2023年7月17日月曜日

1コリント10.1-14

 1コリント10.1-14


あの立派な牧師さんが、と思っていたのに隠れてたスキャンダルが明るみに出て辞任する、と言う話があります。ある神学校の先生調べによると、旧約聖書に書かれている指導者で最後まで主に従った人は30%程度だそうです。聖書は、「立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい。」と警告します。(12)


エジプトで奴隷から救われたイスラエルの人々は全員、素晴らしい奇跡を体験しました。海が別れて道ができ、何もない荒野で天から降ってきたマナを食べ、岩から出た水を飲みました。いつも神様が雲の柱、炎の柱で臨在を表してくださり、人々は神様に守られ、養われ、導かれました。にもかかわらず、聖書は「しかし、彼らの大部分は神のみこころにかなわず、荒野で滅ぼされました。」と書いています。(5)


どんなに素晴らしい経験をしても、救いを体験しても神様から離れていきやすいのが現実です。聖書は旧約の先輩たちが滅ぼされていったことを書いています。記されている理由は、僕らへの警告です。



(6-12)

6,これらのことは、私たちを戒める実例として起こったのです。彼らが貪ったように、私たちが悪を貪ることのないようにするためです。

7,あなたがたは、彼らのうちのある人たちのように、偶像礼拝者になってはいけません。聖書には「民は、座っては食べたり飲んだりし、立っては戯れた」と書いてあります。

8,また私たちは、彼らのうちのある人たちがしたように、淫らなことを行うことのないようにしましょう。彼らはそれをして一日に二万三千人が倒れて死にました。

9,また私たちは、彼らのうちのある人たちがしたように、キリストを試みることのないようにしましょう。彼らは蛇によって滅んでいきました。

10,また、彼らのうちのある人たちがしたように、不平を言ってはいけません。彼らは滅ぼす者によって滅ぼされました。

11,これらのことが彼らに起こったのは、戒めのためであり、それが書かれたのは、世の終わりに臨んでいる私たちへの教訓とするためです。

12,ですから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい。



僕らも同じように貪りにはまり、淫らなことにハマり、不平不満に取り憑かれていく可能性は大きいです。「私は大丈夫」と思う人こそ危険です。素晴らしい体験をしたイスラエル人たちでさえ、すぐに偶像に心惹かれ、食べること飲むこと、音楽や歌が優先になり、外国の女性たちの淫らなお誘いに流されていきました。誰もそれを危険視することがなく、神様の裁きとして2万3000人が殺されるまで気がつきませんでした。神様が天から美味しい食べ物を与え、水を与え、導きを与えていたのにもかかわらず、彼らは感謝せず、不満になっていきました。どうせこの荒野で死ぬんだ、と神様を疑い、不幸になると決めつけました。そのことを「キリストを試みる」と言います。(9)神様を疑い、彼らはエジプトを懐かしみ、エジプトが良かったと言い出します。

またあるときは、指導者であるモーセとアロンがリーダーであることを妬み不満を言い出します。「彼らは滅ぼす者によって滅ぼされました。」(11)


僕らも簡単に不平や不満に取り憑かれます。感謝を失った時にこの世の欲に誘き寄せられていきます。誰でも、もれなく受ける誘惑です。心の片隅にすでに不満がはじまっています。淫らな思い、偶像への思いが僕らを甘く誘っています。神様よりもこの世の魅力に惹かれていく誘惑が必ずあります。そしてそれを放置すると、知らないうちに飲み込まれてしまいます。これらの誘惑は先輩たちが全員受けてきた誘惑で、しかも、「彼らの大部分は神のみこころにかなわず、荒野で滅ぼされました。」とあります。

神様は今日、僕らに警告と一緒に脱出を与えてくださっています。必ず誘惑から逃れられます。ワナはありますが、脱出できます。



(13-14)

13,あなたがたが経験した試練はみな、人の知らないものではありません。神は真実な方です。あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えていてくださいます。

14,ですから、私の愛する者たちよ、偶像礼拝を避けなさい。



滅びに至る門は大きく、その道は広いです。(マタイ7.13)弱く倒れやすくだまされやすいことを認めましょう。自分がキリストから離れやすいことを今日も認めましょう。小さな小さな誘惑、小さな淫らな思い、小さな偶像、小さな不満を今日も認めて神様に告白しましょう。もう一度神様への感謝と喜びを取り戻していただきましょう。「神は真実な方です。あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えていてくださいます。」ハレルヤ!

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