2023年6月8日木曜日

ヨシュア13.1-14

 ヨシュア13.1-14


フラー神学校のロバートクリントン先生調べによると、聖書のリーダーの中で最後まで立派に走り抜いた人は三割以下だそうです。(『最後まで走り抜け』デビット・W・F・ワング著 22ページ。)ノアは完璧な信仰者でしたが、最後には酒に酔って裸で寝ていました。(創世記9.21)ソロモンは知恵と信仰に満ちた偉大な王でしたが、多くの女性たちを愛し、年を取るにつれ心は偶像に移って行きました。(1列王11.4)サウルは神様から召された王でしたが、だんだんと神様から離れ、自分のプライドを優先するようになりました。デマスという人もこの世を愛しパウロを捨てます。(2テモテ4.10)過去の成功とかこの世のもので満足することは神様との関係を失わせるようです。


反対に、最後まで走り抜いた人は将来のゴールを明確に意識している人です。パウロは言います。「私は、すでに得たのでもなく、すでに完全にされているのでもありません。ただ捕らえようとして追求しているのです。(…中略…)私は、自分がすでに捕らえたなどと考えてはいません。ただ一つのこと、すなわち、うしろのものを忘れ、前のものに向かって身を伸ばし、キリスト・イエスにあって神が上に召してくださるという、その賞をいただくために、目標を目指して走っているのです。」(ピリピ3.12-14)

ゴールは神様から頂く栄光であり、イエス様の似姿に完全に変えられ、祝福に入ることです。僕らは今その途中です。同じように、神様がヨシュアにカナンの土地を与えると約束されたことは、そこにある偶像と罪の汚れを一掃し聖なる神様の地とすることでした。そのプロセスにおいて「これでよし」ということはありません。ヨシュアは老人になっても神様から使命を与えられます。


(1-2)

ヨシュアは年を重ねて老人になっていた。主は彼に告げられた。「あなたは年を重ね、老人になった。しかし、占領すべき地は非常にたくさん残っている。 残っている地は次のとおりである。ペリシテ人の全地域、ゲシュル人の全土。



僕らにもまだまだ神様からの使命が沢山与えられています。占領すべき敵、追い出すべき敵は沢山あります。高ぶりや欲、自我、福音を知らずにいる多くの人々。僕らは自分の勝手に自己満足し、課題がないかのように止まってしまうのは大間違いです。主は 「まだ占領すべき地がたくさんある」と言われます。



(6-7)

わたしは彼らをイスラエルの子らの前から追い払う。わたしがあなたに命じたとおり、あなたはその地をイスラエルに相続地としてくじで分けよ。 今、この地を九部族とマナセの半部族に相続地として割り当てよ。」 



それをさせてくださるのは神様です。「わたしは彼らをイスラエル人の前から追い払おう。」(6節)と言ってくださいます。

僕らは武具を捨てるわけにはいきません。神様が戦ってくださり、勝利を与えてくださいます。同時にそれは、神様のことばに聞き従い、行動し、戦うこととセットです。聖書は言います。「神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。」(4.7)


老人になったら言いたい放題でもOK、ということはありません。最後まで罪と戦い、「淫らな行い、汚れ、情欲、悪い欲、そして貪欲を殺してしまいなさい。」と聖書は言います。(コロサイ3.5)武具は神様がくださる真理と正義を身につけ、福音に立ち、神様の言葉に信頼し続けることです。(エペソ6.13-18)主ご自身が先に進まれます。(申命記31.8)勝利は全て神様が与えてくださいます。占領するべきはまだまだ残っています。クリスチャンに引退はありません。戦いは続きます。そして、勝利は確定しています!

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