2023年1月23日月曜日

詩篇74篇

 神様を信じた人が神様を裏切り、罪を犯し、その結果として苦しみに会うことがあります。悪魔は罪が大好物です罪があると悪魔は近寄ってきてその人を乗っ取ろうとします。


イスラエル人たちは神様を信じ、愛された人たちです今日の箇所では「あなた(神様)の牧場の羊」(1節)、「昔あなた(神様)が買い取られたゆずりの民」(2節)と言って、神様が大事にしてきた人たちだと書いています。

だのに、彼らは何度も神様を裏切り、罪を犯します。その結果として敵はイスラエルを踏みにじり、神様はバカにされています。もう、神様からも見捨てられたような状況です敵は特に神様を礼拝する場所(聖なる所)を壊すのが大好きです敵は喜んで特に聖所(当時の会堂や神殿)を破壊します。今日の祈りはそのような状況に対する悲しみの祈りです


(1-9節)

1,神よなぜいつまでも拒み御怒りをあなたの牧場の羊に燃やされるのですか。

2,どうか思い起こしてください。昔あなたが買い取られゆずりの民として贖われたあなたの会衆を。あなたの住まいであるシオンの山を。

3,あなたの足を永遠の廃墟に踏み入れてください。敵は聖所であらゆる害を加えています。

4,あなたに敵対する者どもはあなたの聖なる所でほえたけり自分たちのしるしをそこに掲げています。

5,あたかも木の茂みの中で斧を高く振り上げる者のようです

6,今や彼らは手斧と槌で聖所の彫り物をことごとく打ち砕き

7,あなたの聖所に火を放ちあなたの御名の住まいをその地まで汚しました。

8,彼らは心の中で「彼らをことごとく征服しよう」と言い国中の神の聖所をみな焼き払いました。

9,もう私たちのしるしは見られません。もはや預言者もいません。いつまでそうなのかを知っている者も私たちの間にはいません。


どう見ても敵の勝ち、悪魔の勝ちに見える状況です。それでも、作者は「思い起こしてください」(1節)、「心に留めてください」(18, 22節)、「忘れないでください」(19, 23節)、「目を留めてください」(20節)と嘆願しています。そして、神様が悪魔に対して今まで何度も勝利してきたことを思い出してます。聖書は悪魔のことを竜、蛇、レビヤタンなどと表現します。そして、祈りは聞かれ、やがて神様は全ての悪とその背後にいる悪魔を一掃されます。


(10-14節)

10,神よいつまではむかう者はそしるのですか。敵は永久に御名を侮るのですか。

11,なぜあなたは御手を右の御手を引いておられるのですか。その手を懐から出して彼らを滅ぼし尽くしてください。

12,神は昔から私の王この地において救いのみわざを行う方。

13,あなたは御力をもって海を打ち破りその水の上の竜の頭を砕かれました。

14,あなたはレビヤタンの頭を踏みにじり砂漠に住むものたちの餌食とされました。


僕ら自身にも、周りのクリスチャンにも「神様を信じたはずなのになんでこんな不幸なことが…」と思うことがあるかもしれません。まるで悪が勝利しているように見えることがあると思います。それでも神様が全ての支配者であり王であり勝利者であることは変わりません。神様は僕らの祈りを忘れていないし無視していません。僕らは祈れます。そして神様にはその祈りが届いています。


(16-23節)

16,昼はあなたのもの夜もあなたのもの。あなたは月と太陽を備えられました。

17,あなたは地のすべての境を定め夏と冬を造られました。

18,主よどうか心に留めてください。敵がそしり愚かな民が御名を侮っていることを。

19,あなたの山鳩のいのちを獣に引き渡さないでください。あなたの悩む者たちのいのちを永久に忘れないでください。

20,どうか契約に目を留めてください。地の暗い所は暴虐の巣ですから。

21,虐げられる者が辱めを受けて帰されることがなく苦しむ者貧しい者が御名をほめたたえますように。

22,神よ立ち上がりご自分の言い分を立ててください。愚か者が休みなくあなたをそしっていることを心に留めてください

23,忘れないでください。あなたに敵対する者の声をあなたに向かい立つ者どもが絶えずあげる叫びを。


世界は悪が勝利しているかのように見えます。でも、神様は今日も支配者であり王です。この状況を「心にとめてください」「忘れないでください」「目を留めてください」と祈りましょう。神様は聞いてくださいます。神様が世界の王であることは変わりません。神様は僕らの祈りを聞いてくださいます。そして、回復を与えようととしてくださっています。祈りは聞かれます。どんなに悪い状況でも、神様は回復させてくださいます。苦しむ者や貧しい者こそが御名をほめたたえる日がきますように。祈りましょう。

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