今日の箇所はイエス様とは一体どんな人なのかを教えています。
誰も神様を見た人間はいません。…ですが、神様はいつも「ことば」で現れる方です。イエス様が地上に来られる前に人間に与えられた神様のことばを「旧約」と言います。昔の時代は預言者たちに直接ことばが与えられたり、夢で与えられたり、御使いを通して与えられたりしたものです。それが記録されたのが旧約聖書です。
(1節)
神は、むかし先祖たちに、預言者たちを通して、多くの部分に分け、また、いろいろな方法で語られましたが、
姿が見えない神様が見える人となって地上に来てくださったのがイエス様です。イエス様のことを「御子」と言います。神様の子であり、神様ご自身です。イエス様は「わたしと父(神)とは一つです」とおっしゃっています。(ヨハネ10.31)そして、イエス様こそが完璧な神様の現れでです。イエス様によって語られ教えられる神様のことばを「新約」と言います。イエス様のことばによって世界は導かれています。
(2-3節)
この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。神は、御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました。
御子は神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現われであり、その力あるみことばによって万物を保っておられます。
世界の全ては神様が作られました。が、この御子イエス様によって作られました。「御子によって世界を造られました。」とあります。(2節)このイエス様は神様の「御子」でありつつ、神様ご自身です。イエス様は「神よ」と呼ばれている方です。その支配力と権威は神様と同じで、永遠で、無限で、完璧です。
(8節)
御子については、こう言われます。「神よ。あなたの御座は世々限りなく、あなたの御国の杖こそ、まっすぐな杖です。
(10-12節)
またこう言われます。「主よ。あなたは、初めに地の基を据えられました。天も、あなたの御手のわざです。
これらのものは滅びます。しかし、あなたはいつまでもながらえられます。すべてのものは着物のように古びます。
あなたはこれらを、外套のように巻かれます。これらを、着物のように取り替えられます。しかし、あなたは変わることがなく、あなたの年は尽きることがありません。」
無限で完璧な神様であるイエス様のことばが「新約聖書」です。
世界の状況も僕らの状況もコロコロ変わりますが、イエス様のことばは世界が終わっても決して滅びない永遠のことばです。
イエス様は「その力あるみことばによって万物を保っておられます。」(3節)このイエス様のことばをしっかり聞いて、従っていくことはどんなことよりも永遠に価値のあることです。
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今日の箇所はもう一人、「天使」とか「天の御使い」とはどんな人なのかを教えています。御使いは、人間に奉仕するために神様から遣わさされている霊的な存在です。
(14節)
御使いはみな、仕える霊であって、救いの相続者となる人々に仕えるため遣わされたのではありませんか。
あまり知られていませんが、神様は御使いを遣わしてクリスチャンを守ります。どんな小さな人にも守ってくれる御使いはいるようです。
(詩篇91:11)
まことに主は、あなたのために、御使いたちに命じて、すべての道で、あなたを守るようにされる。
(マタイ18:10)
あなたがたは、この小さい者たちを、ひとりでも見下げたりしないように気をつけなさい。まことに、あなたがたに告げます。彼らの天の御使いたちは、天におられるわたしの父の御顔をいつも見ているからです。
天の御使いはすごい力を持っています。旧約聖書を読むと、国を滅ぼす力を御使いが持っています。神様は御使いを風や炎として用いられます。
(7節)
また御使いについては、「神は、御使いたちを風とし、仕える者たちを炎とされる。」と言われましたが、
御使いは圧倒的な力を持っていますが、イエス様は彼らとは比べられない神様です。天の御使いたちもイエス様を伏し拝むようにと言われています。
(6節)
「神の御使いはみな、彼(イエス様)を拝め。」
聖書は御使いを拝まないように、神であるイエス様を拝むようにと教えています。使徒ヨハネは一度、御使いを拝もうとして、「いけません」と注意されました。
(黙示録19:10)
私(ヨハネ)は彼(御使い)を拝もうとして、その足もとにひれ伏した。すると、彼は私に言った。「いけません。私は、あなたや、イエスのあかしを堅く保っているあなたの兄弟たちと同じしもべです。神を拝みなさい。
僕らには天の御使いとは比べられない神、イエス様がおられます。そして、イエス様が僕らに今日も「ことば」を与えてくださっています。
今日もイエス様の「ことば」が僕らに与えられ、それによって僕らが守られています。僕らの想像以上に聖書を読んだり聞いたりすることは霊的な力と命があります。今日もどんな用事よりもイエス様のことばを慕い求めますように。
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