1歴代3章
まず、ダビデ王の子どもたちの名前が書かれていますが、名前を読むだけで、欲望と権力絡みのドロドロとしたエピソードを思い出させます。
当時の読者もそう思ったはずです。
まず、長男のアムノンは妹(母親違い)をレイプしています。わざわざ妹の名前を書かなくてもいいのに、この当時、普通は女性の名前は書かないはずなのに、わざわざ妹タマルの名前を、嫌なこと思い出させるかのように書いています。
"ヘブロンで生まれたダビデの子は次のとおりである。長子はイズレエル人アヒノアムによるアムノン。次男はカルメル人アビガイルによるダニエル。"
歴代誌 第一 3章1節
"みなダビデの子であるが、ほかに側女たちの子もあり、タマルは彼らの姉妹であった。"
歴代誌 第一 3章9節
長男から妹タマルへの性暴力を知って怒ったのは三男アブサロムです。彼は殺意を持ち、策略を巡らして兄アムノンを殺します。
"三男はゲシュルの王タルマイの娘マアカの子アブサロム。四男はハギテの子アドニヤ。"
歴代誌 第一 3章2節
アブサロムは兄を殺した後、上手に人々を味方につけて父ダビデを裏切ります。クーデターを起こし、自分が王となります。ダビデは悲しみながら逃げますが、アブサロムはその後、戦死します。
さらに、4男アドニアも同じようにダビデを裏切ります。ダビデがまだ生きているのに、自分を王として即位イベントを開催します。しかしその後、正式な後継者ソロモン王によって処刑されます。
これを読むユダヤ人たちは、自分たちがこんなに醜い先祖たちの子孫なんだ、と知ります。決してクリーンではないし、自慢できる先祖ではありません。ヘブロンで生まれたダビデの子どもたちの母親はみんな違います。
その後も暗い歴史が続きます。
ダビデがエルサレムで王様になった後、彼は新しい妻や側女達を迎えます。ソロモンの母親であるバテシェバ(バテ・シュア)は他人の妻だったのにダビデが奪い、しかも夫を戦死させて殺しました。
"エルサレムで彼に生まれた者は次のとおりである。シャムア、ショバブ、ナタン、ソロモン。この四人はアンミエルの娘バテ・シュアによる子である。
またイブハル、エリシャマ、エリフェレテ、
ノガハ、ネフェグ、ヤフィア、
エリシャマ、エルヤダ、エリフェレテの九人。
みなダビデの子であるが、ほかに側女たちの子もあり、タマルは彼らの姉妹であった。"
歴代誌 第一 3章5~9節
その後、ソロモンの子孫たちが記録されていきますが、ソロモンが多くの女性たちを妻にすることで堕落していったことは誰もが知っています。
歴代誌の家系は、系図は罪にまみれた問題だらけの系図です。
捕囚にされ、国を失いどん底を経験したのは、彼らの罪の結果でもありました。
そんな彼らを神様は見離さず見捨てず、祝福の約束を実現しようとしておられます。この系図は闇から光を生み出す神様の希望があります。失敗だらけ、罪だらけ、欲と権力争いのようなイスラエルを神様は見放してはいません。
神様は僕らの闇の過去ももちろん全部知っています。家族の中にあるドロドロとした問題を知っておられます。それでも見放すことなく、将来と希望を与えようと今日も導いてくださっています。
人の罪によって神様の祝福のご計画がなくなることはありません。
イエス様は闇の中に来られました。この光に闇は勝てません。
親や先祖がどんなに酷くても、自分の過去がどんなに暗くても、僕らは新しく作り替えられました。
僕らは肉の先祖の子どもではなく、神様の子どもになりました。
救いはイエス様以外にはありません。
100%神様の恵み、神様の祝福のご計画によります。
今日も闇の中から救って下さった神様に感謝しましょう。
この暗い系図は光に向かっています。
ハレルヤ!
0 件のコメント:
コメントを投稿