僕らは安心を手にするために、いろんな保証を持ちたがります。ある貯蓄もある程度は安心材料になります。ところが、そのようなものが通用しない死とさばきは突然やってきます。
(ルカ12:19-20)
「たましいよ。これから先何年分もいっぱい物がためられた。さあ、安心して、食べて、飲んで、楽しめ。」』しかし神は彼に言われた。『愚か者。おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。そうしたら、おまえが用意した物は、いったいだれのものになるのか。』
そのように、全ての人が裁かれる日は突然やってくると聖書は言います。
(1テサロニケ5.2-3)
主の日が夜中の盗人のように来るということは、あなたがた自身がよく承知しているからです。人々が「平和だ。安全だ」と言っているそのようなときに、突如として滅びが彼らに襲いかかります。
モアブという偶像礼拝の国の人々はアッシリヤという国に滅ぼされました。しかもたった一晩で、です。その時に、彼らは偶像に助けを求めて祈りますが、何の役に立たず、滅ぼされて行きます。
(1-5節)
モアブに対する宣告。ああ、一夜のうちにアル(モアブの大事な町)は荒らされ、モアブは滅びうせた。
ああ、一夜のうちにキル・モアブは荒らされ、滅びうせた。
モアブは宮に、ディボンは高き所に、泣くために上る。(宮も高き所も偶像の礼拝所)
ネボとメデバのことで、モアブは泣きわめく。
頭をみなそり落とし、ひげもみな切り取って。(当時、頭をそり、ヒゲを切るのは自分の尊厳を完全に失った状態です。)
そのちまたでは、荒布を腰にまとい、その屋上や広場では、みな涙を流して泣きわめく。
ヘシュボンとエルアレは叫び、その叫び声がヤハツまで(約11キロ先まで)聞こえる。
それで、モアブの武装した者たちはわめく。
そのたましいはわななく。
守ってくれると思っていた偶像も、頼りになると思った軍事力も、神様のさばきの日には全く役に立ちません。熱心に偶像に拝みに行っていたのは全くムダでした。
(16.12)
モアブが高き所にもうでて身を疲れさせても、祈るためにその聖所にはいって行っても、もうむだだ。
神様が偶像礼拝の国を滅ぼすのですが、同時に神様はそのような彼らが滅んでいくことを悲しんでおられます。
(5節)
わたし(神様)の心はモアブのために叫ぶ。
(16:9)
それゆえ、わたし(神様)はヤゼルのために、シブマのぶどうの木のために、涙を流して泣く。
ヘシュボンとエルアレ。わたしはわたしの涙であなたを潤す。
あなたの夏のくだものと刈り入れとを喜ぶ声がやんでしまったからだ。
(16:11)
わたしのはらわたはモアブのために、わたしの内臓はキル・ヘレスのために立琴のようにわななく。
神様は罪を罰する権威のある唯一の方です。でも同時に、罪人を愛し、その滅びを辛く、苦しみ悲しんでくださる方です。モアブが滅ぶこと泣き叫んでいます。神様は今日も罪人が滅びることを悲しんで、すべての人が救われることを願っておられます。
(2ペテロ3.9)
主は、(…中略…)あなたがたに対して忍耐深くあられるのであって、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。
神様は偶像ではなくわたしに戻れ、と僕らに言っておられます。当時、神様を礼拝するのはシオン(エルサレム)でした。唯一の神様を礼拝しなさい、と言われます。この当時、礼拝のためには子羊を神殿で殺すことで自分たちの献身をあらわし、罪のための身代わりの死をあらわしていました。
(16.1)
子羊を、この国の支配者に送れ。セラから荒野を経てシオンの娘の山に。
今は子羊を礼拝で殺すことはしません。イエス様が最後の犠牲として僕らのために死んでくださったことで、僕らの罪は赦され、僕らは受け入れられるからです。イエス様は、殺される子羊のように、十字架の上で殺され、僕らの罪は赦されました。子羊の犠牲をささげる礼拝は終わりました。今は、全ての人が礼拝に招かれています。どんな罪人もあの十字架の処刑によって赦され、きよめられます。今はイエス様は天のおられますが、天からもう一度地上に来らることが聖書に書かれています。
(16:5)
一つの王座が恵みによって堅く立てられ、さばきをなし、公正を求め、正義をすみやかに行なう者が、ダビデの天幕で、真実をもって、そこにすわる。
神様は僕らにどうしてそこまで頑固なのか、と言われます。十字架で命を捨ててまであなたの罪を赦した、と言ってくださっているのに、どうして、自分の偶像にこだわるのか、と警告しておられます。
イエス様以外に救いはありません。いくら偶像を拝んでも、お金を溜め込んでも、有名になっても、業績を残しても、それらは神様の裁きから守ってくれません。僕らの保証はイエス様以外にありません。
いつもイエス様の赦し、愛、守りに信頼する僕らでありますように。
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