2023年1月4日水曜日

エレミヤ14.13-22

 人々が苦しむとき、僕らは「大丈夫だよ、これは神様の裁きじゃないよ」「神様の怒りはないよ」と言ってあげたい気持ちはわかります。また、相手の気持ちに沿うように「きっと神様はこう言っているよ」と自分で考えた話をする人もいます。そんな僕らに聖書は激しく「No!」と言います。都合の良いことや、自分の願いが叶うような話、空想話にそれていくことを警告しています。人の話でなく「みことばを伝えなさい」と聖書は言います。


2テモテ4:2-4)

みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。

というのは、人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分につごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め、真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです


預言者エレミヤは神様からはっきりと神の怒りを示されていました。大部分の預言者は「大丈夫、戦争も飢饉もない」「神様は平安を与えてくださる」とウソの預言をします。人々は喜んだようです。神様はそのようなニセ預言者を裁く、と言われます。


(13-14)

私は言った。「ああ、神、主よ。ご覧ください。預言者たちは、『あなたがたは剣を見ず、飢饉もあなたがたに起こらない。かえって、わたしはこの場所で、まことの平安をあなたがたに与える』と人々に言っているではありませんか。」

主は私に言われた。「あの預言者たちは、わたしの名によって偽りを預言している。わたしは彼らを遣わしたこともなく、彼らに命じたこともなく、語ったこともない。彼らは、偽りの幻と、空しい占いと、自分の心の幻想を、あなたがたに預言しているのだ。


神様が繰り返してエルサレムの人々に言っていたのは「悔い改め」です。自分の罪を認めて謝り、それをやめるて神様に戻ってくることを神様はエレミヤを通して伝えていました。ところが、人々は「悔い改めなくても大丈夫、そのままでも災いはこない」というニセのメッセージを好みました。神様はそのようなニセ預言者、そして、ニセ預言者の話に聞き従う人たちを滅ぼすと言われます。


(15-16)

それゆえ、わたしの名によって預言はするが、わたしが遣わしたのではない預言者たち、『剣や飢饉がこの地に起こらない』と言っているこの預言者たちについて、主はこう言う。『剣と飢饉によって、その預言者たちは滅び失せる。』

彼らの預言を聞いた民も、飢饉と剣によってエルサレムの道端に放り出され、彼らを葬る者もいない。彼らも、その妻も、息子、娘もそのようになる。わたしは、彼らの上に彼ら自身の悪を注ぎかける。


罪を認めず、悔い改めて神様に戻らない人たちに神様の怒りと裁きはあります。

エレミヤはそんな人々の罪をまるで自分のこととして謝り、祈ります。「本当に私たちは、あなたの御前で罪の中にあります。」と(20)


(19-21)

「あなたはユダを全く退けられたのですか。あなたはシオンを嫌われたのですか。なぜ、あなたは私たちを打ち、癒やしてくださらないのですか。私たちが平安を待ち望んでも、幸いはなく、癒やしの時を待ち望んでも、ご覧ください、恐怖しかありません。

主よ、私たちは自分たちの悪と、先祖の咎をよく知っています。本当に私たちは、あなたの御前で罪の中にあります。

御名のために、私たちを退けないでください。あなたの栄光の御座を辱めないでください。私たちとのあなたの契約を覚えていて、それを破らないでください。


聖書が罪人である僕らに伝えている福音(良い知らせ)は悔い改めです。罪を認めて謝って神様のところに戻ることです自分の高ぶった考えを手放して、神様のみことばの前にへり下ることですイエス様を信じた人は必ずイエス様のみことばに戻って来ます。


(ヨハネ 8:47

神から出た者は、神のことばに聞き従います。ですから、あなたがたが聞き従わないのは、あなたがたが神から出た者でないからです。」


人から出た言葉を一旦脇において、今日もまず神様のことばに戻りましょう。自分の判断も考えも一旦脇に置いて、聖書の言葉に聞きましょう。人に従うよりも神様に従うべきです。(使徒5.29)罪を認めて神様に戻ることを神様は今日も待っておられます。神様はみことばで僕らを導き生かしてくださいます。「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」(マタイ4.17)


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