2025年5月27日火曜日

ヘブル11章1-31節 「信仰は保証であり確信です」 メッセージ

 ヘブル11章1-31節 「信仰は保証であり確信です」 


●信仰はふわっとしたものではない


信仰と聞くと、何かふわふわしたような、現れては消えてしまうようなモヤモヤした曖昧な感じがするけど、でも神様は今日僕らに信仰は保証であって確信させるものだとおっしゃっています。


"さて、信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。"

ヘブル人への手紙 11章1節


望んでいることを保証してくれるものです見えないものを確信させるものです

神様がおられることを確信させ、神様に求める人には報いてくださる方であることを保証してくれます。


"信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神がご自分を求める者には報いてくださる方であることを、信じなければならないのです。"

ヘブル人への手紙 11章6節


信仰はそれを保証してくれます。「保証」とは責任を持って約束することです。「絶対に約束守るよ」「これは確かだよ」ってことです。神様が一緒にいてくれること、神様に求める人に必ず答えてくれること、それを保証してくれる確信させてくれるのが信仰です


(リビングバイブル ヘブル11.1)

「信仰とはいったい何でしょう。それは、望んでいることが必ずかなえられるという確信です。また、何が起こるかわからない先にも、その望んでいることが必ず待っていると信じて疑わないことです。」


神様は目に見えないし、神様のことばは聞こえません。なのに、それが確かなものだと保証し確信させてくれるのが信仰です。


※見えないものを体験する身近な例


目に見えないものはたくさんあります。

たとえば臭い。目に見えないけど、確かにあります。

見えない匂いを確信させるために神様は鼻という道具を与えてくれました。

音。目に見えないけど確かにあります。

モスキートーンの例。若い人には聞こえるけど、大人には聞こえません。でも、確かに音はあります。それを聞くことができる道具が耳です。

同じように、神様は見えないものを確信させるために信仰という道具を与えてくださいました。


五感てあります味覚、嗅覚、触覚、視覚、聴覚。それに入らないものを第六感と言ったりします。

なんとなくわかる、という感覚です。霊感という人もいます。神様のことがハッキリわかる感覚を聖書では何というか?それは「信仰」です。霊感でもないし、第六感でもなく信仰です。耳、鼻と同じように、見えないけど確かであるとわかります。


"さて、信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。"

ヘブル人への手紙 11章1節


見えないけど神様います。見えないけど神様に求める人に答えてくれます。

しかも確かです。みんなが聴こえない、という先ほどの音と同じように確かです。


神様は匂いのために鼻をくださいました。音のために耳をくださいました。味のために舌を与えてくれました。そして、神様がおられること、神様のことばが真実であることがわかるために信仰を与えてくれました。見えなくても確信させてくれるのが信仰です。


11章は信仰によって動いた人たちの話です。神様が確かだとわかるから、当たり前のように信仰で動いた人たちの話です。


聞こえるような気がする、というのは曖昧です。見えるような気がする、というのも、匂うような気がするのもいい加減です。でも、信仰は神様のことを確信させてくれます。保証してくれます。

だから信仰はふわふわしたものではなくて、ぼんやりしたものでなく、リアルなものです。望んでいることを保証するもの、確信させるものです。目に見えないものを確信させるものです。"さて、信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。"


質問です―神様以外を信用し頼ろうとして失敗した経験はありますか?


みんな、何かに望みを置き信頼します。ある人は、株に信頼を置きます。この取引を信じます。

ある人は医者を信じます。ある人は薬を信じます。

若い時は人に信頼を置きたいと思うかもしれません。この彼女は私を幸せにしてくれると信じます。この彼氏は私を幸せにしてくれると信じます。


ところが、そっちの方がふわふわしたもので、状況によって変わるものです。

いいと思っていた人が悪かったり、確かだと思っていたものが確かじゃな かったり、儲かると思ったのに損したり、幸せにしてくれると思って一緒になってみたらガッカリさせられたり、よくある話です。


そのような経験が皆さんもあると思います。唯一絶対になくならない保証は神様だけです。

信仰は僕らに保障を与えます。


"さて、信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。"

ヘブル人への手紙 11章1節


この世界は神様以外を信じて傷ついているみたいです。会社を信じて傷つき、結婚を信じて傷つき、株式の取引を信じて傷つきます。神様よりもこの世界を信じることが、どんなに自分たちを傷つけ落胆させるか僕らは経験しています。だのに、それでもやっぱり神様よりもあてにならない力を信じようとさせる誘惑があります。信じるべきは神様とその言葉だけです。


