苦しみがある時、困った時こそ僕らが何を信頼しているか明らかになります。
イスラエルは長く国が分裂して、南王国ユダと北イスラエルに分かれていました。
そして南の王様アハズ、という人は神様から離れた王様です。彼は困ったことがあるといつも偶像に頼ったり、政治的な作戦に頼ったりしました。
(2節)
「エフライム(北イスラエル)にアラム(隣の強い国)がとどまった。(軍事同盟を結んだ)」という報告がダビデの家(南王国ユダ)に告げられた。すると、王の心も民の心も、林の木々が風で揺らぐように動揺した。
隣の国が結託してウチの国を攻めてくる、という報告を聞いてアハズ王は動揺します。
彼はすぐにもっと強い国アッシリヤに助けを求めたことがほかの箇所に書かれています。
でも、神様は預言者イザヤを通して、「恐れてはならない」「静かにしていなさい」「敵が攻めてくることはありえない」と励ましてくださいます。神様は神様から離れ、偶像を求めたり、もっと強い国に助けを求めたりして神様を信頼しない王様にも語りかけてくださいます。
(3-7節)
そこで主はイザヤに仰せられた。
「あなたとあなたの子シェアル・ヤシュブとは出かけて行って、布さらしの野への大路のそばにある上の池の水道の端でアハズに会い、そこで彼に言え。気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。
あなたは、これら二つの木切れの煙る燃えさし、レツィンすなわちアラムとレマルヤの子(北イスラエルの王)との燃える怒りに、心を弱らせてはなりません。
アラムはエフライムすなわちレマルヤの子(北イスラエルの王)とともに、あなたに対して悪事を企ててこう言っています。
『われわれはユダに上って、これを脅かし、これに攻め入り、わがものとし、タベアルの子をそこの王にしよう。』と。
神である主はこう仰せられる。
『そのことは起こらないし、ありえない。
神様は恐れるアハズ王に対して、「恐るな」とおっしゃいます。
聖書は恐れるな、とか、心配してはいけない、という言葉に満ちています。それよりも「静かにしていなさい」と言います。
静かにする、とは、自分の力で走り回る前に、まず神様の前に座りなさい、神様の言葉を聞きなさい、という意味です。
そして神様の言葉は実現する言葉です。
(イザヤ 55:10-11)
雨や雪が天から降ってもとに戻らず、必ず地を潤し、それに物を生えさせ、芽を出させ、種蒔く者には種を与え、食べる者にはパンを与える。そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。
必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる。
この時、神様はアハズ王に敵の脅しは起こらないし、ありえない、とおっしゃいました。(7節)
アハズ王は神様のことばを信頼すべきでした。でも、彼は神様よりも軍事力のあるアッシリヤという超大国を求めたようです。
僕らも自分の作戦や人間の力に頼るか、それとも静まって神様のみことばを聞くかの二択です。
僕らの周りも問題だらけ、動揺することだらけです。でも、神様の前には平安が満ちています。
僕らがまず座って神様のことばを聞きますように。誰に相談するよりも、まず神様に相談しますように。
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