2023年2月1日水曜日

ローマ8.26-30

 神様が人間を造った、と聖書は言います。しかも「人をご自身(神)のかたちに創造された。」とあります。(創世記1.27)本当は人間は神様に似ていて栄光ある人だったことがわかります。ところが、「すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず」になってしまいました。(ローマ3.23)それでも神様はもう一度僕らを選び、イエス様と似た栄光ある人になるように決めてくださいました。


(29-30節)

なぜなら、神は、あらかじめ知っておられる人々を、御子のかたちと同じ姿にあらかじめ定められたからです。それは、御子が多くの兄弟たちの中で長子となられるためです神はあらかじめ定めた人々をさらに召し、召した人々をさらに義と認め、義と認めた人々にはさらに栄光をお与えになりました。


クリスチャンは神様に選ばれ、将来、すごすぎる栄光を受けるように決まっていると聖書は言います。それはまるで、イエス様が長男で僕らはその弟たち妹たちのように似た姿ですその栄光と比べるならいまの苦労は小さすぎるし、忘れ去られてしまいます。


(18節)

今の時のいろいろの苦しみは、将来私たちに啓示されようとしている栄光に比べれば、取るに足りないものと私は考えます。


イエス様を信じる人は、自分で宗教を選んだのではなく、神様があらかじめ選んで呼んだ人ですイエス様を信じた人は完全に無罪ですイエス様がその罪の呪いは十字架で終えてくださり、義(無罪)と認めてくださいました。さらに、将来栄光が与えられることは決定事項ですその希望を見上げて生きるようにと聖書は言います。


(30節)

神はあらかじめ定めた人々をさらに召し、召した人々をさらに義と認め、義と認めた人々にはさらに栄光をお与えになりました。


栄光が与えられるのは将来ですが、もうすでに「栄光をお与えになりました。」と聖書は言います。それほどに決まりきったことです僕らの人生は苦しみや悲しみに満ちていますが、それらの苦しみは全て「キリストと、栄光をともに受けるために苦難」です。(17節)


(28節)

神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。


僕らは「何でこんなことが起こるのか…」と嘆き、過去を見つめがちです。「この苦しみが起こったのはあのせいだ」と考えてしまい、過去の失敗ばかりを思い出して「あれが悪かった、あれが無かった、ああすれば良かった」と言って、後悔します。その重さに潰れそうになってしまう人もいます。でも、聖書は全ての出来事を「益」にしてくださると言います。「罪の増し加わるところには、恵みも満ちあふれました。」と聖書は言います。(5.20)

過去の失敗はイエス様の十字架の処刑によって赦され、無罪とされました。そして、未来は栄光が決定しています。


僕らの今の苦しみは将来の栄光のための準備です。弱さも、足りなさも、罪や恥の経験さえも「すべてのことを働かせて益としてくださる」と聖書は宣言しています。


僕らはそのような圧倒的な神様のご計画を知るにはあまりにも未熟です。それで試練に会った時にどう祈ったらいいかわかりません。まるで近眼のように将来よりも近くばかりを見てがっかりします。「どのように祈ったらよいかわからない」のが僕らです

それでも、そのような未熟な僕らでも神様は見放すことなく導き続けてくださっています。


(26-27節)

御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。


僕らは十分に祈れなくて当然です。弱い私たちですどう祈ったら良いかわからず、神様の御心もわかりません。でも、御霊ご自身が一緒にうめいて祈ってくれています。僕らが完璧な祈りができると思ったら大間違いですどんな人でも迷い、苦しみの中で祈れない経験をします。そんな僕らを御霊は見放すことなく、一緒にうめき、祈ってくださいます。しかも、御霊の祈りは神様に聞かれます。

神様は僕らの心の中を知っています。しかも、僕らが知らない僕らの本音さえも知っておられます。自分の心の奥深くまで知っているのは、僕らよりも神様ですそして、その神様の御霊が、僕らに本当に必要なことを知って祈ってくださっています。


(27節)

人間の心を探り窮める方は、御霊の思いが何かをよく知っておられます。なぜなら、御霊は、神のみこころに従って、聖徒のためにとりなしをしてくださるからです


僕らの祈りはいつも祈りは不十分ですそれでも御霊は僕らのことを祈り続け、導き続けてくださっています。

御霊の導きと御霊の祈りの中で僕らは罪をやめ、軌道修正をし続けて成長します。最初から最後まで神様のセッティングです


今日も不十分な自分であることを認めましょう。そして、それでも神様は見放さず、見捨てずに愛し続けてくださっています。やがて僕らはキリストの栄光を一緒に受ける人に変えられます。足りない人が用いられ、足りない人が栄光を受けます。だから、全ての出来事は用いられます。神様は僕らの予想をはるかに超えた完璧な支配者です


どんな苦しみも、出来事も、神様のみ手の中です。しかも、僕らが栄光に変えられるための大事な出来事です今日のできごとは僕らの5年先、10年先のためにあります。


(28節)

神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。


僕らが栄光を受けるための今日のできごとです全てのことに感謝しましょう。無駄なことは一つもありません。今日も皆さんが将来の希望を持って歩まれますように。ハレルヤ!

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