詩篇75篇

 詩篇75篇

人の目に立派だと思われていた人が神様に裁かれ、逆に、誰にも相手にされなかった弱くて貧しい人が高く上げられる日が来ます。イエス様は何度も「自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされる」とおっしゃいます。(ルカ14章11節、ルカ18章14節など)

僕らが思う強さとか正義と神様の評価、神様がおっしゃる正しさ、裁きは全然違うようです。

"高く上げることは東からでもなく西からでもなく荒野からでもない。

まことに神こそさばき主。ある者を低くしある者を高く上げられる。"

詩篇　75篇6～7節

神様が僕らに与えてくださる福音(良い知らせ)とは、神の恐ろしい裁きをイエス・キリストが身代わりに引き受けてくださったことです。「杯」はすべての罪に対する正しい裁きの象徴です。聖書は神の怒り、憤りを「杯」といいます。

"主の御手には杯があり混ぜ合わされた泡立つぶどう酒が満ちている。主がこれを注ぎ出されると実にすべて地の悪者どもはそれを飲みかすまで飲み干す。"

詩篇　75篇8節

本来なら僕らが飲み干さなければならなかったその杯(神の怒り、神の憤り)を、イエス・キリストが代わりに飲み尽くしてくださいました。ゲッセマネで祈られたように、主はその杯の苦しみを知りつつ、十字架へと向かいました。

僕らが誇るのは、ただイエス様の十字架による愛と赦しの恵みですです。だから自分の正しさとか、自分の力を誇るな、と詩篇はいいます。

　"わたしは誇る者には『誇るな』と言い悪者どもには『角を上げるな。

おまえたちの角を高く上げるな。横柄な態度で語るな』と言う。」"

詩篇　75篇4～5節

僕らがただ神様に感謝する理由は、このイエス・キリストの十字架の愛です。僕らが語りたいし伝えたいのはこれです。自分の意見や正しさなど虚しく消えていくものです。

"私たちはあなたに感謝します。神よ私たちは感謝します。あなたの御名は近くにありあなたの奇しいみわざが語り告げられています。"

詩篇　75篇1節

"しかし私はとこしえまでもみわざを告げます。ヤコブの神にほめ歌を歌います。

私は悪者どもの角をことごとく切り捨てます。正しい者の角は高く上げられます。"

詩篇　75篇9～10節

今日も自分の正しい意見は一旦脇に置いてイエス・キリストの十字架の愛を誇りましょう。感謝しましょう。賛美しましょう。喜びの理由、感謝の理由は、イエス様の十字架の赦しとと愛だけです。ハレルヤ！