士師記4章
問題やトラブルが僕らに用意されている理由は、信仰の戦いを学ぶためです。イスラエルに敵が用意されていたのも同じように戦う方法を学ぶためです。信仰の戦いは、人に頼るのではなく、主のことばにだけ頼ることです。
(3章1-2節)
主がそうされたのは、カナンでの戦いを全く知らないすべてのイスラエルを試みるためであり、ただ、イスラエルの次世代の者、特にまだ戦いを知らない者たちに、戦いを教え、知らせるためであった。
神様は敵にイスラエルを売り渡し、彼らは20年も苦しみます。(3)それは彼らが偶像をやめて主にだけ叫び求め、主によって救われるためです。そして、神様はその祈りと叫びに答えてくださいます。苦しむことも、神様に助けを叫ぶことも、全てが神様を体験し、神様のことばで戦う方法を学ぶプロセスです。これは「神様のことば」を信頼する戦いです。神様はイスラエルのリーダーに女性の預言者デボラを通して語ります。
(6-7)
6,あるとき、デボラは人を遣わして、ナフタリのケデシュからアビノアムの子バラクを呼び寄せ、彼に言った。「イスラエルの神、主はこう命じられたではありませんか。『行って、タボル山に陣を敷け。ナフタリ族とゼブルン族の中から一万人を取れ。
7,わたしはヤビンの軍の長シセラとその戦車と大軍を、キション川のあなたのところに引き寄せ、彼をあなたの手に渡す』と。」
預言者デボラは「命じられたではありませんか」とバラクに念を押しています。彼はなかなかその重い腰をあげなかったのかもしれません。バラクは主のことばに従います。…が、従う条件をつけました。
(8-9)
8,バラクは彼女に言った。「もしあなたが私と一緒に行ってくださるなら、行きましょう。しかし、もしあなたが私と一緒に行ってくださらないなら、行きません。」
9,そこでデボラは言った。「私は必ずあなたと一緒に行きます。ただし、あなたが行こうとしている道では、あなたに誉れは与えられません。主は女の手にシセラを売り渡されるからです。」こうして、デボラは立ってバラクと一緒にケデシュへ行った。
バラクは神様のことばを信じ従いましたが、でも、やっぱり女預言者デボラにも頼りました。神様からの栄光は神様のことばだけを信じ、頼り、従う人に与えられます。バラクは神様のことばにも頼り、保険のように預言者デボラにも頼ったようです。彼女は一緒に行ってくれることになりましたが、栄光はバラクには与えられませんでした。預言者デボラは神様のことばを伝え、バラクはそれに従います。
(14-16)
14,デボラはバラクに言った。「立ち上がりなさい。今日、主があなたの手にシセラを渡される。主があなたに先立って出て行かれるではありませんか。」そこで、バラクはタボル山から下り、一万人が彼の後に従った。
15,主は、シセラとそのすべての戦車とすべての陣営の者を、剣の刃をもってバラクの前で混乱させられた。シセラは戦車から飛び降り、自らの足で逃げた。
16,それでバラクは、戦車と陣営をハロシェテ・ハ・ゴイムまで追いつめた。こうして、シセラの陣営の者はみな剣の刃に倒れ、残された者は一人もいなかった。
信仰の戦いは、人に頼るのではなく、主のことばにだけ頼ることです。聖書は悪魔との戦い方を「腰には真理の帯」を締めるようにと教えます。(エペソ6.14)真理の帯とは、神様のことばです。そして神様のことばは「御霊の与える剣」です。そして、「信仰の大盾を取りなさい。」と言います。(エペソ6.16-17)神のことばを信頼することが絶対に安全な大きな盾です。神様への信仰や信頼が与えられる方法は「聞くこと」です。「信仰は聞くことから始まります。聞くことは、キリストについてのことばを通して実現するのです。」(ローマ10.17)戦いは、神様のことば以外で救われようとする不信仰との戦いです。
今日も神様と対話するように、聖書を読み、聞きましょう。必ず主が語りかけてくださいます。その時に神様への信頼は与えられます。主がみことばで先立って進み、勝利させてくださいます。信仰の戦いは、主のことばに頼ることです。今日も語りかけてくださっています。主のことばこそが信頼すべき盾、従うことは勝利です。ハレルヤ!
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