たまにですが、「神様は私が祈ったのに答えてくれない…」と言う文句を聞くことがあります。聖書の中にも次のように書かれています。
(イザヤ58.3)
「なぜ、私たちが断食したのに、あなたはご覧にならなかったのですか。私たちが身を戒めたのに、どうしてそれを認めてくださらないのですか。」
精一杯断食して祈ったのに答えてくれない理由が次の59章に書かれています。その原因は「罪」です。「神様、助けてください!」と口では言いつつ、その実生活は傲慢で、人を殺し、嘘を言い、心は悪意に満ちていることを神様はご存知です。罪は神様との関係を壊し、壁を作り、遠い存在にします。
(1-4節)
見よ。主の手が短くて救えないのではない。その耳が遠くて聞こえないのではない。
むしろ、あなたがたの咎が、あなたがたと、あなたがたの神との仕切りとなり、あなたがたの罪が御顔を隠させ、聞いてくださらないようにしたのだ。実に、あなたがたの手は血で、指は咎で汚れている。あなたがたの唇は偽りを語り、舌は不正を告げる。
義をもって訴える者はなく、真実をもって弁護する者もいない。空しいことに頼り、噓を言い、邪悪をはらみ、不正を産む。
心の中で悪意や悪口や妬みや淫らな思いを持ち続けると育ちます。そしていつか行動に出ます。それは心でまむしの卵を育てているのと同じです。そのことを聖書は「まむしの卵をかえす」と表現し、人をダマすことを「クモの巣を織る」と言います。
(5-6節)
彼らは、まむしの卵をかえし、くもの巣を織る。その卵を食べる者は死に、卵をつぶすと毒蛇が飛び出す。
そのくもの巣は衣にはならず、自分の作ったもので身をおおうこともできない。彼らのわざは不義のわざ、暴虐の行いがその手にある。
罪は神様との関係を壊します。心の中だけであっても、行動に出ていても神様の前では同じです。罪は神様との関係だけでなく、人間関係も壊します。高ぶりや悪意があるかぎり、その人に安心はないし希望も光もありません。
(8-10節)
彼らは平和の道を知らず、その道筋には公正がない。自分の通り道を曲げ、そこを歩む者はだれも平和を知らない。
それゆえ、公正は私たちから遠く離れ、義は私たちに届かない。私たちは光を待ち望んでいたが、見よ、闇。輝きを待ち望んでいたが、歩くのは暗闇の中。
私たちは見えない人のように壁を手さぐりし、目が無いかのように手さぐりする。真昼でも、たそがれ時のようにつまずき、強健な者の中にいる死人のようだ。
罪はなんと、自分との関係も壊します。自分を告発し、攻撃します。「お前は偽善者だ」「お前はダメな罪人だ」と証言し、苦しめ続けます。
(11-12節)
公正を待ち望むが、それはなく、救いを待ち望むが、私たちから遠く離れている。それは、私たちの背きが御前で多くなり、私たちの罪が不利な証言をするからだ。まことに、私たちの背きは私たちとともにあり、私たちは自分の咎をよく知っている。
闇から光へ、不安から平安へ回復するために必要なことは「自分の罪を神様に認める」ことです。あの人が悪い、この人が悪いのではなく「私たちの罪です」「私たちの背きです」「私の高ぶりです」と認めることです。
イザヤは最初は「彼らの罪」とか、「あなた方の罪」と言っていましたが、途中から自分も罪人の一人だと認め「私たちは主に背きました」と告白しています。
(12-13節)
私たちの背きは私たちとともにあり、私たちは自分の咎をよく知っている。
私たちは主に背き、主を否んで、私たちの神に従うことをやめ、虐げと反逆を語り、心に偽りのことばをはらんで告げる。
自分の罪を認める人のところに神様は近づいてくださいます。自分では自分を直せないし、聖くすることはできません。でも、それを認める人は赦されます。悔い改めて神様に戻った人はいつも神様のことばを聞くことができるし、いつも神様の霊がその人のところにいます。
(20-21節)
「しかし、シオンには贖い主として来る。ヤコブの中の、背きから立ち返る者のところに。──主のことば。」
「これは、彼らと結ぶわたしの契約である──主は言われる──。あなたの上にあるわたしの霊、わたしがあなたの口に置いたわたしのことばは、あなたの口からも、あなたの子孫の口からも、子孫の子孫の口からも、今よりとこしえに離れない──主は言われる。」
自分の罪を認めて悔い改める人は、神様が近づいてくださいます。そして、いつも神様が御霊を与え、みことばを与えて新しく変え続けてくださいます。僕らは神様の思いが自分の思いとなっていき、聖書の生き方が自分の生き方になって行きます。そして、それは自分だけでなく、自分の次の世代からも、その次の世代からも離れない宝です。罪は認めましょう。ちゃんと神様に言葉にして祈りましょう。そして「やめます」と言って捨てましょう。神様は近づいてくださり、「とこしえに離れない」と言ってくださいます!
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