2023年1月23日月曜日

詩篇69篇

 やせ我慢は聖書の教えではないです。苦しいのに「大丈夫。」というのはウソです。聖書は「あなたがたの心を神の御前に注ぎ出せ。」と言います。(詩篇62.9)聖書は正直な祈りのお手本ですダビデは敵に囲まれている時に「苦しい、助けて」という気持ちをなるべく具体的に、細かく神様に訴えました。


(1-4節)

神よ私をお救いください。水が喉にまで入って来ました。

私は深い泥沼に沈み足がかりもありません。私は大水の底に陥り奔流が私を押し流しています。

私は叫んで疲れ果て喉は渇き目も衰え果てました。私の神を待ちわびて。

ゆえなく私を憎む者は私の髪の毛よりも多く私を滅ぼそうとする者私の敵偽り者は強いのです私は奪わなかった物さえ返さなければならないのですか。


この祈りを書いたダビデは神様を愛し、熱心に従いました。でも、そうすればするほど人々はバカにします。人々はあざけり、笑い、うわさにします。


(7-12節)

あなたのことで私はそしりを受け恥辱が私の顔をおおっているのです。

私は自分の兄弟からのけ者にされ母の子らにはよそ者となりました

それはあなたの家を思う熱心が私を食い尽くしあなたを嘲る者たちの嘲りが私に降りかかったからです

私が断食しわが身を泣き悲しむとそれが私への嘲りのもととなりました。

私が粗布を自分の衣とすると私は彼らの物笑いの種となりました。

門に座る者たちは私のうわさ話をし私は酔いどれの歌になりました


人に言いふらさず、神様にだけ、なるべく具体的に細かく報告して祈ることは模範です

ここに書かれた苦しみはイエス様ご自身の苦しみを現しています。

イエス様こそが人々からのあざけられ、笑われ、嫌われた方です理由なしに憎まれたことも(4節)、神様を思う熱心ゆえにあざけりを受けたことも(9節)、喉が乾いて死にそうな時に酢を飲まされたことも(21節)全部がイエス様の苦しみの預言です


(20-21節)

嘲りが私の心を打ち砕き私はひどく病んでいます。私が同情を求めてもそれはなく慰める者たちを求めても見つけられません。

彼らは私の食べ物の代わりに毒を与え私が渇いたときには酢を飲ませました。


正しい裁きは神様がちゃんとしてくださいます。裁きは神様の領域です神の怒りと裁きを具体的にお任せする祈りが書かれています。


(22-25節)

彼らの前の食卓は罠となり栄えるときに落とし穴となりますように

彼らの目が暗くなり見えなくなりますように。その腰がいつもよろけますように。

あなたの憤りを彼らの上に注いでください。燃える怒りを彼らに追いつかせてください。

彼らの宿営が荒れ果てその天幕から住む者が絶えますように。(…中略…)

どうか彼らの咎に咎を加え彼らをあなたの義のうちに入れないでください。

彼らがいのちの書から消し去られますように。正しい者と並べて彼らが書き記されることがありませんように。


僕らの苦しみは、なるべく細かく祈って報告し、正しい裁きを神様におまかせすることが正解です神様が正しく裁き、僕らを救ってくださいます。イエス様も苦しまれ、殺されました。が、復活し、全ての栄光をお持ちです。イエス様は僕らの模範です僕らも苦しめられ、殺されることがあるかもしれません。でも、復活と栄光は僕らにも確定しています。

苦しいことがあったら神様に報告し、祈りましょう。そして、その苦しみは僕らがイエス様の苦しみに繋がっているしるしですイエス様には喜ばれている苦しみです


(29-36)

私は苦しんで痛みの中にいます。神よ御救いが私を高く上げますように。

歌をもって私は神の御名をほめたたえ感謝をもって私は神をあがめます。

それは雄牛にまさって主に喜ばれます。角が生えひづめが割れた若い牛にまさって。


苦しみの中でも神様の勝利を賛美することはどんなささげものよりも価値があります。

神さまは貧しく苦しめられている人たちをバカにしません。


(32-33節)

心の貧しい者たちよ見て喜べ。神を求める者たちよあなたがたの心を生かせ。

主は貧しい者に耳を傾け捕らわれたご自分の民を蔑まれない。


苦しいことは全部報告し、全部神様に言いましょう。その先に勝利と栄光があります。神様は無視したりバカにしたりしません。

勝利はあります。死んでも復活します。全ては益とされます。

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