詩篇67篇

 詩篇67篇

「求めなさい、そうすれば与えられます。」有名なことばです。（マタイ7.7）だから「神様、私を祝福してください」と求めるのは良いことです。ところで祝福って何？と思います。意外と読み飛ばされる言葉だけど、祝福は、単に霊的なこと？だけではありません。（もちろんそれもそうだけど。）健康もお金も仕事も家庭も結婚も服も家も食事も育児も、人生全部に神様からの良いものが注がれ満たされることです。これが祝福です。僕らはいろんな理由をつけて「どうせ無理っしょ」って思いがちです。「自分はそんなスキルないし、あの黒歴史もあるし」などなど祝福されない理由はいくらでも出てきます。ところが、「いと高き方は、恩知らずの悪人にも、あわれみ深い」（ルカ6.35）「天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださる」とあります。（マタイ5.45）これが「あわれみ」です。完璧すぎる神様が不完全な僕らのところに降りてきてくれて、受け入れ、愛し、喜び、良いものを与えてくださること、これが神様のあわれみと祝福です。

（1）

どうか神が私たちをあわれみ祝福し御顔を私たちの上に照り輝かせてくださいますように。

みなさんの神様はしかめっ面をしてみている神様でしょうか。それとも顔を背け、無視している神様でしょうか。僕らは恐れなく「御顔を私たちの上に照り輝かせてください」と祈ってOKです。この祈りは聞かれます。

「あなたがたのものにならないのは、あなたがたが願わないからです。」と聖書は言います。（ヤコブ4.2）ルターという人は教理問答の中で神様に求めるべき日用の糧を次のように書いています。

（問い） 「日用の糧」とはどういう意味ですか。

（答え）　私たちのからだを養い、 必要を満たしてくれるすべてのもののことです。 例えば、食べ物、飲み物、着る物、靴、家、庭、土地、家畜、 金銭、所有物、献身的な配偶者、献身的な子供たち、献身的な雇い人、献身的で信仰深い施政者、 よい政府、よい天気、平和、 健康、学問、名誉、よい友人、信仰深い隣人、 そしてこれに類する他の全てのもののことです。

「あの罪があるからムリだ」とか「この病気は罰だ」とか思うならその罪をちゃんと認めて謝りましょう。「ごめんなさい」と言いましょう。回復が用意されています。神が不完全な私たちを赦し愛してくださいます。御顔をわたしたちの上に照り輝かせてくださいます。です。回復こそ神様からの祝福です。土地からの収穫も収入も神様からの祝福です。

（6）

大地はその実りを産み出しました。神が私たちの神が私たちを祝福してくださいますように。

この祝福を求める祈りは自分たちだけで終わりません。神様の憐れみと愛は、一つの国だけとか、イスラエルだけとか、クリスチャンだけで独り占めできるようなものじゃなくて、どんな壁や境界も超えて広がるし、神様の願いは全ての人が神様に感謝しほめたたえ、喜び歌うようになることです。

まずは自分の祝福を願うのは、そこから全ての人にその喜びが広がるためです。

（2-5）

2,あなたの道が地の上で御救いがすべての国々の間で知られるために。

3,神よ諸国の民があなたをほめたたえ諸国の民がみなあなたをほめたたえますように。

4,国々の民が喜びまた喜び歌いますように。それはあなたが公平に諸国の民をさばき地の国民を導かれるからです。セラ

5,神よ諸国の民があなたをほめたたえ諸国の民がみなあなたをほめたたえますように。

求めるなら神様は祝福してくださいます。そして、周りの人たちはそれを知るようになります。僕らの祝福は地の果てまで全ての人たちが一緒に祝福され、喜び感謝し賛美するための祝福です。聖書は繰り返します。「神よ諸国の民があなたをほめたたえ諸国の民がみなあなたをほめたたえますように。」（3、５）だからまず、「神様、私を祝福してください」と祈りましょう。神様の恵みは僕らを通して周りに流れていきます。その流れはやがて地の果てまで届き、世界中の人たちがイエス様を賛美し、感謝し、神様を恐れ礼拝する素晴らしい日が来ます。

（7）

神が私たちを祝福してくださり地の果てのすべての者が神を恐れますように。