僕らの祈りはお願い事ばかりになりがちです。でも、祈りで一番大事なのは感謝することです。「すべての事について、感謝しなさい。」と聖書は繰り返します。(1テサロニケ5.18、エペソ5.20など)どんなに苦しく暗く見える状況でもその中に神様の力と恵みがあります。
使徒たちの時代にイエス様を信じる人は激しく攻撃され、時には暴力を受けることもありました。その頃テサロニケの町では「町のならず者をかり集め、暴動を起こして町を騒がせ、またヤソンの家を襲い」とあります。(使徒17.5)イエス様を信じることは生活が脅かされることを意味しました。
信じることは脅されることなのに、それでもイエス様を信じる人たちが起こされました。パウロたちは彼らに手紙を書いていますが、その内容は「感謝」です。迫害と苦しみの中でも信仰が与えられ、苦しくても神様と人を愛している人たちのことを思うだけでひたすら神様に感謝です。パウロは彼らの愛の忍耐を思い出していつも感謝しています。
(2-4)
私たちは、あなたがたのことを覚えて祈るとき、あなたがたすべてについて、いつも神に感謝しています。私たちの父である神の御前に、あなたがたの信仰から出た働きと、愛から生まれた労苦、私たちの主イエス・キリストに対する望みに支えられた忍耐を、絶えず思い起こしているからです。神に愛されている兄弟たち。私たちは、あなたがたが神に選ばれていることを知っています。
信じるのは心の中だけのことではなく、神様の力と聖霊を体験し、行動が変わることです。迫害されても従う人は神様から力と聖霊を与えられた人たちです。結果、テサロニケの教会の人々は喜んで神様に従い、みことばを伝える人たちになりました。神様には力があります。パウロたちが頑張ったのではなく、神様が福音と共に力と聖霊による確信を与えてくれます。彼らはイエス様がもう一度来られることを楽しみに待ち忍耐するようになりました。
(5-7)
私たちの福音は、ことばだけでなく、力と聖霊と強い確信を伴って、あなたがたの間に届いたからです。
あなたがたも、多くの苦難の中で、聖霊による喜びをもってみことばを受け入れ、私たちに、そして主に倣う者になりました。
その結果、あなたがたは、マケドニアとアカイアにいるすべての信者の模範になったのです。
パウロが書く手紙はまず感謝です。神様が与えてくださった福音、聖霊、力、そしてそれによって変えられた人たちが生き証人として用いられ、福音は広がり続けています。
(8)
主のことばがあなたがたのところから出て、マケドニアとアカイアに響き渡っただけでなく、神に対するあなたがたの信仰が、あらゆる場所に伝わっています。そのため、私たちは何も言う必要がありません。
僕らはお願い事や不平不満の祈りばかりになりがちですが、大事なのは神様が与えてくださった数々の恵みを感謝することです。暗く苦しく見えますが、よく見たら恵みだらけです。自分が変えられたこと、周りが変えられたこと、そしてこれからイエス様がもう一度地上に来られ、全てを支配なさること、考えたら恵みと感謝だらけです。感謝しましょう。ハレルヤ!
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