創世記31.1-16
僕らの生活には問題や心配事が付きものです。人からの誤解や悪口や批判を受けることもあります。
「庭の雑草ばかり気にして、雑草を取っても取っても終わりはありません。それよりももっと強くて良い花を植えて、それが育つようにお世話をすれば、自然と雑草も減っていきます。」
「同じように、人の評価や悪口、心配事を振り払って振り払ってもキリがありません。それよりも、真実と愛と恵みに満ちた神様のことばを大切に聞いていけば、人からの雑音は気にならなくなっていきます。」
誤解されたり批判されたりする時に大事なことは、
1、神様のことばを聞き分けること。
2、神様がしてくださった恵みを数え上げること
です。
ヤコブは悪口を言われますが、その中で神様のことばを聞き分け、それを大切にしていきます。
1 さてヤコブはラバンの息子たちが、「ヤコブはわれわれの父の物をみな取った。父の物でこのすべての富をものにしたのだ。」と言っているのを聞いた。
2 ヤコブもまた、彼に対するラバンの態度が、以前のようではないのに気づいた。
これはウソだし妬みです。多くの富を与えてくださったのは神様です。悪口を浴びせられる中で、神様は語ってくださり、彼はそれに耳を澄ませます。
3 主はヤコブに仰せられた。「あなたが生まれた、あなたの先祖の国に帰りなさい。わたしはあなたとともにいる。」
悪口は僕らをがっかりさせます。それでも神様のことばを聞き分けることができるのがクリスチャンの特徴です。まるで羊が飼い主を聞き分けるように、クリスチャンはイエス様のことばを聞き分けることができる、と聖書はいいます。
(新約聖書 ヨハネ 10:27)
わたし(イエス様)の羊(クリスチャン)はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。
神様は悪口を言われているヤコブに語り掛けてくださいました。
それは初めてではありません。ずっと前、この場所に来る途中、孤独と不安でいっぱいだった時も語ってくださいました。いつかもう一度ふるさとに帰ることは以前から語られていました。
(創世記 28:15)
見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。
ヤコブは神様が今まで良くしてくださった恵みを数え上げ感謝しました。誤解されたり批判されたりする時に大事なことは、神様がしてくださった恵みを数え上げることです。
ヤコブはラバンから意地悪をされていましたが、神様はいつもヤコブに良くしてくださいました。そして、神様は彼の忍耐を見ていてくださいました。
7 あなたがたの父(ラバン)は、私を欺き、私の報酬を幾度も変えた。しかし神は、彼が私に害を加えるようにされなかった。
8 彼が、『ぶち毛のものはあなたの報酬になる。』と言えば、すべての群れがぶち毛のものを産んだ。また、『しま毛のものはあなたの報酬になる。』と言えば、すべての群れが、しま毛のものを産んだ。
9 こうして神が、あなたがたの父の家畜を取り上げて、私に下さったのだ。
11 そして神の使いが夢の中で私に言われた。(…中略…)ラバンがあなたにしてきたことはみな、わたしが見た。
僕らは人の意地悪や欠点を数えあげ、問題や悪い想像を繰り返すのが得意ですが、それには何の良いこともありません。
人の悪や不安や意地悪が頭の中に出てきたら、それ以上に神様の恵みを思い出しましょう。恵みを数え上げることは、喜びと感謝と平安を生みます。
(旧約聖書 詩篇 103:2)
わがたましいよ。主をほめたたえよ。
主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。
人のことばはすぐに消えますが、神様のことばは消えることがありません。僕らが忘れても、神様は忘れません。また、神様は僕らの祈りを忘れることがありません。ヤコブが20年前、ベテルという場所で祈ったことがありました。神様はそれを覚えておられました。
13 わたしはベテル(20年前に祈った場所)の神。あなたはそこで、石の柱に油をそそぎ、わたしに誓願を立てたのだ。さあ、立って、この土地を出て、あなたの生まれた国に帰りなさい。
神様は今日も僕らになくならない愛と恵みのことばを与えてくださっています。雑音が大きくても、いつも聞き分けることができます。そして、僕らが祈った祈りは一つもムダになっていません。僕らが忘れても、神様は忘れていません。
雑音を気にして苦しむよりも、神様のことばを聞いて力を得ましょう。
神様の恵みと愛は決してなくなることがありません。
(イザヤ 40:28 -31)
主は永遠の神、地の果てまで創造された方。
疲れることなく、たゆむことなく、その英知は測り知れない。疲れた者には力を与え、精力のない者には活気をつける。(…中略…)主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。
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