神様を信じないようにする力はいつもあります。というか、この信じないようにする霊的な力はこの世界に満ちています。そして、僕ら人間は神様への信仰が与えられなければこの霊の力に流されるまま、言われるがままです。聖書は僕ら人間が罪を犯させる力に対して無抵抗であることを「罪の中に死んでいる」「空中の権威を持つ支配者(悪魔)に従って歩んでいる」と言います。
(エペソ2:1-2)
あなたがたは自分の罪過と罪との中に死んでいた者であって、そのころは、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。
また、悪魔の力を聖書は「この世の神」とも言います。
(2コリント4:4)
この世の神が不信者の思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光にかかわる福音の光を輝かせないようにしているのです。
悪魔は神様を信じることをやめさせようとします。悪魔の主な手段はウソを信じさせることです。しかも、僕らが怖がり不安になるような情報をいかにも本当らしくインプットしてきます。それが悪魔の方法です。聖書は次のように言います。
(ヨハネ8.44)
悪魔は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。
ヒゼキヤ王とエルサレムの人々は神様を信頼していました。そんなヒゼキヤと国民をアッシリヤの将軍ラブシャケはウソ情報で脅します。
神様である主がお前らを滅ぼせ、と言ったのだ、お前らは自分の糞尿を飲むほどに飢えて苦しむぞ、と怖がらせます。全部ウソです。
(25)
今、私がこの場所を滅ぼすために上って来たのは、主を差し置いてのことであろうか。主が私に「この国に攻め上って、これを滅ぼせ」と言われたのだ。』」
(28)
ラブ・シャケは突っ立って、ユダのことばで大声で叫んで、こう告げた。「大王、アッシリアの王のことばを聞け。
王はこう言っておられる。『ヒゼキヤにごまかされるな。あれは、おまえたちを私の手から救い出すことができないからだ。ヒゼキヤは、「主が必ずわれわれを救い出してくださる。この都は決してアッシリアの王の手に渡されることはない」と言って、おまえたちに主を信頼させようとするが、そうはさせない。』
僕らは恐れや不安に弱いです。神様のことばより、怖い情報を過大視してしまいます。アッシリヤの将軍ラブシャケの脅しはまさに悪魔的です。さらに、敵は救いの道も提供します。君たちの救いのために良い方法があるよ、と言います。降伏したら幸せになれるよ、と良いことを並べます。これもウソです。
(31-32)
ヒゼキヤの言うことを聞くな。アッシリアの王はこう言っておられるからだ。『私と和を結び、私に降伏せよ。そうすれば、おまえたちはみな、自分のぶどうと自分のいちじくを食べ、自分の井戸の水を飲めるようになる。
その後私は来て、おまえたちの国と同じような国におまえたちを連れて行く。そこは穀物と新しいぶどう酒の地、パンとぶどう畑の地、オリーブの木と蜜の地である。おまえたちが生き延びて死ぬことのないようにするためである。たとえヒゼキヤが、「主はわれわれを救い出してくださる」と言って、おまえたちをそそのかしても、ヒゼキヤに聞き従ってはならない。
敵の手口は、
①不安にさせるウソ情報を入れる→②そこから救われるウソの道を示す(ウソ)→③神様から引き離す
これが基本です。
敵は「主がこう言われる」と言います。それが本当かどうか聖書によって識別することができます。敵はまた「こうすれば幸せになれるよ」と誘惑します。それもまた聖書によって識別できます。本物を見ると偽物が区別できます。僕らが毎日生きて働く神様のことばによって強められ守られますように。
(エペソ 6:14-18)
では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、足には平和の福音の備えをはきなさい。これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。
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