2023年8月22日火曜日

士師記13章

 士師記13章


親なら自分の子どもには良いものを与えたい、最高のことをしてあげたいと思います。それで、マノアは神様に祈りました。「神の人を再び私たちのところに来させ、生まれてくる子に何をすればよいか教えてください。」特に、不妊だったのに与えられた子は特別です。マノアの奥さんは不妊でしたが急に子どもが与えられ、しかも、その子は神様から特別な使命が与えられ、「彼はイスラエルをペリシテ人の手から救い始める。」と言われる子です。(5)



(1-5)

1,イスラエルの子らは、主の目に悪であることを重ねて行った。そこで主は四十年間、彼らをペリシテ人の手に渡された。

2,さて、ダンの氏族に属するツォルア出身の一人の人がいて、名をマノアといった。彼の妻は不妊で、子を産んだことがなかった。

3,主の使いがその女に現れて、彼女に言った。「見よ。あなたは不妊で、子を産んだことがない。しかし、あなたは身ごもって男の子を産む。

4,今後あなたは気をつけよ。ぶどう酒や強い酒を飲んではならない。汚れた物をいっさい食べてはならない。

5,見よ。あなたは身ごもって男の子を産む。その子の頭にかみそりを当ててはならない。その子は胎内にいるときから、神に献げられたナジル人だから。彼はイスラエルをペリシテ人の手から救い始める。」



マノアの奥さんは急いで夫に報告しました。夫マノアも大興奮です。与えられる子どもに最高のことをしたいと思います。それで、彼は神様に祈ります。「生まれてくる子に何をすればよいか教えてください。」と祈ります。妻からの報告もいいけど、やはり直接聞きたいし、子どもに何をすればいいか教えて欲しいのです。



(6-8)

6,その女は夫のところに行き、次のように言った。「神の人が私のところに来られました。その姿は神の使いのようで、たいへん恐ろしいものでした。私はその方がどちらから来られたか伺いませんでした。その方も私に名をお告げになりませんでした。

7,けれども、その方は私に言われました。『見よ。あなたは身ごもって男の子を産む。今後、ぶどう酒や強い酒を飲んではならない。汚れた物をいっさい食べてはならない。その子は胎内にいるときから死ぬ日まで、神に献げられたナジル人だから』と。」

8,そこで、マノアは主に願って言った。「ああ、主よ。どうか、あなたが遣わされたあの神の人を再び私たちのところに来させ、生まれてくる子に何をすればよいか教えてください。」



神様に祈り求める人は必ず教えてもらえます。「求めなさい。そうすれば与えられます。」(マタイ7.7)「知恵に欠けている人がいるなら、その人は、だれにでも惜しみなく、とがめることなく与えてくださる神に求めなさい。そうすれば与えられます。」(ヤコブ1.5)神様は祈りに答えて教えてくれました。その答えは、まずあなたがた自身を神様に献げなさい、ということです。



(12-14)

12,マノアは言った。「今にも、あなたのおことばは実現するでしょう。その子のための定めと慣わしはどのようなものでしょうか。」

13,主の使いはマノアに言った。「わたしがこの女に言ったすべてのことに気をつけなければならない。

14,ぶどうからできる物はいっさい食べてはならない。ぶどう酒や、強い酒も飲んではならない。汚れた物はいっさい食べてはならない。わたしが彼女に命じたことはみな守らなければならない。」



一定期間、主のためだけに聖別した時間を過ごす人のことを「ナジル人」と言い、その人は酒を飲まず、汚れたものに近づかないようにします。(詳しくは民数記6章にあります)生まれてくる子は「胎内にいるときから死ぬ日まで、神に献げられたナジル人」と決まっていました。そして、その親としてすべきことは、自分をささげることでした。「今後あなたは気をつけよ。ぶどう酒や強い酒を飲んではならない。汚れた物をいっさい食べてはならない。」と言われています。(1、7、14)


聖書全体は禁酒を教えてはいませんが、神様のために一定期間酒を飲まず、贅沢をせず、普段の生活をやめて神様のために一定期間何かを手放し献げることは、今でも神様に喜ばれることです。食事を抜いて祈りの時間を増やすとか、仕事を一定期間やめて学びに行くとか、お金を神様と人のためにささげるとか、大事なことは神様のために何かを手放すことです。それは喜ばれ、次の世代への祝福につながります。

僕らは子どもたちに最高のものを与えたいと思います。実子でなくても、次の世代に、教え子に良いものを与えたいと思います。その答えはまず僕ら自身が神様に自分を明け渡すことです。



(ローマ12.1-2)

あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。」



今日も神様のために何かを手放しましょう。一見、犠牲に見えますが、実はそこには天の喜びと楽しみと平安が満ちています。今日僕らが主のものとされますように。そして次の世代もまた主のものとされますように。ハレルヤ!

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