申命記９章

 ひどい生活をしていた人が神様に見つけ出され、神様に罪を赦されてクリスチャンになります。過去の恥ずかしい過去を考えるなら、ただ神様に感謝するしかありません。ところが何年かすると、まるで最初から正しくいい人だったみたいに錯覚してしまうことがよくあります。イスラエル人たちもそうでした、彼らは奴隷でした。ただ神様のあわれみによって救われました。神様によって素晴らしい土地を所有させていただきます。全てが神様の恵みと憐れみなのに、いつの間にか「私が正しいから、主が私をこの地に導き入れ、所有させてくださったのだ」と勘違いをしてしまいます。

（4-5）

あなたの神、主があなたの前から彼らを追い出されたとき、あなたは心の中で、「私が正しいから、主が私をこの地に導き入れ、所有させてくださったのだ」と言ってはならない。これらの国々の邪悪さのゆえに、主はあなたの前から彼らを追い出そうとしておられるのだ。

あなたが彼らの地を所有することができるのは、あなたが正しいからではなく、またあなたの心が真っ直ぐだからでもない。

イスラエル人たちはその後も何度も神様を裏切り、神様を悲しませます。ある時は偶像を作って神様を怒らせます。その時にはモーセが人々を代表して神様にひれ伏し40日謝り続けます。

（18-19）

それから私は、前のように四十日四十夜、主の前にひれ伏して、パンも食べず水も飲まなかった。あなたがたが罪ある者となって、主の目に悪であることを行い、御怒りを引き起こした、そのすべての罪のゆえであった。こうしたのは、主が激しく怒ってあなたがたを根絶やしにしようとされたその怒りと憤りが、私には怖かったからであった。しかし、そのときも主は私の願いを聞き入れてくださった。

また、ある時は神様の命令に逆らい、神様を怒らせます。

（24-26）

私があなたがたを知った日から、あなたがたは主に逆らい続けてきた。それで私は、その四十日四十夜、主の前にひれ伏していた。それは、主があなたがたを根絶やしにすると言われたからである。私は主に祈って言った。「神、主よ、あなたのゆずりの民を滅ぼさないでください。彼らは、あなたが偉大な力をもって贖い出し、力強い御手をもってエジプトから導き出された民です。

人々が高ぶり、罪を犯し、その度にモーセは謝り続け祈り続けます。この姿はイエス様の姿のようです。

（ローマ8:34）

罪に定めようとするのはだれですか。死んでくださった方、いや、よみがえられた方であるキリスト・イエスが、神の右の座に着き、私たちのためにとりなしていてくださるのです。

僕らは威張ることができません。全てがイエス様の恵み憐れみです。今日も赦されています。今日も祈ってもらっています。今日もイエス様の十字架の血ゆえに受け入れられています。ただ感謝するしかありません。