●信仰は神様を体験する入り口


鼻が臭いを確信するように、耳が音を確信するように、信仰は神様のことを確信させてくれます。そして、それは実体があるし、神様の約束が確かです。

だから、信仰で神様のみことばを受け取るときに、神様の愛とか力をリアルに体験することができます。


(3節)

信仰によって、私たちは、この世界が神のことばで造られたことを悟り、その結果、見えるものが、目に見えるものからできたのではないことを悟ります。


神様の言葉は私に影響を与えます。家族に影響与えます。仕事に影響与え、結婚に影響与え、教育に影響与え、環境問題に影響を与えます。影響を与えるというより、神様の言葉によって全てが動いています。僕らは神様の言葉によって存在し、動いています。それを受け取るのが信仰です。


"信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神がご自分を求める者には報いてくださる方であることを、信じなければならないのです。"

ヘブル人への手紙 11章6節


鍵がなければ車が動かないように、信仰がなければ、神様の素晴らしい恵みを体験することができません。信仰は神様の恵みや力を受けるすべての入り口です。

信仰は家の鍵みたいなものです。鍵がないと新築の家に入れません。信仰がないと神様の恵みの世界に入れません。でも、信仰を持ったときに、全ての神様の恵みの約束に入ることができます


"さて、信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。

昔の人たちは、この信仰によって称賛されました。"

ヘブル人への手紙 11章1~2節


●信仰を行動で表す祝福


信仰によって確信を持って行動した実例が11章はズラーっと書いてあります。わかるだけでも27人の実例、無名の人を入れるともっとです。


・アベル


"信仰によって、アベルはカインよりもすぐれたいけにえを神に献げ、そのいけにえによって、彼が正しい人であることが証しされました。神が、彼のささげ物を良いささげ物だと証ししてくださったからです。彼は死にましたが、その信仰によって今もなお語っています。"

ヘブル人への手紙 11章4節


アベルは生まれた家畜の中から最高のものを神様に捧げました。どうしてか?信仰によってです。これらの家畜は見えない神様が与えてくれた、と信仰でわかったからです。

3節からのつながりが大事です。


(3節)信仰によって、私たちは、この世界が神のことばで造られたことを悟り、その結果、見えるものが、目に見えるものからできたのではないことを悟ります。


世界の良いものは全部見えない神様の言葉で作られ、見えない神様から来てるとアベルは悟りました。ただから神様に1良いものを捧げるのが当然だったし彼の喜びでした。神様もそれを喜び、それは良いささげものだとおっしゃいました。


(4節後半)

そのいけにえによって、彼が正しい人であることが証しされました。神が、彼のささげ物を良いささげ物だと証ししてくださったからです。


信仰でアベルは正しいことを確信してました。見えない神様を確信すると、行動が具体的になります。

彼は最高のものを神様にささげ、喜ばれました。「昔の人たちは、この信仰によって称賛されました。」


僕らが何に1番良い時間を捧げているか、それは何を信じて、何を愛しているかを表します。アベルは1番良いもの、一番高級なもの、一番価値のあるものを神様にささげて神様に喜ばれました。


・エノク


"信仰によって、エノクは死を見ることがないように移されました。神が彼を移されたので、いなくなりました。彼が神に喜ばれていたことは、移される前から証しされていたのです。"

ヘブル人への手紙 11章5節


創世記を見ると、エノクは、神と共に歩んだ、と書かれています。神様は見えないけど、神様と一緒にいることを彼は確信していました。神様はそれをすごく喜んでいました。神様がいる、神様は祈りに応えてくれる、このお手本みたいな人だったようです。それがエノクです。

これも続きが大事。6節はエノクの話の続きです。


"信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神がご自分を求める者には報いてくださる方であることを、信じなければならないのです。"

ヘブル人への手紙 11章6節


いつも神様にまず話して、神様と一緒に仕事をしていました。神様と一緒に子育てをし、神様と一緒に妻を愛して、神様と一緒に地を耕していたことがわかります。彼はすごく喜ばれていました。神様に求める時に答えてくださることを毎日体験していました。仕事をする時、種を蒔くとき、いつも神様と一緒です。エノクの人生は神様への信仰が表れていました。信仰は僕らの行動を決めます。何を信頼し、何を優先しているかが行動によって現れます。


車のブレーキを信じているから車に乗ります。「ブレーキは大丈夫」と口で言っても「でも危ないから乗らない」ならその人は実はブレーキを信じていません。同じように神様を信じると言っても、神様を信じた行動をしないなら、実は信じていません。


