2023年6月27日火曜日

詩篇18.1-19

 詩篇18.1-19


初めて「荒野」に行きました。体験した荒野は思った以上に死の世界でした。何もなく、ひたすら岩や砂だけが永遠と続くだけで、太陽の熱さは凄すぎて、乾き過ぎで汗も流れません。すぐに喉はカラカラです。まだ4月なのに30度を超えてました。あそこに放り出されたら干からびて死ぬだけです。「主はわが巌」「身を避けるわが岩」(2)と言う聖書の意味が少しわかった気がしました。大きな岩さえあれば生き延びることができます。影に入ることができ、岩の避け目は嵐からも日照りからも敵からも守ってくれます。岩はシェルターのようです。


ダビデは王様サウルから命を狙われ荒野をさまよいました。いつも死と隣り合わせの逃亡生活です。実際に岩の洞穴に隠れて生活しました。ただ、神様により頼むことだけが救いでした。そして神様はダビデを救ってくださいました。神様が救いの全てであり、他に頼るものは何もありませんでした。ダビデは感謝と賛美を主に歌います。それがこの詩篇です。



(18.1-6)

指揮者のために。主のしもべダビデによる。主がダビデを、すべての敵の手、特にサウルの手から救い出された日に、彼はこの歌のことばを主に歌った。

1,彼は言った。わが力なる主よ。私はあなたを慕います。

2,主はわが巌 わが砦 わが救い主 身を避けるわが岩 わが神。わが盾 わが救いの角 わがやぐら。

3,ほめたたえられる方。この主を呼び求めると私は敵から救われる。

4,死の綱は私を取り巻き滅びの激流は私をおびえさせた。

5,よみの綱は私を取り囲み死の罠は私に立ち向かった。

6,私は苦しみの中で主を呼び求めわが神に叫び求めた。主はその宮で私の声を聞かれ御前への叫びは御耳に届いた。



ダビデよりも敵の方が強かったし、敵や状況を見れば絶望しかありませんでした。敵はいつでも自分を殺すことができます。まるでロープに縛られて死へと引きずられていくようでした。「の綱は私を取り巻き滅びの激流は私をおびえさせた。」(4)とダビデはいいます。その絶望から救ってくださるのは唯一神様だけでした。



(16-19)

16,主はいと高き所から御手を伸ばして私を捕らえ大水から私を引き上げられました。

17,主は力ある敵から私を救い出されました。私を憎む者どもからも。彼らが私より強かったからです。

18,私のわざわいの日に彼らは立ちはだかりました。けれども主は私の支えとなられました。

19,主は私を広いところに導き出し私を助け出してくださいました。主が私を喜びとされたからです。



僕らは人の知恵や力によって危険を回避しようとします。自動車の衝突回避システムも素晴らしいし、人間関係のハウツーを教えてくれる本とか先生も素晴らしいし感謝なことです。でも、それらを超えて、自然さえも動かして守り救ってくださるのは神様だけです。「私は苦しみの中で主を呼び求めわが神に叫び求めた」(6)とあります。その叫びは届き、救われます。神様だけが人の知恵も力も、自然界も、全てを動かし救ってくださる唯一の方です。栄光と賛美を受けるのは神様だけです。


今日もまず、主が良くしてくださった一つ一つを神様に感謝しましょう。口に出して賛美と栄光を主にささげましょう。そして、今日もあらゆる敵から守ってくださいます。神様は僕らを喜んでくださっています。僕らは神様の子どもです。苦しみや忍耐も神様から見れば良いことです。ダビデは神様に喜ばれていました。僕らも喜ばれています。「主は私を広いところに導き出し私を助け出してくださいました。主が私を喜びとされたからです。」(19)


今日も一つ一つを主に報告し、より頼んで生きましょう。「主はわが巌 わが砦 わが救い主 身を避けるわが岩 わが神。わが盾 わが救いの角 わがやぐら。ほめたたえられる方。」(2-3)ハレルヤ!

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