ルカ9.1-17
保険とはうまくいかなかった時に備えて、別の手段を用意することです。ところが、イエス様に関してはうまく行かないとか、失敗することがありません。だから、他の手段とか保険を用意する必要がありません。イエス様は弟子たちにお金も服も食べ物も予備を持たないで行きなさい、と教えました。神様を第一に求める時に必要はすべて与えられるからです。(マタイ6.33)
"イエスは十二人を呼び集めて、すべての悪霊を制して病気を癒やす力と権威を、彼らにお授けになった。そして、神の国を宣べ伝え、病人を治すために、こう言って彼らを遣わされた。
「旅には何も持って行かないようにしなさい。杖も袋もパンも金もです。また下着も、それぞれ二枚持ってはいけません。"
(ルカの福音書 9章1~3節)
何も持っていないイエス様と弟子たちに大勢の群衆がついてきます。「イエスは彼らを喜んで迎え、神の国のことを話し、また、癒やしを必要とする人たちを治された。」(11)…ですが、弟子たちは心配です。日暮れも近いのに食べ物はなく、帰宅困難な田舎にいるからです。集団で遭難することになったらどうしよう…と思います。
"日が傾き始めたので、十二人はみもとに来て言った。「群衆を解散させてください。そうすれば、彼らは周りの村や里に行き、宿をとり、何か食べることができるでしょう。私たちは、このような寂しいところにいるのですから。」"
(ルカの福音書 9章12節)
イエス様は「何も持って行かないように」おっしゃっていたし、弟子たちには食べ物がありません。ある少年が「大麦のパンを五つと小さい魚を二匹」(ヨハネ6.9)だけ持っていたようです。それでもイエス様には不足がありません。イエス様は今あるものを人々に分け与えるようにとおっしゃいました。
"すると、イエスは彼らに言われた。「あなたがたが、あの人たちに食べる物をあげなさい。」彼らは言った。「私たちには五つのパンと二匹の魚しかありません。私たちが出かけて行って、この民全員のために食べ物を買うのでしょうか。」
というのは、男だけでおよそ五千人もいたからである。しかし、イエスは弟子たちに言われた。「人々を、五十人ぐらいずつ組にして座らせなさい。」
弟子たちはそのとおりにして、全員を座らせた。
そこでイエスは、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げ、それらのゆえに神をほめたたえてそれを裂き、群衆に配るように弟子たちにお与えになった。
人々はみな、食べて満腹した。そして余ったパン切れを集めると、十二かごあった。"
(ルカの福音書 9章13~17節)
イエス様は、僕らの計算や心配を遥かに超えています。しかも、イエス様には不足も失敗もありません。従う時に別の保険は不要です。僕らも心配しないで人々に与えましょう。時間も力もお金も神様のものです。信じて従う時に栄光を体験することができます。大丈夫です。ハレルヤ!