・アブラハム


"ああ愚かな人よ。あなたは、行いのない信仰が無益なことを知りたいのですか。

私たちの父アブラハムは、その子イサクを祭壇に献げたとき、行いによって義と認められたではありませんか。

あなたが見ているとおり、信仰がその行いとともに働き、信仰は行いによって完成されました。

「アブラハムは神を信じた。それで、それが彼の義と認められた」という聖書のことばが実現し、彼は神の友と呼ばれたのです。"

ヤコブの手紙 2章20~23節


アブラハムは息子をささげました。神様はこの息子から海の砂のような子孫が増えるとおっしゃったんだから、もし死んでも復活すると信じていました。神様がおっしゃったことはそのようになる、と確信させ保証してくれるものが信仰です


・ノア


"信仰によって、ノアはまだ見ていない事柄について神から警告を受けたときに、恐れかしこんで家族の救いのために箱舟を造り、その信仰によって世を罪ありとし、信仰による義を受け継ぐ者となりました。"

ヘブル人への手紙 11章7節


神様がおっしゃった事は絶対にそのようになると確信したから、今は雨が降ってもないけど箱舟を作りました。神様が洪水によってこの世界を滅ぼすとおっしゃったし、家族を救うために箱舟を作りなさい、と神様がおっしゃったからです。信仰は行動に現れます。信仰とは確信です。そして、確信があるから行動します。


信仰がどんな行動を生むのか、11章全体を簡単にいいます。


4節 信仰によって優れたいけにえを神様に捧げます

5節 信仰によって神様に喜ばれ神様のもとに移されます

7節 信仰によって、箱舟を作ります

8節 信仰によってどこに行くか知らないで従って行きます

9節 信仰によって不便な天幕生活をします

11節 信仰によって歳をとっても子供を産みます

17節 信仰によって自分の愛する子供を捧げます

20節、21節 信仰によって子供たちを祝福します


22節 信仰によって自分の遺骨がエジプトではなく、カナンに埋葬されるように語ります

23節 信仰によって王様の命令を恐れず、赤ちゃんモーセを生かしておきます

24節 信仰によって王様の怒りを恐れることなく、神様の民と一緒に苦しむことを選びます


信仰はただのふわっと感情ではありません。信仰は確信であり、確信は行動に出ます。

信仰が与えられると行動が与えられます。

信仰生活は、ただ日曜日に教会に来て座ってるだけではありません。毎時間、毎分、神様の言葉を確信して行動に移すことです。

この信仰がなければ、神様を喜ばせることができません


皆さんにとっても同じです。

イエス様を信じることは、その言葉を表すことです。

神様がこうしなさいと言われたら、それを確信して行動することです。神様と人が共に働き、神様の御業がなされ、神様の歴史が動きます。


神様だけで何でもできます。人を使わなくても大丈夫です。だのに、わざわざ神様は人間を作り、人間を愛し、パートナーとして、同労者として神様の言葉を信仰で受け取って共に働く者として僕らを作ってくださいました。信仰は行動に出ます。信仰によって僕らは神の言葉を体験とします。それによって神様の歴史が動いていきます。


●信仰は神様の言葉を聞くことから


信仰は神様からのプレゼントです。

だからまずはこの信仰は聞くことから始まると聖書は言います。


(ローマ10章17節)

ですから、信仰は聞くことから始まります。聞くことは、キリストについてのことばを通して実現するのです。


リアルな神様の言葉をまず聞きます。そして、それを信仰で受け取ります。まず聞くのが先です。さっきの音のように、本当に音はあります。それを受け取るのが信仰です。


まず聞くこと、読むことです。枕元に聖書を置くだけでは信仰はもらえません。集会に出て感情的に盛り上がって、「あの時はよかった!涙が出た!」それも恵みだけど、それだでは終わりません。

聖書の言葉を聞かなきゃならないのが大前提です。

神様の言葉と神様が与えてくれる信仰が一緒に働いて、リアルな神様体験をしていきます。


信仰は目に見えないものを現実のものとして保障し確信し体験させるものです。信仰がなければ神様に喜ばれません。神様のみことばは実際にそのようになります。だから聞きましょう。そして確信して動きましょう。神様に喜ばれます。歴史は信仰とともに動きます


小さな1歩でもいいから信じて行動しましょう。AかBか迷ったら信仰的な方を選びましょう。信仰は成長します。僕らが描いた将来よりももっと素晴らしいご計画を実現させてくれます。


信仰を求めましょう。信仰を持っている人は神様の恵みやご計画のすべて持ちます。信仰は鍵です。信仰は祝福をもたらします。ハレルヤ!


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