2025年3月10日月曜日

ルカ11.27-36

 ルカ11.27-36


命が生まれることは神秘的で尊いことです。母親がお腹の中で命をはぐくみ、産み、乳房を吸わせて育てる事はまるで命を子どもに分け与えるかのようです。お母さんはすべてのことを後回しにしてそれを優先します。もちろん痛みも苦しみもあります。それでも全てに優先して命を守り育てます。そしてそのようにする母親は幸いです。こんなに尊いことはありません。イエス様も母マリヤから産まれ育てられました。マリヤは恵まれた、幸いな人です。


…ところが、なんと、驚いたことにイエス様はそれよりももっと幸いな人がいる、とおっしゃいました。「幸いなのは、むしろ神のことばを聞いてそれを守る人たちです。」と。



"イエスがこれらのことを話しておられると、群衆の中から、ある女が声をあげてイエスに言った。「あなたを宿した胎、あなたが吸った乳房は幸いです。」

しかし、イエスは言われた。「幸いなのは、むしろ神のことばを聞いてそれを守る人たちです。」"

ルカの福音書 11章27~28節



神様のことばを求め、聞いて、従うことは、母親が新しい命を守り育てることよりも価値があり幸いだとイエス様は断言されます。人は幸せのためなら他のことを後回しにします。神様の言葉を求めて聞くことはどんなことよりも尊く幸いなことだとイエス様はおっしゃいます。「幸いなのは、むしろ神のことばを聞いてそれを守る人たちです。」



昔、神様がソロモン王に与えた知恵の言葉を聞こうと、遠くから南の女王(シェバの女王)が長旅をしてやってきました。シェバ王国からソロモンの所までは2800キロくらいだと言われます。ラクダで2-3ヶ月かけて砂漠を旅するのはかなり過酷だし危険です。それでも彼女はソロモンの知恵を求めてやってきました。彼女にとってはそれほど大事なことでした。そしてイエス様は、それよりももっと優先すべきことがあるとおっしゃいます。それは僕らがイエス様のことばを求めて聞き従うことです。もし優先しないなら、「罪あり」(31)です。イエス様はソロモンにまさる神様のことばそのものです。



"南の女王が、さばきのときに、この時代の人々とともに立って、この時代の人々を罪ありとします。彼女はソロモンの知恵を聞くために地の果てから来たからです。しかし見なさい。ここにソロモンにまさるものがあります。"

ルカの福音書 11章31節



旧約時代のアッシリアの人々は、めちゃめちゃ攻撃的で、周辺諸国を次々と残酷に殺し略奪する人たちでした。そこの首都がニネベです。残酷で不道徳で欲と罪にまみれた人たちです。が、それでも彼らは「神様の裁きがある」というヨナの説教を聞いたときに、悔い改めて救われました。

同じように、今もイエス様のことばを聞いて悔い改める人は救われます。どんな悪人でも救われます。

このイエスのことばを求め聞き従うことは、どんなことよりも価値があります。もうそうしないなら「罪あり」です。(32)イエス様はヨナの説教にまさる神様のことばそのものです。



"ニネベの人々が、さばきのときに、この時代の人々とともに立って、この時代の人々を罪ありとします。ニネベの人々はヨナの説教で悔い改めたからです。しかし見なさい。ここにヨナにまさるものがあります。"

ルカの福音書 11章32節



イエス様のことばを聞くことを何よりも優先することは幸いなだけではなく、僕らの心を明るくし、暗い部分をなくします。しかもその輝きは周りの人たちも照らします。



"からだの明かりは目です。あなたの目が健やかなら全身も明るくなりますが、目が悪いと、からだも暗くなります。

ですから、自分のうちの光が闇にならないように気をつけなさい。

もし、あなたの全身が明るくて何の暗い部分もないなら、明かりがその輝きであなたを照らすときのように、全身が光に満ちたものとなります。」"

ルカの福音書 11章34~36節



イエス様のことばはいのちであり光です。僕らの心が何よりもみことばを求めるなら、僕らは明るく輝き、周りの人たちにも照らします。「あなたがたの光を人々の前で輝かせ」るようにとイエス様はおっしゃいます。(マタイ5.16)


人生が最高の幸せに満たされる方法は神様のことばをまず第一に求めることです。これは周りの人も幸せにします。今日も幸せになりましょう。そして光を周りの人たちに届けましょう。イエス様のことばを求めることは全てを回復させます。ハレルヤ!

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