2024年8月6日火曜日

2サムエル8章

 2サムエル8章


人を殺すことは人間には許されていません。唯一、神様だけが命に関する権威を持っておられます。イエス様は「敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」とおっしゃいます。(マタイ5.44)


ダビデは王となり周辺諸国と戦いその支配力を拡大していきますが、これはダビデの欲望や憎しみによるものではなく、この時代限定の神様の働きであり、神様の約束の実現です。神様はダビデに対して、その王国が強くなり、拡大し、永遠に続くと約束されたばかりでした。(2サムエル7.12-16)ダビデ自身も自分の支配と富が増えていることは神様の約束によることを認識していました。人の欲による殺し合いではなく、やがて神様に逆らう全ての悪が滅ぼされ、神様の言われた通りの完全な国が実現することの表れでした。



(1-8節)

1,その後のことである。ダビデはペリシテ人を討って、これを屈服させた。ダビデはメテグ・ハ・アンマをペリシテ人の手から奪い取った。

2,彼はモアブを討ち、彼らを地面に伏させ、測り縄で彼らを測った。縄二本で測った者を殺し、縄一本で測った者を生かしておいた。モアブはダビデのしもべとなり、貢ぎ物を納める者となった。

3,ツォバの王、レホブの子ハダドエゼルが、ユーフラテス川流域にその勢力を回復しようとして出て行ったとき、ダビデは彼を討った。

4,ダビデは、彼から騎兵千七百、歩兵二万を取った。ダビデは、そのすべての戦車の馬の足の筋を切った。ただし、そのうち戦車百台分の馬は残した。

5,ダマスコのアラムがツォバの王ハダドエゼルを助けに来たが、ダビデはアラムの二万二千人を討った。

6,ダビデはダマスコのアラムに守備隊を置いた。アラムはダビデのしもべとなり、貢ぎ物を納める者となった。主は、ダビデの行く先々で、彼に勝利を与えられた。

7,ダビデは、ハダドエゼルの家来たちが持っていた金の丸い小盾を奪い取り、エルサレムに持ち帰った。

8,またダビデ王は、ハダドエゼルの町ベタフとベロタイから、非常に多くの青銅を奪い取った。



ダビデに対して、自分から進んで宝を携えて来る王たちもいました。ダビデはこれもまた神様の預言の実現だと認識してそれを自分のものとせず、「主のために聖別した。」とあります。(11)富と栄光は神様だけが受け取るものです。



(9-12節)

9,ハマテの王トイは、ダビデがハダドエゼルの全軍勢を打ち破ったことを聞いた。

10,トイは、息子ヨラムをダビデ王のもとに遣わし、安否を尋ね、ダビデがハダドエゼルと戦ってこれを打ち破ったことについて、祝福のことばを述べた。ハダドエゼルがトイにしばしば戦いを挑んでいたからである。ヨラムは銀の器、金の器、青銅の器を携えていた。

11,ダビデ王は、それらもまた、主のために聖別した。彼が征服したすべての国々から取って聖別した銀や金、

12,すなわち、アラム、モアブ、アンモン人、ペリシテ人、アマレクから取った物、およびツォバの王、レホブの子ハダドエゼルからの分捕り物と同様にした。



ダビデが国々を制圧していったことは、将来、神様の国が実現する前兆です。黙示録や詩篇やイザヤはダビデの国の拡大と、キリストの到来によってその国の支配が全世界に及ぶというビジョンを僕らに伝えています。



(黙示録11.5)

「この世の王国は、私たちの主と、そのキリストのものとなった。主は世々限りなく支配される。」



(詩篇 72篇10~11節)

タルシシュと島々の王たちは貢ぎを納めシェバとセバの王たちは贈り物を献げます。

こうしてすべての王が彼にひれ伏しすべての国々が彼に仕えるでしょう。



(イザヤ書 66章20節)

彼らはすべての国々から、あなたがたの同胞をみな主への贈り物として、馬、車、輿、らば、らくだに乗せて、わたしの聖なる山エルサレムに連れて来る──主は言われる──。それはちょうど、イスラエルの子らが穀物のささげ物をきよい器に入れて、主の宮に携えて来るのと同じである。



やがてすべての国はイエス様に平伏してささげものを持って従う日がきます。ダビデの王国はその表れです。


(14節)

彼はエドムに守備隊を、エドム全土に守備隊を置いた。こうして、全エドムはダビデのしもべとなった。主は、ダビデの行く先々で、彼に勝利を与えられた。



神様に逆らう全ての悪は一掃され、神様だけが支配なさる日が来ます。この国に逆らうことはできません。キリストが再臨される日に、逆らう人たちは恐れおののきます。



(黙示録6.15-17)

15,地の王たち、高官たち、千人隊長たち、金持ちたち、力ある者たち、すべての奴隷と自由人が、洞穴と山の岩間に身を隠した。

16,そして、山々や岩に向かって言った。「私たちの上に崩れ落ちて、御座に着いておられる方の御顔と、子羊の御怒りから私たちを隠してくれ。

17,神と子羊の御怒りの、大いなる日が来たからだ。だれがそれに耐えられよう。」



だからイエス様は言われます。「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」(マタイ3.2)今日、イエス様の側につきましょう。この国はすでに始まっています。国と力と栄えとは永遠にこの方のものです。アーメン。


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