神様を信頼しているかどうかは、恐い時の行動でわかります。
アハズという王様は隣の国が攻めて来る恐怖の中で、まずは巨大な国アッシリヤに助けを求めました。しかも神様にささげられた金銀を持ち出してお金を払って助けを求めます。彼は神様を全然信用せず、お金の力と軍事力を信じていました。
(2列王記 16:7-9)
アハズは使者たちをアッシリヤの王ティグラテ・ピレセルに遣わして言った。「私はあなたのしもべであり、あなたの子です。どうか上って来て、私を攻めているアラムの王とイスラエルの王の手から私を救ってください。」アハズが主の宮と王宮の宝物倉にある銀と金を取り出して、それを贈り物として、アッシリヤの王に送ったので、アッシリヤの王は彼の願いを聞き入れた。
アハズ王は自分の政策がうまくいき、アッシリヤのおかげで助けてもらった、と思います。ところが、アッシリヤはあっさりと裏切りアハブの国(ユダ)に攻撃して来ます。
(7-8節)
それゆえ、見よ、主は、あの強く水かさの多いユーフラテス川の水、アッシリヤの王と、そのすべての栄光を、彼らの上にあふれさせる。
それはすべての運河にあふれ、すべての堤を越え、 ユダに流れ込み、押し流して進み、首にまで達する。
これは神様を無視してお金の力で超大国に助けてもらおうとした結果です。神様がアッシリヤを使って、まるで、ハエやハチが国中に巣を作るように占領しました。また、カミソリで頭もヒゲも剃られて恥をかくようにユダは恥ずかしめられます。当時のユダヤ人には髪の毛とヒゲを剃られることは一番恥ずかしいことでした。
(イザヤ7:18-20)
その日になると、主はエジプトの川々の果てにいるあのはえ、アッシリヤの地にいるあの蜂に合図される。すると、彼らはやって来て、みな、険しい谷、岩の割れ目、すべてのいばらの茂み、すべての牧場に巣くう。その日、主はユーフラテス川の向こうで雇ったかみそり、すなわち、アッシリヤの王を使って、頭と足の毛をそり、ひげまでもそり落とす。
アッシリヤに苦しめられるのは「主が」そうなさると書いてあります。理由は神様を無視し信頼しなかったからです。アハズ王はお金も全て吸い取られ、国も滅ぼされボロボロにされて初めて、相手を間違ったと気がつきます。彼が信頼し求めるべき相手は神様でした。僕らも同じです。お金も人も良いものですが、神様を無視して人やお金に頼るなら、逆に自分がそれに支配されてしまいます。神様を第一にしないでお金に縛られたり、人に縛られることは今でも良くあることです。
神様ヌキの人間の計画は壊されていきます。でも、人間の計画がうまくいかないことの中にこそ、神様がいることが明らかになります。
お金や大国の軍事力で助かる計画は壊されました。でも、それこそが神様が一緒にいてくださる、という証拠でした。
(8節)
(アッシリヤの攻撃が)ユダに流れ込み、押し流して進み、首にまで達する。
インマヌエル。(神様があなたと共にいる)その広げた翼はあなたの国の幅いっぱいに広がる。
(10節)
はかりごとを立てよ。しかし、それは破られる。
申し出をせよ。しかし、それは成らない。
神が、私たちとともにおられるからだ。
僕らが恐れるべきは敵ではありません。恐れるべきは神様だけです。なぜなら、全てのことは神様の支配下にあるからです。
(13-14節)
万軍の主、この方を、聖なる方とし、この方を、あなたがたの恐れ、この方を、あなたがたのおののきとせよ。そうすれば、この方が聖所となられる。
アハズ王はお金の力も大国の軍事力も自分を救わないことを知りました。そのおかげで神様の力を知りました。うまく行かないことは人を謙遜にさせます。苦しみの中でこそ僕らは練られ、神様をますます知って行きます。神様を知るために、神様を無視した計画は壊されます。
僕らが神様を軽んじてうまく行かなかった時、感謝しましょう。それによって僕らはもう一度神様を恐れ神様を第一に求めるようになるからです。
(10節)
はかりごとを立てよ。しかし、それは破られる。(…中略…)神が、私たちとともにおられるからだ。
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