2023年2月21日火曜日

詩篇27篇

 詩篇27篇

僕は人から攻撃され苦しめられることがあります。必ずあります。ダビデはいつも命を狙われる逃亡生活を十年以上続けた人です。いつも悪意や攻撃にさらされている彼の祈りが聖書に書かれています。ひどい仕打ちをされ続けていますが、彼の祈りは神様の守りと勝利をひたすら求めて、また確信している祈りです。詩篇は祈りのお手本です。
1 主は、私の光、私の救い。
だれを私は恐れよう。
主は、私のいのちのとりで。
だれを私はこわがろう。
ダビデは神様の救いを確信していました。
神様の勝利と偉大さ、そして愛を確信している時には恐れが消え去ります。
逆に神様の愛と勝利ではなく敵の大きさに目と心が奪われている時に、僕らは恐れと不安に支配されます。神様の愛と守りを確信するときに、恐れは消え去ります。
(1ヨハネ 4:16-18)
私たちは、私たちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛のうちにいる者は神のうちにおり、神もその人のうちにおられます。
(…中略…)愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。なぜなら恐れには刑罰が伴っているからです。恐れる者の愛は、全きものとなっていないのです。
もしも、敵の攻撃や悪意が大きく見えるとき、自分の中にある罪や高ぶりや不信仰がないか、自分に聞いてみましょう。相手を赦してないこと、相手をののしっていることを認めましょう。それは罪です。相手に対する悪意が自分の側にある限り、そこには平安がありません。イエス様は十字架で血を流して僕らを赦して下さいました。今度は僕らの番です。相手をゆるし、さばくのをやめ、仕返しをやめて、愛し赦す選択をし続けましょう。恐れは消えます。
クリスチャンはキリストのからだの器官です。僕らを攻撃する人はキリストに対して攻撃するのと同じです。勝てるはずがありません。ダビデは神様との親しい交わりにいつもとどまっていました。ダビデの勝利の秘訣はただ、神様と親しく交わっていることです。
2 悪を行なう者が私の肉を食らおうと、私に襲いかかったとき、私の仇、私の敵、彼らはつまずき、倒れた。
3 たとい、私に向かって陣営が張られても、私の心は恐れない。
たとい、戦いが私に向かって起こっても、それにも、私は動じない。
僕らは他人に受け入れられること、愛されることを願います。でも、人間に愛を求めるならしばしば失望します。たとえ、親であっても人間です。自分を守り愛してくれるとは限りません。でも、神様は違います。神様は僕らを見捨てることが絶対にありません。ダビデはひどい暴言や嘘のうわさや罵りに囲まれていました。それでも、ダビデは人間に期待するのではなく、神様にだけ期待しました。
10 私の父、私の母が、私を見捨てるときは、主が私を取り上げてくださる。
11 主よ。
あなたの道を私に教えてください。
私を待ち伏せている者どもがおりますから、私を平らな小道に導いてください。
12 私を、私の仇の意のままに、させないでください。
偽りの証人どもが私に立ち向かい、暴言を吐いているのです。
人生で一番大事なことは、神様との交わりです。
それは、何よりも優先すべきだし、神様との愛の交わりさえあるなら、他のことは正しく判断できるし、自分の心も平安と希望を失うことがありません。ダビデは神様との交わりを「ただ一つの願い」と言います。
4 私は一つのことを主に願った。
私はそれを求めている。
私のいのちの日の限り、主の家に住むことを。
主の麗しさを仰ぎ見、その宮で、思いにふける、そのために。
5 それは、主が、悩みの日に私を隠れ場に隠し、その幕屋のひそかな所に私をかくまい、岩の上に私を上げてくださるからだ。
6 今、私のかしらは、私を取り囲む敵の上に高く上げられる。
私は、その幕屋で、喜びのいけにえをささげ、歌うたい、主に、ほめ歌を歌おう。
神様ご自身が「わたしの顔を慕い求めよ」と言われます。
8 あなたに代わって、私の心は申します。
「わたしの顔を、慕い求めよ。」と。
主よ。
あなたの御顔を私は慕い求めます。
多くの信仰の先輩たちは神様との交わりを第一の優先事項としていました。
祈りだけで多くの孤児院を作り祈りだけそれを運営したジョージミュラーは言います。
「日々のなすべき第一にして最も優先の仕事は、主にあいって自分の魂を幸福な状態にすることです」
OMFの創始者であるハドソンテーラーはいつも主との交わりを第一にしていました。
彼の妻が亡くなった時も彼は葬儀の準備をする前に、まず自室に退き、神様と2人だけの時間を持ちました。最後に棺のふたを閉じる時も、妻の顔を見た後、また自室に戻っていきました。その時間の後に、ようやく彼は戻って妻の埋葬をしました。
中国で伝道したジョン・スタムは共産党員に狙撃されました。彼はその時こう言っています。「私の持ち物はすべて取り去られてもかまいません。ただ、栄光の王と歩きつつ語り合うことの麗しさだけは取り去らないでください」
今日も主を求めましょう。
主のことを考えましょう。人のことより状況よりも、主の偉大さと愛を考えましょう。主の偉大さと愛を見上げつづけ、感謝することを人生の「ただ一つの願い」にしましょう。
問題は状況の良し悪しではありません。僕らが神様の中にとどまっているかどうかです。主を慕い求めましょう。

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