聖書は「求めなさい。そうすれば与えられます」言いきります。
（マタイ7.7-8）
求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれであれ、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。
イエス様のうわさを聞いたある盲人はイエス様が近くにいると聞いて、大声で求めました。誰よりも貧しく、無力な彼は誰よりもまっすぐにイエス様に求めます。そして、そんな彼をイエス様は呼んでくださり、癒してくださいます。
46 彼らはエリコに来た。イエスが、弟子たちや多くの群衆といっしょにエリコを出られると、テマイの子のバルテマイという盲人のこじきが、道ばたにすわっていた。
47 ところが、ナザレのイエスだと聞くと、「ダビデの子のイエスさま。私をあわれんでください。」と叫び始めた。
誰が止めようとも、彼は求め続けました。イエス様はその信仰（信頼）を喜んでくださっています。
48 そこで、彼を黙らせようと、大ぜいでたしなめたが、彼はますます、「ダビデの子よ。私をあわれんでください。」と叫び立てた。
周りの人は黙らせようとします。「イエス様は忙しい」「イエス様はお前のような乞食は相手にしない」というのが理由です。イエス様は今まで何度も神の国は貧しいもの、小さな者、神様に頼るしかない人の国だと教えて来ましたが、弟子たちはぜんぜん理解できなかったようです。イエス様は「あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、みなのしもべになりなさい。」（10.43-44）と教えらたばかりです。…ですが、弟子たちも群衆もみんな、乞食に仕えようとはしません。叫ぶ乞食は邪魔な人、うるさい人です。皆で黙らせようとします。イエス様だけがそんな彼を喜び、受け入れておられます。
49 すると、イエスは立ち止まって、「あの人を呼んで来なさい。」と言われた。そこで、彼らはその盲人を呼び、「心配しないでよい。さあ、立ちなさい。あなたをお呼びになっている。」と言った。
50 すると、盲人は上着を脱ぎ捨て、すぐ立ち上がって、イエスのところに来た。
51 そこでイエスは、さらにこう言われた。「わたしに何をしてほしいのか。」すると、盲人は言った。「先生。目が見えるようになることです。」
52 するとイエスは、彼に言われた。「さあ、行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのです。」すると、すぐさま彼は見えるようになり、イエスの行かれる所について行った。
盲人は見えるようになりました。「あなたの信仰（信頼）があなたを救ったのです」とイエス様は言われます。同じく、僕らにもイエス様は信頼を求めておられます。天の評価は僕らの財産でも地位でも能力でもありません。僕らの信仰（信頼）です。誰が何と言おうと、イエス様を求め続ける信仰です。イエス様は子どものように神様を信頼するしか方法がない人を喜び、招いてくださっています。ちなみに盲人の乞食にとって上着は唯一の財産でした。彼はそれを脱ぎ捨てて、イエス様のところに行きました。イエス様の近くに行く時に、この世の財産はかすんで見えます。イエス様はもっと良いものを与えてくださると信じています。
（マルコ10.14-15）
神の国は、このような者たちのものです。まことに、あなたがたに告げます。子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、はいることはできません。
この時、弟子たちは神様の国での自分の地位を求め、弟子たちの間でも「誰が偉いか」という話ばかりしていました。自称「偉い人」は神様に求めません。自称「賢い人」は神様よりも自分の良いアタマで結論を出したがります。富や人の知恵や力に頼る人が神の国に入るのは難しい、とイエス様は言われました。「先の者があとになり、あとの者が先になることが多い」（マルコ10.31）と言われたイエス様は、物乞いの盲人バルテマイを受け入れ癒し、祝福してくださいます。盲人バルテマイは僕らのお手本です。彼のようにまっすぐ求める人こそ、神様の願いです。
（新約聖書 マタイ7.7-8）
求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれであれ、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。
（新約聖書 ピリピ 4:6）
何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。
人知を遥かに超えた圧倒的な知恵と力は神様から来ます。今日も「まっすぐ」求め続けましょう。主は答えてくださいます！
（旧約聖書 詩篇 121:2）
私の助けは、天地を造られた主から来る。
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