2022年12月19日月曜日

エステル4章

神様のご計画は神様だけで進めることができますが、多くの場合、僕ら人間を用いて行われます。そしてその役目が大きいほどに危険も伴います。それでも神様は役目を人に与えます。その時に問われるのは神様への信頼です。聖書は言います。 (ローマ8:28) 神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。 エステルの時代、全てのユダヤ人たちを根絶やしにする法律が出されてしまいました。 この法律を取り消すようにお願いできるのは王妃エステルだけでした。王妃エステルを育てたモルデカイは「彼女が王のところに行って、自分の民族のために王からのあわれみを乞い求めるように」伝えます。(8) でも、たとえ王妃であっても、勝手に王のところに行く者は死刑にされます。(11)王の所に行き、ユダヤ人抹殺の取り消しをお願いするのは命の危険を伴うことです。 王妃エステルは何もしないで黙っていることもできました。そんな彼女にモルデカイは言います。 (14) もし、あなたがこのようなときに沈黙を守るなら、別のところから助けと救いがユダヤ人のために起こるだろう。しかし、あなたも、あなたの父の家も滅びるだろう。あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、このような時のためかもしれない。 エステルにとって、王様に取り消しを願いに行くことは怖いことです。それでも行かねばなりません。彼女は言います。 (16) 「行って、スサにいるユダヤ人をみな集め、私のために断食してください。三日三晩、食べたり飲んだりしないようにしてください。私も私の侍女たちも、同じように断食します。そのようにしたうえで、法令に背くことですが、私は王のところへ参ります。私は、死ななければならないのでしたら死にます。」 僕らは弱いもので、神様からの役目を果たす勇気も力もありません。祈ってもらう必要があります。自分も祈る必要があります。エステルはユダヤ人全員が断食して祈るようにお願いします。そして自分も断食して祈りました。生きるのに必要な食べ物を断つことは、神様だけに命を預け、神様だけが人を生かしたり殺したりする権威をお持ちであることを表明する行為です。エステルは神様に命を預けました。そして、神様から与えられた役目を果たすために祈りました。「私は王のところへ参ります。私は、死ななければならないのでしたら死にます。」 神様は僕らに役目を与えてくださっています。神様だけでご計画は進むのに、神様は僕ら人間を用いて歴史を動かします。そして、僕らは神様に命を預けるほど信頼することを喜んでくださいます。イエス様はおっしゃいました。 (マタイ10:39) 自分のいのちを自分のものとした者はそれを失い、わたしのために自分のいのちを失った者は、それを自分のものとします。 僕らが今日も神様の信頼し、自分の命を神様に預けて従いますように。

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