1列王13.1-10
神様からの懲らしめを受けて苦しむ人が回復する方法はただ一つです。それは神様のことばを受け入れ、従うと決めることです。これ以外では本当の回復の方法がありません。なぜなら、神様からの裁きの理由は「神様のことばに逆らうこと」だからです。それなのに、僕らは神様のことば以外の方法で回復しよう、癒されようとがんばります。相手との関係を良くしようとプレゼントを使ったり、食事に誘ったり、共通の趣味や娯楽に誘ってみたり…です。それらは神様の前での癒しや回復にはなりません。
偶像礼拝をするヤロブアムに、神の人は裁きを宣言しました。裁きのしるしとして、偶像礼拝の祭壇は裂け、ヤロブアムの手は萎びて動かなくなります。
"その日、彼は一つのしるしを与えて、次のように言った。「これが主の告げられたしるしである。見よ、祭壇は裂け、その上の灰はこぼれ出る。」
ヤロブアム王は、ベテルの祭壇に向かって叫んでいる神の人のことばを聞いたとき、祭壇から手を伸ばして「彼を捕らえよ」と言った。すると、彼に向けて伸ばしていた手はしなび、戻すことができなくなった。
神の人が主のことばによって与えたしるしのとおり、祭壇は裂け、灰は祭壇からこぼれ出た。"
列王記 第一 13章3~5節
ヤロブアムは慌てて助けを求めます。
"そこで、王はこの神の人に向かって言った。「どうか、あなたの神、主にお願いして、私のために祈ってください。そうすれば、私の手は元に戻るでしょう。」神の人が主に願ったので、王の手は元に戻り、前と同じようになった。"
列王記 第一 13章6節
手が元に戻ったヤロブアムは神様の前で悔い改めるべきでした。ところが、彼は裁きを宣言する神の人を食事でもてなしたい、プレゼントしたい、味方につけたい、嫌われたくない、裁かれたくない、それだけです。彼は食事とプレゼントをしようとします。
"王は神の人に言った。「私と一緒に宮殿に来て、食事をして元気をつけてください。あなたに贈り物をしたいのです。」"
列王記 第一 13章7節
彼は神様のことばを聞いても悔い改めることはなく、心が神様に向くことはありませんでした。ただ飲食接待や贈答品で今後の裁きを回避しようと思っただけです。あらかじめ神様は彼からの接待を拒否するように警告していました。
"すると神の人は王に言った。「たとえ、あなたの宮殿の半分を私に下さっても、私はあなたと一緒に参りません。また、この場所ではパンも食べず、水も飲みません。
というのは、主のことばによって、『パンを食べてはならない。水も飲んではならない。また、もと来た道を通って帰ってはならない』と命じられているからです。」
こうして、彼はベテルに来たときの道は通らず、ほかの道を通って帰った。"
列王記 第一 13章8~10節
懲らしめを受けて苦しむ人が回復する方法はただ一つ、神様のことばを受け入れ、悔い改めて従うことです。それ以外での回復はありません。神様のことばをスキップしたままで関係を回復しようとしても虚しいものです。まずは悔い改め、方向を変えて従う決心からです。
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