マルコ3.28-29

 「私はとんでもない罪を犯してしまった…これだけは絶対に赦されないのではないのだろうか…」と悩む人は多いようです。僕もその経験があります。ところが、イエス様は言われます。

（28）

まことに、あなたがたに言います。人の子らは、どんな罪も赦していただけます。また、どれほど神を冒瀆することを言っても、赦していただけます。

どんな罪も赦されます。「私はとんでもない罪を犯してしまった…」と思う人は、聖霊が与えられている人だと思います。なぜなら聖霊は罪を示し、誤りを認めさせてくださる方だからです。（ヨハネ16.8）

冒涜とは、神様を侮辱し、おとしめることです。それでも赦されます。どんな罪であってもそれを認めて告白し、悔い改めるなら赦していただけます。（1ヨハネ1.8-9）何をしたのだとしても、神様は僕らを愛し、僕らを全く完全にきよく、義と認めてくださいます。イエスキリストにある人が罪に定められることはありません。完全に赦されることは神様から僕らに与えられている約束です。（ローマ8.1）ただ、一つ、赦されない罪は「聖霊を冒涜する罪」です。聖霊を冒涜する、とは、神様の赦し、神様の癒し、神様による回復を認めない罪です。

（29）

しかし聖霊を冒瀆する者は、だれも永遠に赦されず、永遠の罪に定められます。」

この時、イエス様は多くの人たちの病気を癒し、悪霊を追い出していました。それは神様の国の現れだし、完全な罪の赦しと回復のしるしでした。それはイエス様に与えられている無限の御霊による赦しと回復です。イエス様は「わたしが神の御霊によって悪霊どもを追い出しているのなら、もう神の国はあなたがたのところに来ているのです。」（マタイ12:28）とおっしゃいました。

神様の御霊は悪霊を追い出し、罪を赦し、僕らを新しくしてくださいます。

イエス様を信じた人は全員この御霊が与えられています。御霊が与えられている人は自分の罪が分かるので神様に謝ります。「私はとんでもない罪を犯してしまった…これだけは絶対に赦されないのではないのだろうか…」と悩む人は御霊が与えられている人です。その人は罪を告白して手放す祈りをしましょう。完璧に赦されます。

赦されない罪とは、御霊が明らかに悪霊を追い出し、回復してくださっているのに、それを拒否することです。神様の赦しと回復を拒む罪です。これは、がんばって神様の愛を拒否し続けることです。大変な気力体力が必要ですが、そのようにして神様の赦しや回復を拒否し続けるなら、お望み通り赦されず、永遠の罪に定められます。

（ヘブル10:29）

神の御子を踏みつけ、自分を聖なるものとした契約の血を汚れたものとみなし、恵みの御霊を侮る者は、どんなに重い処罰に値するか、考えてみなさい。

今日も罪はあります。そして御霊はそれを示し、教えてくださいます。認めて謝りましょう。どんな罪も赦されます。無罪とされます。大丈夫です！