2024年12月17日火曜日

ミカ5.7-15

 ミカ5.7-15


僕らはいつも人や技術やお金に依存しがちです。ですが、本来頼るべきは神様だけです。この世の終わりには苦しみを通りますが、その苦しみから救い出される人たちのことを聖書は「残りの者」と言います。その人たちの特徴は「人に頼らない」「人の力に期待しない」ことです。すべての望みを神様だけに置いている人です。



(ミカ書 5章7節)

"そのとき、ヤコブの残りの者は、多くの国々の民のただ中で、主のもとから降りる露、青草に降り注ぐ夕立のようだ。彼らは人に望みを置かず、人の子らに期待をかけない。"



神様にだけ期待する人たちは、まるで神様から愛され潤われる露、作物を実らせる夕立のようです。イスラエルでは水が超貴重です。水は神様からの恵と愛です。露も夕立も人が作ったものではありません。神様によって人は回復し命を吹き返します。反対に、人の方法や作戦は消えていきます。神様がそうおっしゃいます



(ミカ書 5章10~12節)

"「その日──主のことば──わたしはあなたのただ中から、あなたの馬を滅ぼし、戦車を打ち壊し、

あなたの国の町々を絶ち滅ぼし、要塞をみな破壊する。

わたしはあなたの手から呪術者を断ち、占い師をあなたのところから絶やす。"



人は不安だから、武器を持ちたいと思います。でも、神様はそれらを壊してしまいます。当時、馬や戦車は超重要でした。それによって国の安全が決まりました。今もそうかもしれません。でも、神様は「それに頼るな」とおっしゃいます。現代なら武力や経済力、SNSの発信力やAIの技術力かもしれません。僕らは不安だから力を持ちたがり、それに頼りがちです。でも、神様への感謝や信頼のない技術は無価値です。それらを滅ぼすとおっしゃいます。


そしてまた、人間は不安だから、霊的なものを求めます。占いとか、予言とか、とにかく「将来のこと知りたい…」と思います。でも神様はそれを滅ぼしてしまいます。「わたしはあなたの手から呪術者を断ち、占い師をあなたのところから絶やす。」(12)


また、人間は不安だから宗教を作ります。これを拝めば幸せになれる教えを作ります。でも神様は人が作った宗教を滅ぼされます。



(ミカ書 5章13~15節)

"わたしは、あなたのただ中から、刻んだ像と石の柱を断ち切る。あなたはもう、自分の手で造った物を拝まない。

わたしは、あなたのアシェラ像をあなたのただ中から根こそぎにし、あなたの町々を滅ぼし尽くす。

わたしは怒りと憤りをもって、わたしに聞き従わなかった国々に復讐する。」"



人間は不安と不満を解消するために快楽にも依存しやすいようです。

当時の「アシェラ像」は豊穣と性の神様でした。現代でいうなら、ポルノとか快楽の神様です。人間は肉体的なものや一時的な満足で自分を埋めようとしがちだけど、神様はこれも取り除くとおっしゃいます。


神様が救ってくださる人たちは、お金とか力とか宗教とか快楽ではなく、ただ神様だけに期待をし、神様の言葉に望みを置く人です。信じる人には聖霊が与えられています。御霊の実は愛と平安と喜びです。そこには満足と安心と感謝があります。


まるで露が作物を育てるように、夕立が作物を実らせるように、神様の言葉は僕らを生き返らせます。そしてその言葉を聞いた僕らは他の人を潤し生かすことができます。神様が救し回復させる人たちとは、人間的ものに頼ったり期待したりせずに、ただ愛と恵みの神様に期待し、聞き従い、潤される人たちです。


いつも人や何かに依存しがちです。僕らが頼るべきは神様だけです。求めましょう。必ず御霊は与えられます。イエス様は「平安を与えます」と約束してくださっています。イエス様が言われたことはそうなります。だから大丈夫です。神様をそのことばを求めましょう。その愛と平安を求めましょう。この世界が消えても、神様は決して僕らを見放すことも見捨てることもしません。「草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ。」(イザヤ40.8)いつまでも残るものは神様への信仰、神様の愛、神様が与えてくださる希望です。ハレルヤ!



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