2025年1月3日金曜日

ルカ1.5-17

 ルカ1.5-17


昔も今も、神様との関係が壊れると家庭内の関係が壊れます。イエス様の時代のイスラエルもそのような時代でした。家父長制度が強く、男性だけが多くの権利を持ち、聖書の歪んだ解釈を使って一方的に離婚することもできたようです。「夫に捨てられた女の子どもは、夫のある女の子どもよりも多い」と書かれています。(イザヤ54.1)夫に捨てられた女性は最低の悲惨な生活を強いられたこともわかっています。身近な人との関係が壊れることは神様との関係が壊れることとつながっています。それでも、そんな世界を滅ぼしてしまうのでなく回復させてくださるのが神様の願いです。神様は「父の心を子に、子の心を父に向けさせる」とおっしゃいます。



(マラキ書 4章5~6節)

見よ。わたしは、主の大いなる恐るべき日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。

彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、わたしが来て、この地を聖絶の物として打ち滅ぼすことのないようにするためである。」


 

この預言は家族の回復のみならず、世界の永遠の滅びが回避されるための預言ことばです。人間にとって恐ろしいことは殺されること以上に永遠の裁きに落とされることです。そして神様の裁きの日は必ず来ます。そのために神様は預言者ヨハネを遣わしてくださいました。


高齢になって子どもを産めなくなったはずのザカリヤとエリサベツ夫妻に神様はヨハネを誕生させました。彼の役目は人々を神である主に立ち返らせることです。



(ルカの福音書 1章13節)

御使いは彼に言った。「恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いが聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。


(ルカの福音書 1章15~17節)

その子は主の御前に大いなる者となるからです。彼はぶどう酒や強い酒を決して飲まず、まだ母の胎にいるときから聖霊に満たされ、

イスラエルの子らの多くを、彼らの神である主に立ち返らせます。

彼はエリヤの霊と力で、主に先立って歩みます。父たちの心を子どもたちに向けさせ、不従順な者たちを義人の思いに立ち返らせて、主のために、整えられた民を用意します。」



人々が神に立ち返ると、まずは結婚を大事にするようになります。人間は神様に似せて、男と女が一つとなるように造られているからです。(創世記1.27)逆にいうと、神様から離れていくと妻にも子どもにも心を向けなくなります。神様との愛の関係は夫婦の愛の関係に現れます。


預言者ヨハネは悔い改めるように教えました。それは、「父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。」働きです。ヨハネは成長し大人になってから人々に厳しく警告します。



(ルカの福音書 3章7~9節)

"ヨハネは、彼からバプテスマを受けようとして出て来た群衆に言った。「まむしの子孫たち。だれが、迫り来る怒りを逃れるようにと教えたのか。

それなら、悔い改めにふさわしい実を結びなさい。(…中略…)斧もすでに木の根元に置かれています。だから、良い実を結ばない木はすべて切り倒されて、火に投げ込まれます。」"



神様の願いは、滅ぼすことではなくて生かすことです。ヨハネが厳しく警告するのはその日が来ても慌てることなく、永遠の火に落とされることがないためです。僕らにも関係があります。悔い改めてイエス様を信じた人はそれで完成ではありません。神様との関係が修復し、それは神様と隣人を愛し心を向けることに現れます。そしてやがて僕らは「しみや、しわや、そのようなものの何一つない、聖く傷のないもの」となります。(エペソ5.27)今日も聖霊によって整えられましょう。僕らの心を子どもたちに向けましょう。義人の思いに立ち返らせてくださっています。僕らは主のために、整えられた民です。(17)ハレルヤ!




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