、祝福を受けるのです。」と言います。(ガラテヤ3:7-9)信じることは従うこととセットです。
(4)
そしてわたしは、あなたの子孫を空の星のように増し加え、あなたの子孫に、これらの国々をみな与える。あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる。
空の星のように増える子孫はアブラハム、イサク、ヤコブの子孫、つまりユダヤ人のことです。イサクの時代は所有の土地を持たない寄留者でしたが、神様は「あなたの子孫に、これらの国々をみな与える。」と言われ、本当にこの時滞在したゲラルの土地はユダヤ人のものとなりました。(ヨシュア記21.43)そしてさらに、祝福は世界に広がり、すべての人が祝福される日が来ることが預言されています。地球全体が祝福されるのは「あなたの子孫によって」です。子孫によってとは、キリストによって、の意味です。神は「子孫たちに」と言って、多数をさすことはせず、ひとりをさして、「あなたの子孫に」と言っておられます。その方はキリストです。(ガラテヤ3.16)
やがてキリストもう一度この地球に来られ、すべての国を支配なさいます。神様の約束はだんだん実現していますが、まだまだ途中です。
神様の願いはすべての人が祝福されることです。そして神様のことばは実現します。そのプロセスは先にこの福音を知った僕らがイエス様と一緒に伝えることです。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」(マルコ16.15)と神様は言われます。
先にイエス様を知った僕らは今日も祝福されています。どんなに悲しく辛いこともイエス様と一緒です。人間の方法や力での解決ではない、神様の方法があります。「あなたはこの地に寄留しなさい。わたしはあなたとともにいて、あなたを祝福する。」今日も僕らに言ってくださっています。僕らの予想をはるかに超えた世界史が今日も動いています。世界は神様のものです。そして、僕らの今日の小さな一つ一つもイエス様と一緒です。悪く見える状況も祝福への通過点です。信頼しましょう。僕らは祝福を受け継ぎ、祝福を与えるために呼ばれ、任命されました。今日も主の祝福を運ぶ器として悪をもって悪に報いず、侮辱をもって侮辱に報いず、かえって祝福を与えましょう。(1ペテロ3.9)主の言葉は実現します。ハレルヤ!
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