2023年7月24日月曜日

1コリント14.1-19

 1コリント14.1-19


神学校の時、世界的に有名な分厚い注解書を出しているスゴい先生がいました。ただ全部英語だったので僕にとっては全く意味不明でした。また、神学生たちに「ヘブル語わかるよね」というテイで話す先生もいましたが、それは僕にとってはただ辛い時間でした。反対に、ヘブル語のイロハを僕のレベルまで降りて説明してくれる先生がいて、その時間は心に染み渡る喜びの時間でした。


同じように、聖書はどんなにスゴい異言(神様と自分だけがわかる天のことば)で賛美し、祈り、奥義を語るより、意味のわかる言葉で話す方がみんなの成長になる、と言います。それが愛することです。



(1-5)

1,愛を追い求めなさい。また、御霊の賜物、特に預言することを熱心に求めなさい。

2,異言で語る人は、人に向かって語るのではなく、神に向かって語ります。だれも理解できませんが、御霊によって奥義を語るのです。

3,しかし預言する人は、人を育てることばや勧めや慰めを、人に向かって話します。

4,異言で語る人は自らを成長させますが、預言する人は教会を成長させます。

5,私は、あなたがたがみな異言で語ることを願いますが、それ以上に願うのは、あなたがたが預言することです。異言で語る人がその解き明かしをして教会の成長に役立つのでないかぎり、預言する人のほうがまさっています。



聖書は「みな異言で語ることを願います」(5)異言で祈る賜物が与えられた人たちはみんな「すばらしい」「時間を忘れる」と言います。パウロも「私は、あなたがたのだれよりも多くの異言で語っていることを、神に感謝しています。」(18)と言い、「異言で語る人は自らを成長させます」(4)と書いています。でも、続きがあります。



(5)

それ以上に願うのは、あなたがたが預言することです。異言で語る人がその解き明かしをして教会の成長に役立つのでないかぎり、預言する人のほうがまさっています。



(19)

しかし教会では、異言で一万のことばを語るよりむしろ、ほかの人たちにも教えるために、私の知性で五つのことばを語りたいと思います。



預言とは神様のことばを伝えることです。しかも、それはみんなに意味のわかる言葉で、教会を愛して成長に役立つことばです。教会の専門用語は相手が理解できないなら使わない方がいいです。子どもたちにとっては、難解なクラッシックよりもスゴい難しいジャズよりも、アンパンマンの歌の方が価値があります。わかる歌だからです。同じように、意味のわかる言葉で神様のことを伝えることは相手を成長させ慰め励まします。「預言する人は、人を育てることばや勧めや慰めを、人に向かって話します。」(3)



(7-9)

7,笛や竪琴など、いのちのない楽器でも、変化のある音を出さなければ、何を吹いているのか、何を弾いているのか、どうして分かるでしょうか。

8,また、ラッパがはっきりしない音を出したら、だれが戦いの準備をするでしょう。

9,同じようにあなたがたも、舌で明瞭なことばを語らなければ、話していることをどうして分かってもらえるでしょうか。空気に向かって話していることになります。



今日の箇所は「愛を追い求めなさい。」(1)という文脈です。もちろん、神様を愛し、神様と自分だけの異言で密室で祈るのも素晴らしいし、自分が成長します。でも、人を愛することはわかる言葉を使うことです。相手が成長するため、慰めを受けるため、希望と信仰が与えられるためです。イエス様は地上まで降りてきてくださいました。天上のことばを使わず、当時の人たちがわかる言葉で、日常のたとえ話を使って教えてくださいました。御霊はイエス様の霊です。僕らの心に口にイエス様の霊が与えられています。イエス様の口として愛し、成長させ、慰める言葉が今日も与えられますように。




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