2023年6月22日木曜日

ヨシュア22.1-9

 ヨシュア22.1-9


自分さえ良ければいい、と思いがちなのが僕らの本性です。自分の生活が優先で神様に対しても、他の人に対しても余った時間、余った体力、余ったお金の中だけで対応しようと思います。ところがイエス様の真逆です。自分を捨てて神様に従い、隣人のために命も捨てて愛するお方です。

神様がイスラエルに祝福された土地を与えてくださるプロセスとして、主と共に労苦して戦う必要がありました。先に良い土地を与えられた部族であっても、ラクをすることは許されませんでした。最後の部族が神様から土地を与えられるまで、一緒に労苦し戦うように神様はモーセを通して命令します。むしろ、先に与えられた部族こそ先頭に立って進み、戦うようにです。神様の命令は「兄弟たちより先に渡って行って、彼らを助けなければならない。」です。(1.14)



(ヨシュア1.14)

あなたがたの妻子たちと家畜は、モーセがあなたがたに与えた、このヨルダンの川向こうにとどまりなさい。しかし、あなたがた勇士はみな、隊列を組み、あなたがたの兄弟たちより先に渡って行って、彼らを助けなければならない。 



先に土地を与えられたルベン人、ガド人、マナセの半部族は自分らの生活よりも兄弟たちと一緒に戦うことを優先し、彼らを愛し助けました。しかも「長い間」です。(3) 彼らが最後まで神様に従い通したことをヨシュアは祝福します。



(1-4)

1 そのとき、ヨシュアはルベン人、ガド人、およびマナセの半部族を呼び寄せて、 

2 彼らに言った。「あなたがたは、主のしもべモーセがあなたがたに命じたことをことごとく守り、私があなたがたに命じたすべてのことについても、私の声に聞き従った。 

3 今日まで、この長い間あなたがたの兄弟たちを捨てず、あなたがたの神、主の命令に対する務めを果たしてきた。 

4 今あなたがたの神、主は、約束したとおりに、あなたがたの兄弟たちに安息を与えられた。今、主のしもべモーセがヨルダンの川向こうであなたがたに与えた、自分たちの所有地、自分たちの天幕に引き返しなさい。 



ルベン人、ガド人、マナセの半部族が自分たちの土地に帰る時も、ヨシュアは念を押して言います。これからも神様の命令に従うことです。それは自分を捨て神様を愛することです。神様を愛することは仲間を愛することに繋がります。



(5-9)

5 ただ、主のしもべモーセがあなたがたに命じた命令と律法をよく守り行い、あなたがたの神、主を愛し、そのすべての道に歩み、その命令を守り、主にすがり、心を尽くし、いのちを尽くして主に仕えなさい。」 

6 ヨシュアが彼らを祝福し、送り出したので、彼らは自分たちの天幕に行った。 

7 マナセの半部族にはモーセがバシャンに所有地を与えたが、残りの半部族には、ヨシュアがヨルダン川の反対側、すなわち西の方に、彼らの兄弟たちと並んで所有地を与えた。ヨシュアは彼らを天幕に送り出すとき、彼らを祝福して、 

8 こう言った。「あなたがたは多くの財、つまり、非常に多くの家畜と銀、金、青銅、鉄、たくさんの衣服を持って天幕に帰りなさい。敵からの分捕り物はあなたがたの兄弟たちと分け合いなさい。」 

9 ルベン族、ガド族、マナセの半部族は、カナンの地にあるシロでイスラエルの子らと別れ、モーセを通して示された主の命により、彼らが得た自分の所有地、すなわちギルアデの地へ帰って行った。 



聖書は「だれもみな自分自身のことを求めるだけで、キリスト・イエスのことを求めてはいません。」と警告します。(ピリピ2.21)自分を捨てて兄弟を愛し抜くのはイエス様ご自身です。そしてイエス様の御霊が僕らもそうさせてくださいます。もしも僕らが力や時間やお金を多く与えられているなら、それは貧しい人と分け合うためです。聖書は言います。「このように労苦して弱い者を助けなければならないこと、また、主イエスご自身が、『受けるよりも与えるほうが幸いである。』と言われたみことばを思い出すべきことを、私は、万事につけ、あなたがたに示して来たのです。」(使徒20.35)イヤなことがあるとすぐにその人から離れ、ラクをしたいのが僕らです。でも、神様は一緒に最後まで忍耐し、「兄弟たちを捨てず、あなたがたの神、主の命令に対する務めを」果たすようにと言われます。(3)今日も困っている人と一緒に困りましょう。貧しい人、労苦している人と一緒に労苦しましょう。兄弟を捨てず、一緒に忍耐しましょう。愛は忍耐です。(1コリ13.7)イエス様がそのようなお方です。ハレルヤ!



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