2023年2月14日火曜日

箴言13章

 相手を尊敬していると、相手の話を聞きます。相手を軽んじていると聞きません。相手を見下げているか、相手を尊敬しているかは話の聞き方に現れます。聞くことは愛と尊敬の現れです。同じように、神様を愛し尊敬している人は神様の言葉を聞きます。が、見下している人は聞きません。


旧約聖書の時代は神様の言葉や知恵はお父さんから子どもに伝えられるものでした。「あなたの父と母を敬え」という教えは聖書に何度も書かれていますが、これは、子どもが親を通して神様の知恵を得るためです神様の知恵と神様の愛は親を通して伝えられます。が、高ぶる人は聞きません。


1 知恵のある子は父の訓戒に従い、あざける者は叱責を聞かない。


高ぶって神様の話を聞かない人は、神様からの知恵や祝福をドブに捨ててるようなものです結果は不幸しかありません。今日の箇所は聞かない人がどんなに不幸か、そして聞く人がどんなに幸いかが書かれています。聞かない人の周りには争いがあります。


10 高ぶりは、ただ争いを生じ、知恵は勧告を聞く者とともにある。


聞く人には命や誉や富があります。が、聞かない人には貧しさや恥があります。神様のことばや教えは単なる文字ではなく命そのもの、知恵そのもの、力そのものだからです


13 みことばをさげすむ者は身を滅ぼし、命令を敬う者は報いを受ける。

14 知恵のある者のおしえはいのちの泉、これによって、死のわなをのがれることができる。


18 貧乏と恥とは訓戒を無視する者に来る。しかし叱責を大事にする者はほめられる。


20 知恵のある者とともに歩む者は知恵を得る。愚かな者の友となる者は害を受ける。

21 わざわいは罪人を追いかけ、幸いは正しい者に報いる。

22 善良な人は子孫にゆずりの地を残す。罪人の財宝は正しい者のためにたくわえられる。


神様の知恵や教えを聞き、心に入れている人はその人も知恵のあることを話すようになります。神様に耳を向ける人は心も良くなります。耳と心はつながっているし、心と口はつながっています。イエス様は「心に満ちていることを口が話すのです。」とおっしゃいました。(マタイ12.34)そして、神様の教えや知恵を話す人は周りにも祝福を与え、良い結果を受けます。逆に心に神様の知恵がない人の口は争いや滅びを招きます。


2 人はその口の実によって良いものを食べ、裏切り者は暴虐を食べる。

3 自分の口を見張る者は自分のいのちを守り、くちびるを大きく開く者(口を自制できない人)には滅びが来る。(…中略…)

5 正しい者は偽りのことばを憎む。悪者は悪臭を放ちながら恥ずべきふるまいをする。


16 すべて利口な者は知識によって行動し、愚かな者は自分の愚かさを言い広める。

17 悪い使者はわざわいに陥り、忠実な使者は人をいやす。


神様からことばや教え、そして叱責を受け入れることは、神様からの愛と祝福を受け入れることです


そしてまた、受けるだけでなく、叱責を与えることも必要です親は神様から託された子どもたちに必要な時に叱責や懲らしめも与える役目があります。それが神様の愛です。愛することは、ちゃんと向き合って叱ることです


24 むちを控える者はその子を憎む者である。子を愛する者はつとめてこれを懲らしめる。


今日、神様の愛とことばによって注意してくれる人がいるなら感謝しましょう。そして愛の忠告を受け入れましょう。愛してくれる家族や仲間、先生からの忠告は神様の愛です叱責を受け入れることは神様からの愛を謙遜に受けることです


また、子どもや後輩などを預かってる人は愛と祝福のために注意し、時に叱ることも大切です。自分に聞いてみましょう。「今、自分は相手の祝福と愛のために注意しようとしているのか?それとも単に不快なのか?」と。


今日も神様の愛と教育は周りの人を通して与えられます。プライドを捨てて、神様の愛を受けましょう。そして、また神様の愛を与えましょう。僕らの人間関係の中に神様の願いが、愛が、祝福が現されますように。


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